第12部PS(フィロソファーズストーン・賢者の石)水溶液
ここはアースティアラという星
地球とよく似てるけど、異なる宇宙の異なる星。そっくりの太陽系が存在する、しかも惑星の名前も同じだが・・・・・・・ちがう宇宙なのだ
地球人とそっくりの人間たちが住んでいるちがう歴史を持つどこかの異なる宇宙の物語。
凶霞市にかかる凶霞橋は夕日が美しいので有名なスポットである。
恋人同士がここでデートすると必ず結婚できるいうジンクスがある。
日曜日にはカップルでにぎわうが平日の今日は橋の上にはだれもいなかった。
若い男女のカップルが歩きはじめた。
エレオノーラと緑だった。
二人並んで歩いている。
さっき・・・数時間前だが・・・緑はエレオノーラを携帯電話で呼び出したのだ。
緑「散歩したいんだけど、ちょいここへ来いよ!」
エレ「ひさしぶりのデートのお誘いね!すぐいくわ!」」
エレオノーラは重役会議中だった。
会長室の東側のエリアに一枚板の巨大な大理石の楕円形のテーブルで30人くらいの目つきの鋭い優秀そうな老若男女が書類や自分のPODを見ながらひとつの隙も無い議論を舌鋒鋭く戦わせている最中だった。
エレオノーラの右隣に座っている会長顧問のビショップ氏は眼鏡を拭きながら自分の意見の反論への反論を考えていた。(ビショップ氏はアレクサンドロス家の執事でもある60歳位の品の良い紳士である)
この30人は世界のトップの頭脳を持ち世界財閥アレクサンドロス・コンツェルンの最高重役たちである。
それを無視してエレオノーラがさっと席を立つと、重役たちは一瞬緊張してエレオノーラの方を見たが、彼女がトイレっぽいのでそのまままた議論を続けた。
エレオノーラは自分のプライベートエリアにはいりロボットのエレオノーラNPCと入れ替わると、そのまま抜け出した。
ビルの最上階の自宅にあがると緑のGPSを確認しもよりの空港を決めると自家用の超音速垂直離着陸ジェット機に乗るために一人乗りの超小型ヘリコプターでリケトニア空港へ。
エウロパにあるリケトニア公国からはるばる東国へ緑とデートするために超音速自家用機で2時間かけてのフライトだ。
アレクサンドロス家専用のプライベートエリアから管制塔の指示を待ち、そこから東国のローカルの凶霞市市民空港へ。
タラップを降りていくエレオノーラを自家用機機長とボディガードたちが乗降口で見送る。
下には空港長が三つ揃えに着替えて作り笑顔でもみ手をしながら用事もないのに待機していたがエレオノーラは彼に笑顔で挨拶すると走ってさっさとすでに待機していた電気リムジンに乗り込んだ。
運転手はナビを見て、さっと凶霞橋のたもとへと車をつけた。エレオノーラは「ごくろうさま」と運転手に声をかけると
緑の姿を探した。
二人は無言で 歩いていたがいきなり緑がエレオノーラに言った。
緑「おまえ 俺を愛してる?」
エレ「愛してるよ。きみは私にとって世界で一番大事な人だよ」エレオノーラはそっぽをむきながらそう答えた。
エレ「でも 私はいつだって自由でいたいから たとえ君でも結婚はしないよ!」
エレオノーラは緑のブルーのジャケットの背後の裾に赤い値札がひらひらしてるのに気が付いたが無視した。(タイムサービス¥1980)
ジーパンはところどころ糸がほつれている。白い無地Tシャツに靴はワゴンサービスの1足980円の学生用紐靴。
エレオノーラはきょうはティファールのミス・ココのオーダメイドスーツを着ていた。細身のパンタロンは濃いあずき色のベルベットで下にはシルクのベージュのブラウス。ティファールのスーツは既製品で数十万~数百万円。
ミス・ココのオーダメイドになると数千万円する。エレオノーラは二度と同じ服を着ないが、きょうの服はお気に入りで緑に気づいてほしかった。
ノーメイクにサーモンピンクの口紅、腰まであるブルネットの髪の一部を三つ編みにして編み込んであとは梳き流している豊かな髪。ダークワインカラーの皮のパンプスもティファール靴部門のオーダーメイド。
凶霞橋のたもとに 二人が差し掛かった時
エレオノーラが緑に言った
「すごい憎悪と殺意を感じるわ。なんだか このすぐ近くよ 緑 威嚇でいいから銃を抜いてて。」
緑「物騒なこというなよ! ここらは閑静な住宅地だぞ?」
でもエレオノーラが言ったことなので 白いTシャツの下に隠していたホルスターから緑は銃を抜いて 背後に隠し構えた
緑は 気をめぐらせて 橋の下の河原に人の気配を感じた。
緑「!!?」
そろそろと 周りに気をめぐらしながら 背後に銃を構えおりていった
15,6の若い男が大勢 釘バットや鉄パイプを持っているやつもいた 10人ぐらいでたった一人の男を取り囲んでいた
今にもとびかかる寸前で
緑は空に向かって銃を発砲した
「こらー! 警察だぞー!」おもいっきり大きな声で叫んだ!
瞬間で 飛び出すと 取り囲まれている少年を体でかばって
銃をジーパンの後部ポケットに差し、身構えると・・・・・
橋の真ん中から飛び降りてきたエレオノーラに全員が気を取られた隙に
一ノ瀬緑は手近な少年のみぞおちに1撃。一人が鉄パイプで打ち込む隙に横の少年に1撃、打ち込んだ少年に1撃、釘バットで緑の脳天をめがけて打ち込んだ少年の攻撃をかわして打ちこんだ少年に1撃、背後から殴りかかった少年に振り向きざま1撃
10人の少年は気絶して大の字になって草原に倒れていた。
緑は倒れている手近な一人の胸倉つかんだが少年はすでに気絶していた。
緑「何があったんだ?」と警官の口調で聞いた。
少年「すいません 話せません!」あぶなかった少年はがっくり膝をつくと
そう言った。
少年「どうせ助からないんだから 助けてくれないほうがよかった・・・」
緑「なんでだよ?」
緑はシャツをたくしあげて銃を白Tシャツの下のホルスターに戻した。
少年「あ、まって・・・・・そうか どうせ助からないんだから 話しますよ」
少年「ぼくは最上階市の南高校の大山昭男と言います。」
大山照男「ここらあたりの高校にはいじめや暴力振るう大きな組織があって僕はその組織のターゲットなんです。」
大山照男「ここらの高校には12,3人その組織のやつらがいて、いつも生贄をさがしてるんですよ。」
エレ「そうなんだ、この子らは全員そうなのね?」
大山照男「はい そうです」
エレオノーラ「緑くん、この子を救ってあげる気になったわ。相手はまだ少年のようだから私のハッキング能力で一気にいくわ」
緑「え? あいかわらず、気まぐれだな。 まあ いいわ。 おまえにまかせる」
エレオノーラは少年の額にやにわに左手の人差し指をあてて1分ほど眼を閉じていた。
そばにいる緑も少年も、自分の身体の芯が熱くなる感じがした。
エレオノーラは眼を開くと少年に優しく言った。
エレ「じゃあ もうその組織はなくなったわ。」
大山照男「え? あるんですよ。ここらの公立私立を問わず 東高、西高、北高も腹黒田高校もあと・・・・・えと駅の向こう側の・・・・」
エレ「その組織はもう存在しないわよ」
大山照男「???だから あるんですってば!」
緑「彼女がそう言ってるんだからきっとそのとうりだよ」
緑「もう、気にせず家に帰りな」
大山照男「?」
エレオノーラが緑を意味ありげに、色っぽくみつめた。
エレ「この子らもこのままだと親が心配するかな、緑くん、全員に活をいれてやって」
緑「ええ?!おまえがやれよ!」
エレオノーラが緑に小さくあっかんべ~をした
エレオノーラは目を閉じて集中すると 倒れてる少年たちに気を入れた。
ぴくっ反応したあと、たおれてた全員が目覚めて、起き上がり始めた。
大山昭男は小さく叫び声をあげると緑の後ろに隠れた。
緑は一瞬身構えて気を読んだが、殺気は全くなかった。
起き上がった少年たち「なんかご迷惑かけたようですね。僕たちはこれでおいとまします」
「どうしたのかな?まるで寝てたみたいな? ああそろそろ家にかえって母の食事の手伝いをしないと」
全員、言葉もていねいになって人が変わったように「失礼しました」
「これで失礼します」と頭を下げると、みんな礼儀正しく挨拶し帰っていった。
大山照男「!?」
エレ「ね、もう組織は存在しないよ。だから安心して帰りな」
大山照男「・・・・とりあえず・・・・家に帰ります。いろいろありがとう」
大山昭男はそういうと家に帰っていった。
緑「エレ。君はどうやって何をしたんだ?」
エレ「私の人間の脳へのハッキング能力とか説明すると、きみは良いいいかたしないからね。これはこのまま言わないことにしとくよ」
エレ「さあて いい男いないようだし、どこかでハイクラスの男を漁りに行くか。じゃあね 緑くん」
といってエレオノーラが立ち去ろうとしたので
緑はポツンと言った「きみが欲しいな・・・・」
エレオノーラはチロっと緑をみると ファッションモデルのような歩き方で彼に近づくと、ふわっと緑の右腕に自分の左腕をカッコよくいれた。
エロいまなざしで上目遣いに緑を見ると 右手で軽く緑にデコピンした。
エレオノーラと緑の横に重厚な電気リムジンがすっと止まった。
開いた扉にエレオノーラに手をひかれるように緑も乗り込んだ。
凶霞市市民空港は名物のガスがでて視界が悪かった。凶霞市市民空港にすら存在するアレクサンドロス家専用プライベートエリアのタラップの下に横付けになった重厚な電気リムジンから、エレオノーラと、その華奢な手で手を組まれた緑が引っ張られるようにタラップから自家用超音速垂直離着陸ジェット機に乗り込む。
自家用機機長とボディガードは空気を読んでエレオノーラに一礼しただけでそのまま発進態勢にはいった。
エレオノーラはちゃっちゃと緑を座席に座らせると、緑と自分のシートベルトを数秒でしめた。
垂直に上昇した機体は適当な高度に達するとそのまま超音速飛行に入った。
自家用機は来た時と同じように数時間でリケトニア公国の上空に達した。
空港からはまた重厚な電気リムジンに緑は引っ張り込まれ、すぐ横のアレクサンドロス・コンツェルン本社ビルの専用地下駐車場から専用エレベータで最上階のエレオノーラの自宅へと手を引っ張られて向かった。
エレオノーラの自宅の彼女の部屋で緑とエレオノーラはようやく抱き合い
エレオノーラが緑の柔道とアスレティックで鍛え上げられた細マッチョの身体にEカップの豊満なおっぱいを押し付け、首筋に濃厚なキスをしてきたとき、エレオノーラの左手のブレスレットについている緊急コールが点滅しているのを緑は横目にみて気が付いた。
緑「おい、お前のドクターコールが点滅してるぞ。」
エレ「気が付いてるわ。」
エレオノーラは緑にキスしながら空いている左手でエアマシンで小さなコマンドをだすと、エレオノーラNPCに切り替えようとしたのを緑が右手で止めた。
緑「緊急ドクターコールなんだろ?ロボットまかせにせずにお前が対応しろよ」
エレ「あれは私のコピー人格を持つ異空間スーパーコンピュータ・メグの端末だからあれで十分よ。」
緑「気持ちの問題だろ? お前、医者として呼ばれてるのに、それをいつもNPCに丸投げしてんのかよ?
おい?冗談だろ!」
エレ「うるさいなあ・・・NPCの性能は私とほぼ同じだわ!」
緑「さっさとコールに出ろよ! お前 医者でもあるんだろ?!」
エレ「・・・・・・!」
エレオノーラのキスを振り払い、怒り出した緑に根負けし
エレオノーラがブレスットのコールに出た。
アレクサンドロス世界財団のメディカルクリニックセンターのチーフドクターの一人からの呼び出しだった。
エレ「何がありましたか?」
ドクター「東国でPS水溶液を飲んだ人間が2名出たようです。現場の医師に指示をおねがいします。」
エレ「わかりました。」
エレ「フィロソファーズストーン(賢者の石)水溶液を飲んだ馬鹿がでたらしいわ。
やれやれ、あんな毒物飲むなんて、とんでもない想像を絶することするバカがいるもんだわ。」
緑「あれって毒物なのかよ?」
エレ「そうよ。医師としての最高度な取り扱い技術を必要とする毒物よ。」
エレ「死者蘇生もできれば人を見かけ若返らせることもできるけど、使い方をミスれば投与された人をとんでもない化け物にしてしまいかねないモロバの剣よ」
緑「フィロソファーズストーンて(賢者の石)てお前が発見ていうか創造したんだろ?」
エレ「理論的に予測したのはあなたのママよ!」
エレ「無料でPS水溶液は希望する医療機関に配布してるけれど、その限りは安全に使えるようにする責任も伴う。アレクサンドロス財団が全費用をだして保管庫もこっちで現場につくってるのよ」
エレオノーラはカウチに座るとエアマシンで小さなコマンドを出した。
(空いた華奢な右手で緑の筋肉質な左腕に持ってた携帯電話をとると、サッとウィキを出してフィロソファーズストーンと入れ緑にもどした。)
空中に四角いコマンドが出て現地の医師の顔が映った。
医師「エレオノーラさん、いま患者二人の映像を送ります。こちらで対応できるかどうかの指示をまずお願いします。」
緑は自分の携帯電話のウィキを見た。
『フィロソファーズストーン(賢者の石)
命名者は創造者のエレオノーラ女史、スーパータキオン粒子の結晶体。形体を保ち続けるのにつねに莫大なエネルギーを要する。どれくらいのエネルギーが必要かはエレオノーラ女史は未発表。死者蘇生、若返りが可能とエレオノーラ女史は語る。つねに水の中に保存され、水のみがスーパータキオンの結晶体の状態に発されるプレスーパータキオン粒子を保存する性質を持つそうで、それはPS水溶液とよばれ医療に使われる。PS水溶液は使用に際し非常に高度な医療技術と医療知識を必要とし操作できるのはエレオノーラ女史のみであるが、賢者の石が存在し保存されているリケトニア公国のアレクサンドロス財団のメディカルセンターにおいて200人の医師団とともにランダムにエレオノーラ女史が選らんだ死者を有償無償で蘇生しており、その医師団は技術を学び世界各地の病院にもどり死者蘇生、若返りが世界各地で可能となりつつある』
エレ「緑、あなたはこれから出る映像を見えないように設定しとこうか?」
緑「見ていいなら、見る。」
エレ「ほんとはいけないけど、まあいいわ。」
医師の顔から切り替わって、そこにはこの世の物とも思えない、人間であったと思えない醜悪な大きな化け物が2体映って病院のベッドの上に横たわっていた。
緑はぎょっとなり、ドン引きして2メートルはあとずさりしたが、エレオノーラは平然としていた。
*
凶霧市と最上階市では奇妙な事件が起きていた。
手の付けられない不良だった息子たちが家に帰ってきて、
「お父さん、お母さん、ただいま帰りました。僕は宿題と明日の授業の予習をします。」言うなり、自分の部屋の掃除をし部屋で勉強し、食事も家族と談笑し、
「あ、僕が食事の片づけをしますよ」と言って食器を洗い片付けて「おやすみなさい、お父さん、お母さん」と床に就いたきり2日間眠り続けて、2日目に気持ちよさげに目覚めた、良い子のまま。
そういう症状の結果、凶霧市内と最上階市内の男子高校生の不良グループはほぼ消滅した。
ただ、3日目になっても目覚めない少年が一人いた。
グループのリーダと言われた目尻和人である。
母親はこわもてで知られる国会議員の目尻花子(42歳)である。180センチ以上の身長に200キロを超える巨漢女である。
東国の首都である東帝都市の一等地の広大な豪邸に住んでいる。選挙区の人々の前ではにこやかで「オシドリ夫婦なんですよ~」などといってるが、選挙民がいなくなると、お手伝いさんしかいなくなると、目尻花子は麺のし棒を出すと、夫で運転手で秘書の目尻三郎を追っかけていた。
花子「このはげーー!!おまえのせいで和人ちゃんが目覚めないんじゃーー。」
麺のし棒で自分より小柄な目尻三郎をボカボカなぐって追っかけている。
本気で殴るので目尻三郎の頭はコブだらけである。
これは この夫婦の毎日の光景である。
花子「かわいそうな和人ちゃん・・・・」
花子「このはげーー!!おまえのせいだーー!!」
麺のし棒でボカボカ殴る!
病院の個室でも人がいなくなると これの繰り返し!!
2日めにほかの少年たちが目覚めたと聞いたが、3日めになっても、和人は目覚めなかった。
いきり立った目尻花子は主治医がくると
「なんでうちの息子は目覚めないんだぁー!!おまえの腕がわるいんだろう!!このやぶ医者め!!」
主治医「息子さんはどこも悪いとこはないんですよ。完全な健康体です。自宅にかえられてもいいんです。多分よほど疲れておられたんでしょう。強引に入院されたのは貴女じゃないですか!!」
花子「なんだとぉ!!・・・・おおそうだ!この病院にも賢者の石の水があったんだよなぁ。あれを私の息子につかえよ!」
主治医「なんの治療も必要ないのに!あれは特殊な薬です。あなたの息子さんには必要ないですよ」
花子「なんだとお!いわせておけば!私も医師の資格はあるんだぞ!免許とっただけで国会議員になったんで、医療経験は0だけど」
花子「私がつかってやる!よこせ!」
主治医「やめてください、ちょっとやめてください、PS水溶液は人類の宝です!あれを使うにはむずかしい高度な医療技術と知識がいるんです!やめてください!」
主治医や看護婦たちが止めるのもきかず、目尻花子は病院の奥の劇薬保存倉庫に乱入しさらに奥にある特別保存庫に収納されていた組織保存液ノーランデュバリ氏液や組織培養液ダムディ液の入った貴重な瓶をなぎはらいPS水溶液を力ずくで持ち出すと、息子の病室に戻りなんと眠っている息子に飲ませ、
花子「この賢者の水って10歳くらい簡単に若返らせる効果があると聞いたわ、よし私も若返るかしら?!」と自分もがぶがぶ飲んでしまった。
・・・・・・・・・
数分後、二人の異形化が始まった。それはとどまるところを知らず、二人はおぞましい化け物になってしまった。
そして眠り続ける和人の病室には目尻花子議員も収容された。
二人は大きなおぞましい化け物の姿になり、病室の2台のベッドに息も絶え絶えの状態で寝かされていた。
エレオノーラは画面を見ながら
エレ「お久しぶりです。ドクター霧雨。」
画面は医師に戻った
霧雨「お久しぶりです。エレオノーラ。あなたの財団のメディカルセンターで1年間勉強させていただいて去年ここへ帰ってきたのですが、せっかくいただいたこの父の病院の貴重なPS水溶液をこのような・・・」
エレ「はい、社交辞令はそこまで。
見たところ、理論的に予想されてた全身の全細胞の疑似癌化ですね。私も実際に見ることになるとは思いませんでした。こちらでもまだ未解明のケースなので2人の患部の数か所をサンプルにしてお送りください。」
霧雨「すでにサンプルは採取済みですのですぐにお送りします。」
エレ「処置法を申し上げます。まず二人の健康な体細胞を幹細胞を作るために必要なのですが、いま全身が全細胞が疑似癌細胞なので、患者のその疑似癌細胞から健康体細胞を作るのはかなり手間いりますが、どうでしょう?」
霧雨「この二人は当病院に健康な幹細胞が冷凍保存されています。」
エレ「そうですか、それはラッキーですね。数段階手順がはぶけます。
あとPS水溶液はまだ残っていますか?」
霧雨「20CCほど残っていますが」
エレ「それで充分です。では手順を説明します。
正常幹細胞を疑似癌細胞より強い生命力を持つ強侵攻状態にする必要があります。量子顕微鏡による操作がこれには必要です。可能ですか?」
霧雨「量子顕微鏡と遺伝子操作キットですね。あります、待機中です」
エレ「OKです。幹細胞内の特定の部位グラナとストロマラメラにPS水溶液を反応させます。」
霧雨「はい、細胞蘇生と同じ手順ですね」
エレ「はい、そうです。健康な幹細胞にこれを行うと強侵攻状態となります。これを体内に、おそらくこのばあいは数十か所必要でしょうが、特に骨髄に戻せば、体の自然な代謝によって疑似癌細胞がどんどん強侵攻状態にある幹細胞で産まれた体細胞によって殺され死滅していきます。それに正常体細胞がおきかわっていきます。で2,3か月か遅くても4か月位で元の身体にもどるでしょう。半年位で完治するかと思います。」
霧雨「ありがとうございます」
エレ「PS水溶液の配給は繰り上げときますね、あと破壊された特別保存庫はこちら財団で1か月以内に修復しますが、残りのPS水溶液は特別保存庫のある病院に保存させてもらってください。ノーランデユバリ氏液やダムディ培養液は必要ならそちらで再購入していただくことになります。よろしいでしょうか?」
霧雨「なにからなにまで、お気遣いありがとうございます、ではすぐに患者に処置いたします。あとの報告はメールでお送りします」
エレ「はい、ではよろしくです」
・・・・・・・・・・・
エレ「ふう」
緑「お前横から見てると結構間抜け顔だな」
エレ「?!なにが?」
緑「あはは なんでもないよ」
エレオノーラは緑の口をふさぐように濃厚なディープキッスをした。
そのあとの、エレオノーラのエッチは濃厚で
ものすごくエロく
二人は濃厚に愛し合いました。
いきなり初っ端からエロく濃厚ディープでイケイケで・・・・終わったら・・・・ハーイ、次の男いってみよーか!のビッチのエレオノーラちゃんと
たった一人のパートナーとムードを楽しんでSEXが神聖なLOVE行為で真摯な愛をはぐくみたい緑くんと・・・・・・・真逆の二人のすれちがい・・・・・・・・・嗚呼
お互いに最愛のパートナーではあるのですが・・・・・・orz
これがのちのち、世界の破滅へと繋がるとは、知る由もない二人です。




