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ようこそ妖怪探偵社へ  作者: ゲイマス&中国五千年
2/9

第2話

2回目の投稿になります。

「さて、まず何から話せばいいかな?」

富山はそう言ってすすむの向かいの席に座った。


(聞きたいことはたくさんあったが最初に聞きたかったことは1つだ。)


「何で僕は生きているんですか。」


「さあー?それについては運がよかったとしかいえんな。」


すすむは、しばらく口をぽかんとあけた後、


「あんだけためといてそれかー!!」


そう叫ぶしかできなかった。


僕はまだ自分が生きていることが信じられなかった。一番の謎だった。しかし、富山は笑っていた。


「一体何がおかしいんですか!」


すすむは富山のその行動に少し腹がたった。だが、富山はそんなすすむの怒る姿を見て、懐かしそうに顔を緩めた。


「能力だけでなく、怒り方までそっくりだ。」


富山は小声でそんなことを呟いた。


「富山さん?」


「悪い悪い、つい懐かしい友人を思い出してね。さて、冗談はさておき、まず君のことだが、君が生きていたのは君の能力が原因だ。」


「え?」


「とはいっても、君は能力というものそのものを知らないんだったね。」

そういうと富山は軽く考えてから、能力について語り始めた。


「能力とはね、もともと人が持っている隠れた力のことだよ。もっと簡単にいえば、普通の人には持ってない力かな。」


「霊感が強いとか、相手の心が読めるみたいなものですか?」


「そうそうそういうものだよ。ただ、それらの能力はまだ完全に覚醒したものではない。ここでいう能力はそれらの上位番だ。そういう奴らは普通に次元の隙間などを見れたり、相手の未来の行動が読めたりする。要するに、漫画やアニメでしかできないようなことをそいつらは行うことができるんだよ。それが、ここでいう能力だ。」


「じゃあ、富山さんも持っているんですか?」


「そりゃー、もちろん。でなければ今頃君を見つけられなかったよ。さて、話を戻すが、この能力だがさっき言ったと思うが、誰もが持っている。ただ、持ってはいても能力が覚醒するかしないは個人差だ。まあ、一生覚醒しない人がほとんどだがね。だが、まれに覚醒者が表れる。無論、君もその1人だ。」


「覚醒する原因は、突き止められたんですか?」


「いや、今のところは覚醒者はランダムだ。だからこそ、君が出会ってしまった黒服の男のような能力を悪用する犯罪者が表れた。」


「それってばれないんですか?」


「ほとんどの能力犯罪者は黒服の男のような犯罪を隠すのに、優れた能力を持っている。だから、能力犯罪者は警察に捕まらない。そのせいで、殺されたやつは行方不明者のリストに入るだけだ。」


富山は悲しそうな顔をしてそう言った。


(もしも黒服の男に殺されていたら、僕は誰にも気づかれずに腐っていっただろう。)


すすむはそう考えると、とてつもなく恐怖を覚えた。


「だが、能力は悪い面だけでなく探し物や、未解決事件から人探しなど幅広く使える。だから、私はこの会社を作った。」



「会社?」

僕が疑問をもった時、富山さんは言った。


「ここ妖怪探偵社だ。」


「もちろん、能力犯罪者を捕まえたりして、君のような巻き込まれた人の救出もだよ。」


「じゃあ、富山さんがあの場所にいたのって…」


「ああ、そうだよ。私は依頼されて来たんだよ。」


その時富山は笑顔でそう言った。


「実際あの時は警察から能力犯罪をする黒服の男の捕獲を依頼され来たんだが、仲間と駆けつけたときには君の胸に短剣が突き刺さる瞬間だったよ。」


富山はまるで子供のように目を輝やかせて語り始めた。


「いやーまさか君があいつと同じ能力を持っていたとはね。最初はあいつの生まれ変わりかと思ったよ。」


「あのー、僕の能力とは一体何なんですか。」


「君の能力かい。それは影を実体に変換させる能力だよ。おそらく動かすこともできるよ。」


「はい?」


「まあ、今の君は能力が発動したばかりでちゃんとは使用できんよ。」


「それじゃー、僕の胸に傷がないのは?」


「ああ、それかい。それは君が能力に覚醒しすぐに影で防いだからだ。ちなみに私の能力はあらゆる生きている動物の傷を治す能力だからね。だから、その時君の能力が発動してなくてもおそらく助けられたと思う。」


「それじゃー、何で男は死んでいるんですか!」


「あー、それかい。君の出した影に攻撃を防がれた男は、私達が駆けつけてきたことに気付いて逃げようとした時に空から飛んできた短剣が胸に刺さって死んだよ。たぶん、裏業界の証拠隠滅だろう。」


「はあー、まあこれで大方がわかったんですけど、死んだ黒服の男はどうなるんですか?」


「普通は誰にも気づかれずに行方不明者の1人として、永久に見つからないよ。でも、今回は男の作った空間は破壊したし、僕達が警察を連れて彼の遺体を見つけている。だから、あのあとすぐに警察が遺体を持っていったよ。」


「そうですか…」


すすむは黒服の男の死に同情を覚えたのだった。


(確かにやつは、人殺しの男かもしれない。けれども、やつにだって帰る場所や、待っている人がいたはずだ。なのに、なんで仕事仲間に問答無用で殺されなきゃならないんだ。)

そう考えれば考えるほど同情を覚えてしまった。


「そういえば、僕は何で見つけられたんですか。」

実際、あの時僕は誰にも気づかれなかった。なのに、富山さんは僕を見つけられた。それが、不思議だった。


「確かに僕1人では君を見つけられなかったよ。でも、あの時は、仲間の1人が相手が生み出した空間を破壊したんだ。。おそらく、今後奴に殺された人達も自然に見つかるだろう。」


「はあー。」


聞けば聞くほど非現実で、空返事しかできなかった。





まだまだ初心者ですのでご指摘ありましたら、教えてください。

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