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生徒会長と奴隷な俺   作者: 神崎 未来
2/4

No2 俺が生徒会副会長にされる

前回の続きです


生徒会室にはすぐついた。ドアを叩くと

「どーぞー」

……わざわざ早く来たのにもう居んのかよ、帰れねぇじゃん俺……。

「こんにちは 逢沢拓人君」

生徒会室には長方形テーブルと椅子が6つあった。

生徒会室はその1番奥に座っていた。

肩くらいまで伸びた綺麗な黒髪 人形のような美しい顔立ち 生気を感じさせる肌色

不覚にも見惚れてしまった……。

「ん〜?どうしたの〜?」

なんかニヤニヤされた。

「一応来たので じゃあこれで失礼します」

なんか悔しかったのでとりあえず帰って寝よう いやこれ悔しいとか関係なかったわ。

「いやいや ちょっと待ってよ」

なんでちょっと楽しそうなんだよ 俺楽しくするようなこと一切言ってないんだけど……

「まぁまぁ座ってよ あとそこのポット使って紅茶2つ用意して」

「俺が用意するんですか?」

「そうだよ!」

なんなのこの人………

とりあえず言われた通り用意して1つを渡すと満足そうにお礼を言われた。

「えと、なんで俺ここに呼ばれたんです?」

さっさと本題に入って終わらせて帰りたい

「君を生徒会副会長に任命します!」

「丁重にお断りします」

こいつ何言ってんの頭おかしいの?

「あ〜今失礼なこと考えたでしょ?」

なんでわかるんだよ怖いわ

「いえ、そんなことないですよ」

「拒否権はないって挨拶で行ったと思うんだけど?」

拒否権はない?何言ってんだこいつ?アホなんですか?アホなんですね?知ってました、知りまくってました〜……いや知りまくってはないかな てか今まで知りませんでした。

「全校集会の挨拶で貴方が何か言ったところで拒否権は無くなりませんよ てか寝てたので知りません」

「あー、妹ちゃんの看病だったっけ? 大変だったね〜」

あ、人権のところはスルーなんですね

「いや、あれ嘘ですよ妹なんていません」

「ブハッ 」

紅茶を吹き出した、俺の顔にちょっとかかった。汚ねぇな……。いやご褒美…なのか?

「あはははは! 君、クズだね!うん!」

なんだろう 喧嘩売ってるんだろうか? というか、何が面白いんだろうか

「それはどうも」

「あと君さっき拒否権は無くならないとか言ってたけど バカなの? 私が無くなると言えば人権だろうがなんだろうが無くなるんだよ?」

ふむ、生徒会長は頭がおかしかったようだ

「なぜ俺を副会長にするんです?」

「面白いから?」

なんで疑問系なんだろうか

「いや、俺はクソも面白くないですよ て事で帰ります」

「そういうところが面白いんだよね〜、あと副会長になるの了承しなかったら君に襲われたって先生方に言いつけちゃうかも」

「………それ教師が俺の言い分を聞いてくれないと退学なんですけども ちょっとどうなんですかねそれ」

てか言い分聞いてもらえても 生徒会長と俺 どっち信じるとか決まっちゃってるし……

100%退学じゃん……。あとそういうとこってどこだよ意味わからん……。

「私としては卑怯な手で副会長させるのは良くないと思うから、快く了承してくれると嬉しいな!」

完璧に卑怯な手を使っておりますが……それも最悪と言える部類の……。

了承するしかない……のか……?

「うん!了承するしかないんだよ!」

だからなんで思考読めんの?怖いんですけど

「……俺で良ければ喜んで………。」

「よろしく拓人!」

なんで名前呼び捨て………

「私のことも菜夏って呼んでいいよ!」

「よろしくお願いします会長さん」

「名前で呼んでくれないと拓人に襲われるかも……」

「よろしくお願いします通理さん」

「菜夏って呼んでもいいよ???」

「………菜夏さん。」

下の名前呼び捨てとか無理だから ほんとマジで……

「仕方ないなぁ それで許してあげるよ」

「…………ありがとうございます」

なんで俺が礼を言わなければならないのだろうか?

「よし! じゃあ詳しい話は今度にするとして

今後の予定はまず役員集めだから 面白い人連れてきてね!」

なんで俺が連れてくることになってるんだろう。

「まぁ今日はとりあえず帰っていいかな」

やっと帰れるのか……

「あ、あとLINE教えてくれるかな?電話番号も」

「いや俺LINEやってないんで」

やる友達いないし…………

「嘘はいけないよ〜」

「嘘じゃないですよ」

「拓人ってさ、友達いないの?」

「…………………」

「んじゃあ今からLINE始めようか! まずアプリインストールしよー!」

「はい………。」




今回の話も最後まで読んでいただいて本当にありがとうございます! 次も読んでいただければとても嬉しいです。

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