「どうせ無理だよ」
「そんな高レベルの大学はお前には無理だ」
「そんな勉強ばっかり急にしたら、絶対パンクするぞ」
「勉強は量より質」
「どうせ無理だよ」
数多くの人々が俺をそう言って止めようとする。
無理だとか、不可能だとかそういう問題では無いのだ。
言葉で俺にブレーキを掛けようとする人々を振り切って俺は夢へ駆け出した。
夢、なんて物は地平線上にも見えていないが、手当たり次第俺は風の如く夢を探して見えてる世界を駆け巡る。
この世界の神は俺だ、誰にも文句を言わせない。
自分から見える狭い世界の神となって、誰からの手出しも受けずに俺は突っ切りたい。