月光(後書きと解説)
この度は『七の夕月』を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
稚拙な文章でしたがここまでお付き合いいただいた事を感謝いたします。
ここから先は後書き兼タネ明かしとなっておりますので、完全な蛇足です。
本来は16話『晦』で完結なのですが、完結になっていない理由は、この後書きの後にもう一つその後のストーリーがあります。
そちらも蛇足にはなりますが自分はそんな蛇足が好きなので書こうと思っています。
大丈夫な方はそこまでお付き合いいただければ幸いです。
ただ今までの書き溜めてあった本編と違い、これから書いていくことになりますのでかなり待たせてしまうことになるかと思います。
時間が空いてしまいますが見かけた時に読んでいただけると嬉しいです。
ここから先はタネ明かしとなりますので大丈夫な方はお付き合い下さい。
『月光』
さてこの七の夕月、最後の話で書きましたが七夕の話になります。
といっても、1年に一度の逢瀬くらいしか類似点はありませんが、新しい七夕のストーリーとなれば嬉しいなと思って書きました。
ただこの話、要所に七夕だと示す部分を潜ませています。
一番わかりやすく、今となればまんまじゃないかと思われる所はタイトルですね。
七夕を潜ませたタイトルということで今の題名になりました。
次にわかりやいといえば最終話の予告でしょうか。
最終話予告の『そんなうちらを再び引き逢わせるのは月の舟?それとも鳥の橋?』というあゆむのセリフです。
本来の七夕伝説では織姫と彦星が逢う時、晴れていれば月の舟が二人を引き合わせますが、雨が降ってしまうと月が雲に隠れてしまうので出航出来なくなってしまいます。
そんな時はどこからともなく鳥の群れがやってきて(カササギだそうです)天の川にかかる橋になるそうです。
この一文を使わさせていただきました。
私の住んでいる所は、七月七日の今日は雨なのでカササギが橋を作っていることでしょう。
この話を知っている方は最後の予告で、これはもしや?なんてなっていただけていれば嬉しいですね。
さて最後はキャラの苗字です。
この話は一部を除きキャラの苗字には星座の名前を使っています。
獅堂要は獅子座、子犬丸草太は子犬座、白鳥衣緒奈は白鳥といった感じです。
この事を密かに示す為に、話に出てくるキャラ名は各々最初だけはフルネームで書いていました。
屋敷貴人はフェイクとしてその時思いついた名前を付けています。
ちなみに屋敷貴人の読み方は『やしきたかひと』と読みます。
伊藤公博先輩は昔の先輩の名前を使用させていただいています。
その他のキャラの苗字も貴人と伊藤先輩以外全て星座の名前を使っており、潜ませたかったのでその他は結構マイナーな星座を使っています。
鳩野静羽は鳩座、鯨井正也は鯨座、加治木政治はカジキ座、名前しか出てきませんでしたが、保険医の矢追先生は矢座です。
そして主人公とヒロインは言わずもがな織姫と彦星で、織姫はこと座のベガなので琴平あゆむ、彦星はわし座のアルタイルなのですがそのまま鷲が苗字に入るとあからさまな気がしたので、鷲を調べたところ大型の鷹を鷲といっているそうなので、大鷹冬馬にしました。
冬馬の苗字もフェイクの一つですね。
さて、ここまで解説してきましたが皆さんはどこでこの話が七夕の話だと気付いたでしょうか?
自分的には最後の話で『ああ、なるほど』と思っていただければ嬉しいのですが。
さてさて最後に、皆さんは夏の大三角というものをご存知でしょうか?
夏の夜空に見える星で一際明るい星を繋げて出来る三角形で、わし座のアルタイル、こと座のベガ、白鳥座のデネブを結んだ三角形になります。
そう、冬馬とあゆむと衣緒奈ですね。
夏の夜空でこの夏の大三角を見た時にこの話を思いだして頂く事が出来たなら、作者として大満足です。
それではここまでお付き合いいただきありがとうございました。
皆さん良い七夕を!




