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英傑の黄昏【Dawn of the blue war】  作者: 屋代湊
人物紹介・閑話
1/50

デマルケス・フィリッポの面談 ★アイリス・ライゼンバッハ①

※第0章読後に読むことをお勧めいたします。

帝国歴82年9月。


私は私の偉大なる人生の一歩を踏み出した。




「本日付けで配属となりました、レガロ帝国第一大学法政学部卒業、デマルケス・フィリッポです。ご指導、ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げますっ!」




頭を下げ、私は完全に決まったとほくそ笑んだ。


人の信頼を得るなんてことは、私には容易い。この帝国最高の学歴と、それを鼻にかけない元気な挨拶。その落差が信用と親しみやすさ、そして尊敬を生む。


世間は完璧な人間など存在しないと思いたいものだ。


無論、私も完璧ではない。現に今朝、右足と左足の靴下が揃わず、苛立ちのままに洗濯物の山を蹴り飛ばしたら転んで後頭部を強打した。そして私は笑った。




「神にはこの程度の泥しか私の顔につけられないのだ」




とにかくだ。


この人間は賢いのだ、と思ったとき、相手の頭には、「それならばこれはできまい」とする欠点の予測がある。社交性が低いのではないか、行動力がないのではないか、柔軟性が、、、等々だ。それらのうち、1個を潰してやればいいのだ。それで相手は、この人は完璧だ、と思う。




賢いのに活発。


そのイメージを完全に植え付けることに成功した私は、ゆっくりと頭を上げる。





「、、、、、、、、、、、、え?」





レガロ帝国陸軍総務部広報戦略室。


それはごく限られたエリートのみが配属される部署であり、軍学校を出る必要がなく、また戦時でも戦闘要員とされない、制服組の頂点の1つ。


軍内部にありながら、ほとんど一般企業に近しい職務内容であり、適合者の対外的広報活動を支援するのが主な機能である。





「、、、、、、あぁ、元気だねぇ。今日からよろしくね、、、お茶おいしいよ、、、、、お茶、、、君も飲む?」





その広報戦略室には、ただ1人、もうすぐ退官ではないかと思われる老人だけが啄むように紅茶を啜っていた。




=====================================




「それで、みなさんはどこに?」




「ああ、みんな仕事に出ているね。それか、、、うん、、、連勤が続いてどこかで寝ているか、、、その辺の机の下に倒れてなければ、うん、、、みんな外だね」




老人、ムヒロン室長と差し向って紅茶を啜る。


私の偉大なる人生の一歩は、生憎、雲を踏むようにすかされてしまった。


だが、だ。


とりあえず机の下を見て回って誰もいないことを確認し、意気を取り戻す。




仕事場がもぬけの殻になるほどの激務。


それを爽やかかつ完璧こなしてこそ、私のエリート街道は花道となるのだ。


これは喜んで受け入れるべきこと。




「ああ、早速で悪いんだがね、、、うん、、、先日あらたな部隊が発足してね、うん、、、それを君に担当して欲しいんだが」




「ええ、もちろんです。さっそく本日は資料の読み込みを行います」




新設部隊の担当とは、これはまさに期待の表れではなかろうか。

私は誇らしげに、指示を待つことなく率先して仕事に取り組もうとした。

だが、室長はきょとんとして顔を傾げながら、



「読み込み?資料は端末に送信しておいたから、、、うん、、、確か、、、1人目の面談が10分後だね、、、うん、、、」




「、、、、、、はい?」




私は何か聞き間違いをしたのかと、ムヒロン室長の垂れ下がった瞼で隠れた瞳を見る。




「聞こえなかったかね、、、うん、、、10分後に面談だよ」




「いや、、、それはさすがに、、、」




「あれ?おかしいな、、、うん、、、人事部からは優秀な者が来ると聞いていたが、、、うん、、、10分で資料に目を通し、的確な今後の広報方針を決め、提案する、、、何も難しいことではないが、、、そうか、、、何か手違い____」




「いえ!!!もちろん可能でございます!!!」




危ない。


始まったばかりの私のエリート街道がもうすでに通行止めになるところだった。

Uターンする間もなく、激突して木っ端みじんになるところだった。

それにしても、なんて無茶なんだ。

仕事内容はおおよそ聞いていた。

私たちの仕事は、主に適合者と適合者のイメージを活用したい企業のマッチング、案件の創出が主だ。そして、そのための面談。ときには適合者を用いたイメージ戦略でブランディングを企業側に提案する。

その最初が適合者との面談だ。

それをあと10分で、だと?

あまりにも、あまりにもではないか?



ただ、そんなことは言っていられない。

私はこの帝国最高の秀才にして、神だ。

神なのだ。


有り余る矜持で冷静さを取り戻し、急いで資料を確認する。




「ええと、この後の面談は、、、、、、ア、、、アイリス・ライゼンバッハ!?」




衝撃の名前に、目が霞んだような気がして、手でごしごしと擦る。


なぜ、広報戦略室がエリート揃いなのか。


その理由の一端は、この軍事機密満載の資料にある。




※レガロ帝国陸軍 極書情報




【生年月日】 帝国歴65年12月9日


【年齢】 16


【性別】 女


身溜(みどまり)】 右手


【身長】 395mp


【体重】 113lds


【出身】 レガロ帝国


【ルーツ】 ユイザール


【階級】 特務曹長


【所属】皇帝直隷第二十一班


【単独任務遂行能力】 F


【純粋殲滅能力】 3


【標準環境踏破数値】 1,423




添付の写真には、薄い金の髪と、薄茶色の瞳の華麗な少女が映っている。


これが、かの「天才」か、と思うと同時に頭を振る。


なぜか震え始めた手を抑え、




「臆するな、私も天才だぞ、こんなやつ、なんてことはない」




特に単独任務遂行能力は帝国最高クラスのF。


隠密での行動が得意ということか。


それに何より、この身長だ、、、。


私の唯一と言ってもいい欠点は女性が苦手だということだ。


特に綺麗な女性を前にすると、何を話していいか分からず、必要のない攻撃性を露呈してしまう。


きっと、二人の姉の影響と、学生時代に勉学にしか取り組んでこなかったことが原因だ。


いやいや、そんなこと些末なを考えている暇はない。


なにせ、時計は見れば、あと8分。




※レガロ帝国陸軍総務部財務経理裡局 指定会社徴金係資料より




★帝国歴76年5月よりローバービーク社(宝石関連会社)と任務付帯契約。


 資産価値重要度「Ⅳ」


 以下、契約内容詳細、、、、





「な、、、!!11歳でスポンサー契約?」




待て待て待て、それになんだこの契約内容は、、、。


彼女が1度任務に派遣される度、その辺の矮小な貴族の家が建つほどの金額が帝国へ入るっていうのか、、、?




※レガロ帝国第二大学付属ウーシア蘊奥(うんのう)室付属合同病理研究所


 軍費悉皆定期検査より




【適合型】トリステン・ミラーハイム型浸潤


【進行度】ナイン


【ボルラ波長値】12.7


【促成度】低


【伸展性解消反応】抑制的




落ち着け、私。


あと5分しかないんだぞ。


とりあえずローバービーク社からの直近の連絡内容を見なければならない。


ざっと直近のアイリス・ライゼンバッハに関するメールを確認する。


なるほど、要旨はこうだ。


「直近目立った活躍がない、そのため、任務付帯契約と別にコマーシャル等の個別案件の契約を進めたい」




つまりは仕事のオファーということらしいが、目立った進展はない。


ここが今回の面談の要諦だ。


なんだ、できるじゃないか私。


さすが神。




「それでは面談に行ってまいります!室長!!!」




「うん、、、ほどほどにね、、、ほどほどでいいから、、、うん」




そんな室長の声を、私は聞くや否や仕事場を離れた。




=====================================





「こんのクソガキがぁあああああああああああああああああああああああああああ!」




面談開始予定時刻からすでに30分。


私は面談室で絶叫していた。


予定時間を5分すぎても現れない「天才」に、私はまず音声通信を入れた。




『アイリス・ライゼンバッハ特務曹長。こちら総務部広報戦略室のデマルケス・フィリッポと申します。本日9時より面談の予定でございます。つきましては、、、』




というところまで言うと、通信を受け取る音が鳴り、




『あなた誰?新人?面倒くさいからパスで』




おいおい。


耳を疑ってしまったよ私は。


16歳といえば16歳らしいが、ここは軍だぞ。


最低限の社会的マナーというものは叩き込まれてるはずだ。


私は再度、音声通信を入れる。




『ご挨拶が遅れ申し訳ございません。本日付けで、、、』




『え、話聞いてました?』




あれ。おかしいな。


通信状況が悪いのかな、、、。




『あの、、、』




『なんかしつこくない?普通に嫌なんだけど』




『本日9時より、、、』




『パスパス、断然パス』




『あの、、、そう言われましても、、、』




『頭が悪いんですか?臨機応変にお願いします、では』




通信終了の無慈悲な音が面談室の物寂しい空間に響く。


私が、この私の、絶対神たる私の頭が悪いだって、、、!?




「こんのクソガキがぁあああああああああああああああああああああああああああ!」




それで今に至る。


私は再度怒りで震える拳を机に叩きつけながら通信を入れる。




「てめぇこの野郎!!、さっさと来いって言ってんだよクソガキがっ!!」




「すぐキレる男ってないわ。特に年上に関しては」




「どう思われようが知ったこっちゃねぇんだよ!こっちは後が詰まってんだ!」




「キレる人って、結局自分の都合を相手に押し付けたい人よね、あるある」




「いいからさっさと来いよてめぇ!天才だがなんだが知らねぇが、ふんぞりかえってんじゃねぇぞ、武器ばっかアホみたいに振り回してるお前と違って、こっちも帝国一の大学を出てる天才だこのやろ_____」




唾が飛ぶのも構わず、そんなことを叫んだとき、ゆっくりと部屋の扉が開いて、ムヒロン室長が紅茶片手に入ってきた。




「これはこれは、、、うん、、、元気なのはいいですがね、、、うん、、、ライゼンバッハ様、お久しぶりでございますね、うん、、、聞こえますかな?」




「あぁ、ムヒロンじぃ、まだ退官してなかったんだ」




「まだまだこれからですよ、うん、、、それで、本日の面談ですが、どうでしょう、、、面談室なんて味気ないところではなく、ほら、、、ライゼンバッハ様のようなお綺麗な方をお招きするのですから、そうですね、、、フルーツシュガーでも奢らせていただけませんかね?」




「、、、、、、分かってるじゃない、、、じゃぁ10分後」




そう言い残して通信が切れた。


私は、ほとんど魂が抜けたように室長のことを眺めていたのだろう。




「うん、、、ここに行ってください、、、10分だと、うん、ぎりぎりですね」




位置情報が端末に送られてくる。


そのフルーツシュガー店は、帝国陸軍総務部がある帝都の最北、真善海に面した浜辺の通りにあるらしかった。




「、、、これ、間に合いますか?」




「うん、、、うまく乗合車を捕まえられれば、間に合うかもしれませんね、、、うん」





=====================================



「そっちから呼び出しておいて、遅刻するなんて、いい仕事してるね」



「はぁ、、、はぁ、、、うぇっ、、、、、はぁぁ、、、、、うぇぇえええええええ」




私は人目も憚らず、美しい真善海に向かって吐いた。


結局、乗合車は捕まらず走って店まで来、アイリス・ライゼンバッハの姿を入り口前で認めた瞬間、全速で方向転換をし、岸壁から遥か真下の海を覗いた。




「えぇぇぇ、人の顔を見た瞬間逃げたと思ったら、なにこれ?」




なぜかアイリス・ライゼンバッハは私の背中を撫でてくれていた。




「はぁ、、、はぁ、、、申し訳ございません、、、はぁ、、、いや、違う、元はと言えば___」




「まぁまぁ、さっさとお店に入りましょう。待ち切れない」




岸壁から体を起こし、口元を拭きながら振り返ると、やけににこにこと破顔したアイリスが、私の背広を掴んで道の反対の店へと引っ張っていく。





====================================



アイリス・ライゼンバッハ。


長身の体に長い髪、そして美しい相貌。


その誰もが羨む天の恵みだけで飽き足らず、史上初めて五感、つまりは視界の転移を可能とした傑物。



その帝国の宝を目の前にして、私は口を開く。




「それでですね、、、」




「あと、えっと、、、オランヴェルーナのケーキと、ショコラオットもお替りで」




彼女は、吐いたばかりの私には到底受け入れがたいほどの砂糖を摂取して、幸せそうな顔している。




「あの、、、」




「あ、コーヒーももう一杯。砂糖はトリプルで」




まるで私の存在などそこにいないかのように、1人のティータイムを楽しんでいる。


ただ、もう私には怒鳴る気力も残されていない。


吐くほど走ったこともあるが、それとは別。


それは彼女がコーヒーを口に運ぶときに見えてしまったからだ。


薄地の、肌が透けて見えるカーディガン、それが少し下がると、彼女の腕は擦過の傷が無数にあった。


差し出された水をちびちびと飲みながら、彼女が満足するのを待った。


三十分ほど経ち、彼女がケーキだのなんだのを数回はお替りしたときだった。




「で、なんだっけ?」




ようやく彼女の視界に私が映りこんだようだった。




「あの、、、CMに出て欲しいと、、、ローバービーク社より依頼が来ております。また今後の活動についてですが、任務遂行機会が減ることが見込まれると思われますので、やはりコマーシャルへの出演を増やしたほうが良いかと、、、」




私はなけなしの体力でそれだけを伝えた。


きっと、嫌だの、面倒くさいだの言ってくるのだろう。


そうしたら、果たして自分にどうにかできる余力や手練手管はあるのだろうか。


いや、もういい、、、あきらめて帰ろう、、、。


私のエリート街道はきっと、初めから用意されていなかったのだ。


当たり前だ。


私はまだ何事も、ここでは成していない人間なのだから。心構えが間違っていたのだ。


目の前の彼女は、自分の命を懸けて、この国の人間を守り抜いている。


本当は、こんなにも愛らしい、少女の顔でケーキを頬張るような人なのに。


彼女が血に塗れる間、私は安全なところで漫然と文字と格闘していただけだ。


彼女の対応は、決して横柄でもなんでもないのだ。


その立場の違いを、私は、何も分かっていなかった。


走って疲れたのか、身体の力や緊張が抜けて、どこか頭もすっきりとしていた。




「うん、いいよ。なんだそんなことか」




「、、、え?」




「だから良いって、日程調整お願いね」




「は、、、はぁ、、、」




「走らせて悪かったね、じゃまた」




まるで何でもない朝の挨拶でも済ましたかのように立ち去ろうとするアイリス。


足腰がまだ震えている私は、立つこともできず見送ろうとしたときだった。




「あ、、、あの、、、」




1人の少女が、ゆっくりと、しかし確かに進路はこちらに向かって歩いてきていた。


両の手をもじもじとしながら、顔もほとんど泣きそうになりながら伏せている。


その姿を見て、アイリスは片膝をつく。




「どうしたの?」




「アイリス・ライゼンバッハ、、、さん、、、ですよね」




「うん。そうだよ」




「いつも応援してます。あの、、、サイン、、、ください」




「もちろん。ここのフルーツシュガーは食べた?」




少女は先ほどまでの様子とは打って変わって、それこそ砂糖のように甘い笑顔を見せながら、




「うん!!とっても美味しかった!!」




「そっか!私もここのフルーツシュガーが大好物なの。だからきっと、また会えるね」




「うん、絶対。約束だよ」




「約束」




「ねぇ、アイリスさん、どうしたらアイリスさんみたいにすっごい天才になれるの?」




そこで彼女の両親が、頭を下げながら割って入ってきた。


これ以上、娘が迷惑をかけないように。


ただ、彼女は、




「あなたもすぐに天才になれるよ。だって、それは一番大事な人を笑顔にできる人のことだから」




アイリス・ライゼンバッハはそう言って、女の子の両親に目配せをした。そして渡されたノートにサインを書いて渡す。


それから、少女の頭をぐりぐりと撫でた。


私もなんとか立ち上がり、店の外に出たアイリスの背中に追いつく。


彼女は振り返りもせずに、しかしまるで私の顔が見えているかのように、




「いい表情になったじゃん」




「え?」




「いやぁ、今日は意地悪してごめんね、どんな奴か知りたくてさ。まさか汗垂れ流しながら、いきなり吐くとは思わなかったけど」




「それは失礼いたしました、、、」




「いや、悪いのはこっちだから」




そこでアイリス・ライゼンバッハは振り向く。


海風が、彼女の髪を優しく撫でて通り過ぎる。


ほとんど見蕩れてしまうような、絵画のような風景。





「あなた、天才なんだって?」




私は確かに電話口でそのようなことを売り言葉に買い言葉で言ってしまったような気がする。


顔が熱くなるような気がして、




「それはぜひ、忘れていただきたい、、、」




「ははっ、、、別にいいじゃん、天才で。でもさ、、、誰の役にも立てない天才が居たとして、それはそれでも価値があることなのかな?」




その問いは、明らかに自問を含んでいた。


どこか、寂しげな雰囲気を纏って。




「いえ、才能は人のためになって初めて、才能と呼べると思います。アイリスさんのお考えの通り。勉強になりました」




「勉強か、やっぱり頭固いね。うん、、、そう、、、だから私は人に天才って呼ばれても否定しない。そうありたいと願うから」




「私もそうします」




「是非。あの女の子を笑顔にできるのは、きっとあなたたちのような立場の人だからね」




そう彼女は言って、拳を突き出してきた。


やはりその腕には訓練の跡なのか、それとも戦闘の記憶なのか、傷が痛々しい。


きっとコマーシャルには映らない、彼女の本当の魅力。




私も拳を突き出し、わずかにその手に触れる。




「じゃ、次も奢り、期待している」




「新人にそんな権力もお金もないですよ」




遠く海のさざめきが聞こえる。


この人の背中を守る仕事なら、そう悪くないかもしれない。


なんだか誇らしく思って、さっきは嘔吐していてよく見れなかった海でも見ようかと思ったときだった。




「___初顔合わせで遅刻なんて、いい度胸ね。会えるのを楽しみにしています」




小型通信機器から海風よりも冷たく、凪いだ声が響く。


ユト・クーニア上級大尉。


やっぱりこの仕事はやめた方がいいかもしれないと、見えない海の先を見るように、これからの果てしない仕事人生を憂いた。

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