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5年後の少女

作者: 1Q七一(いちきゅうなないち)

 


 バブル崩壊のズンドコの頃。


 ある地方都市(いなか)に5歳の女の子ミヨと男の子トシが住んでいました。


 ミヨとトシが住んでいた地域はしっかり過疎化が進んでいて小学校も中学校も彼らの通う幼稚園も同じ学校内にあり全校生徒は僅か数十人。

 幼稚園児は二人しかいなかったのでミヨとトシは登下校も遊ぶのもいつも一緒でした。


 ただミヨには秘密がありました。彼女はエルフの一族でしかも魔力の持ち主でした。お父さんは人間でお母さんがエルフ族だったのです。


 お父さんは少年の頃、異世界転生してしまい、そこでなんやかんやあってエルフの少女といい感じになり、魔王討伐なんかやらかしてしまいその衝撃で元の世界に帰還してしまいました。その時エルフも一緒だったのです。そして二人の間に生まれたのがミヨでした。


 ミヨの母親であるエルフとハーフである彼女は耳がやたらと大きいわけですがそれは魔法で誤魔化し、地域の住民も大らかだったため、西洋風の見た目の違和感は気にしていませんでした。


 ミヨとトシはいつも同じバスで通学していました。

 ある日トシがミヨに言いました。

「大人になったらこのバスの運転手さんになる。ミヨちゃんお嫁さんになってね!」

 ミヨもそれをいつも嬉しく聞いていました。


 彼らが小学校に上がる頃、通っていた学校が廃止され町の学校へ通うことになりました。


 しかしミヨは町の学校には通いませんでした。

 どうしてだろうとトシは思いましたが、新しい環境にすっかり順応してしまいミヨのことはいつしか気にしなくなりました。


 五年の月日が流れました。

 トシは相変わらずいつものバスで町の学校に通っていました。

 ある日車窓の外を眺めていると見覚えのある女の子が歩いていました。


「ミヨちゃん?」


 しかし嬉しさと同時に違和感が。彼女は5年前と背格好が全く変わっていないのです。


 しかしトシは年頃の男の子。小さな女の子よりクラスメイトの美少女のほうが気になっていました。その時の光景はすぐに忘れました。


 それから数十年。トシはすっかり大人に。都会に出ましたがうまくいかず田舎に帰ってバスの運転手になり安月給でなんとか暮らしていました。

 苦労したため子供の頃の印象は薄く顔は年輪のようにシワが刻まれていました。


 ある日、彼のバスに赤いランドセルをしょった少女が・・

 ハッとしました。見覚えがある!


「ミヨちゃん!」


 トシは思わずその幼い少女に駆け寄りました。


 少女は躊躇することなく防犯ブザーに・・


読んでいただいてありがとうございました。


勿論肯定するワケではありませんが”幼女”に対する性被害って昔の方が多かったと聞きます。

今の子はほんとオシャレでスラッとしててカワイイですもんねwランドセルもバリエーション豊富で思わず目がいってしまいます・・自身も気をつけねばw

無防備だな・・って思わせる娘さんも少なくないので気を付けてくださいねwww

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― 新着の感想 ―
[一言] コメント失礼するぜ.... 雑い雑い!最後の部分が書きたかったのは、分かるけど!!w初めの、エルフの下りが、長すぎて...何言ってんのか頭に入らんかったわw 分かったことが一つだけある.…
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