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五円硬貨

作者:安達邦夫
2週間後ーー警視庁

「警部何か気になることでも」
牛島が言った。少し酒くさい。
机の上に鑑識の報告書がある。ビニールの中に五円硬貨が見えた。
「これが?」
「うむ」
「 じゃあ、犯人は分かったということですね」
「シャワーから青酸カリ(正式には「シアン化カリウムである」)がみつかった」
「では、奥さんが犯人?」
「うむ」
二人とも沈黙。相良は、ゆっくりと立ち上がると、しばらく考え込んでる様子であった。
そこに、別の刑事が入ってきて、牛島に何事が言った。若い刑事は中居と言った。
「奥さんが出頭してきたそうです」
相良は、静かにうなずいた。
ぼとなくして、ガイシャの妻が自供したのである。
実家の会社にある青酸カリを手にいれて、シャワーの射出口に入れた。水溶性の青酸カリを、全身に浴びたのである。

数日後、ガイシャが持っていたのは、以前妻から貰ったお守りに入っていたものだと分かったのである。
冷めきった夫婦だったが、夫は妻から貰ったお守りを大切にしていた。その入れ物もぼろぼろになるほどに……。最後に、大切にしていた五円硬貨を握りしめて、亡くなったのだろう。
(おわり)

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