表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

遊園地の拷問部屋

 チンピラくんが男に殴られたあと、男は和エリアに入っていました。


 和エリアの畳をひっくり返すと、隠し階段がありました。

 男はニヤリと笑って階段を降りて行きました。


 チンピラくんも少し遅れて続きます。


 階段を降りた先には、壁一面が赤く塗られた部屋がありました。


 部屋の中には、沢山の拷問器具がありました。


 悪名高い、鉄の処女(アイアンメイデン)|用の棺桶や、拷問椅子、車裂き用の車輪などなどがありました。


「おお!本当にあった!」


 男は喜びました。

 胡散臭いと思っていた部屋があったのですから。


 チンピラくんは、暗い顔をしていました。

 自分が拷問されるかもしれないという恐怖から。


 男はそれだけのことをしてきたのです。


 動いたのはチンピラくんでした。

 男を羽交い締めにして、近くにある拘束器具で拘束しました。


「おい!なにをする!」


 男は拘束されて、喚いていました。

 それを見て、チンピラくんは笑顔になった後言いました。


「決まっているじゃないですか。殺される前に殺すんですよ」

「……え?なんでそんなことになるんだ?」


 男は理解できないといった顔をしていました。


「なにを白々しい。ついさっきだって自分を殴ったじゃないですか。会うたびにほぼ毎回殴られる。もう限界です。このままではあなたに殺されます。だからその前にあなたを殺すんです。不良グループのメンバーの為にも」


 チンピラくん……いや、元ヘッドの目は本気でした。


 男は恐ろしくなりました。


 今まで順従だった舎弟が牙を向けたのですから。

 しかも本気だとわかったから。


「ちょっと待て!話せばわかる」


 男は弁明しようとします。

 ですが、元ヘッドは聞く耳持たず拷問部屋を漁ります。


  そして、ある道具を手にしてきたのです。


それは、頭蓋骨粉砕機です。


男の顎を台の上に置き、ネジを回すと頭部が圧迫され下顎が粉砕されます。


話すことも出来ず、ただ泣いていました。

「……〜〜〜〜…………」


感情のない目で元ヘッドは男を見ます。

そして、拘束を解いて拷問椅子に座らせます。


拷問椅子には刃物が取り付けられており、刃が男に刺さります。血が流れて、流れて。


声を出すことも出来ず、男は苦しみます。


そして、男は苦しみ、悶えながら、息絶えました。


元ヘッドは息絶えたのを確認して、拷問部屋から去りました。


拷問部屋は見つからず、ずっと部屋から腐臭を放つのでしょう。血を吸い、血でできた部屋。

それがドリームキャッスルの拷問部屋。




彼はどうなったのでしょう。

ヘッドをしているのでしょうか。


それは未来の話。今はまだ分かりません。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ