1ヶ月後
あの大軍を切り刻んでから、1ヶ月がたった。
この1ヶ月でわかったことは、〔小鬼の洞穴〕じゃない別のの〔龍獄界〕というダンジョンに飛ばされたらしい。
なんでわかったこというと、セーフティエリアを調べたんだ。
まさか、セーフティエリアにダンジョンの名前と地図がが刻んであるとは思わなかった。
地図を見てみたら、全40階層のダンジョンだった。
〔小鬼の洞穴〕は全30階層だったことを考えたら、そこまで大きくはないのだろう。
だが、敵のレベルが違いすぎるのだ。
〔小鬼の洞穴〕のレベルは、1〜50までの敵が出てくるのだが、〔龍獄界〕は300〜1500レベルぐらいの敵が出てくる。
ここはその名の通り、ドラゴン種しか襲ってこない。
妖刀の切れ味がすごすぎて、鱗ごと断ち切れてしまうので、強い敵が出てきたときに慢心していないかが心配だ。
最近は慣れてきたせいで、戦闘中に考え事をしてても大丈夫になった。
実は冒頭からずっと戦闘中である。
今は29層の中間くらいまで進んでいる。
10の倍数階にボス階層があるから、そのボスに向かって進んでいる。
ああ、このボスはダンジョンボスのことではないが。
そろそろボスだな。
ボス階層に行くには、無駄に立派な階段を降りなければいけない。レッドカーペットが敷いてある。
今回はどんな奴かな?
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「GOGAAAAAAAAAAAAAA!!!!」
いきなりブレスかよ!?ダッシュ!ダッシュ!ダッシュ!うぉぉぉぉぉ!はぁはぁはぁ
・・・・・あっぶねぇ。逃げられて良かったわ。初めて見るドラゴンだな。
【ハンドレッド・ホーン・ドラゴン】lv1200
だいぶ高いな。気をつけるか・・・・・。
無数にあるツノで突き刺そうと迫ってくるがギリギリで避けてすれ違いざまにツノの根本を切り裂いていく。100回繰り返したらツノが無くなった。
100本丁度なんだな。ハリセンボン的な感じかと思ってた。よし。とどめだ。
『一閃!』
一気に踏み込んで、頭を切り裂いた。レベルアップはしないのか。レベルアップの必要経験値が多すぎるんだがな。
そうだ。忘れていたが、妖刀を鑑定したときの結果はこんな感じだった。
【妖刀 封龍】
攻撃力:2000 耐久度:100%
最低限の情報しか表示されないらしい。攻撃力2000というのは、基準がわからないから高いのか低いのかわからないが。まあ高いとおもうけどな。
妖刀というには使い易すぎるかな?と思ってたら、この妖刀は龍を斬るとその全てを吸収するらしい。しかも、一週間以上龍を切らないと刀が持ち主に龍の断末魔を頭に響かせるのだ。
よし。そろそろ探索を開始するか。余裕の足取りで階段を降りていった。
俺はこのとき、あんなことになるなんておもいもしていなかった。




