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零の魔法使い  作者: 桃姫
ゼロの魔法使い
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8話:輪廻-思惑-

 私は、《魔真衆(終焉)》の気配を感知し、現場へ急行した。またしても、「零の魔法」使いと「無窮の魔法」使いがいる……。彼らは、どこでこの気配を察知しているのだろう。私と同じで、終わりを知るものなのか、それとも、輪廻の縁者が身近にいるのか、どちらだったとしても、私としては、困る。ただでさえ終わりと始まりで乱れている因果律をさらに乱す二人の魔法使い。もはや終わりと始まりと零と無窮。この四つが混じってしまったときに何が起きるのかの想像も付かない。さらに気がかりなのは、「月の魔法」使いと「陽の魔法」使い。この二人の行動が謎過ぎる。


 この世界では、他と違い、既に五家が居ない。炎魔も。水素も。土御門も。風塵も。木也も。この家がなくなったことで、始まりがかなり限定されてしまっている。それでも輪廻が感知できるのは、終焉のみ。六つの不可思議があるこの現状。どうするべきか。


 ふと、顔を上げた瞬間、四之宮黎希が見えた。そして、こちらを向こうとする四之宮黎希を認識した瞬間、私は、

(おぼろ)

その場から消えた。


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