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異世界宇宙な日々〜べっこう飴はパッションピンク〜  作者: リーシャ


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6/6

06【完】

 メチの知っている技を全て覚えさせて、覚えられない、または跳べない人達用に、別のことを覚えさせて、色々準備を済ませていく。


「よしっ。結構時間使ったな」


 水に似ている透明度だが、とんでもないドリンクを飲む。


「このドリンク美味しいし、凄い栄養ドリンクなんだけど、地球人の感覚からしたらヤバいくらい怖い」


「メチ!遊びに来たぜっ」


「遊び?遊びは学習だからヤダって言ってなかった?」


 取り敢えず準備だけは終わらせておいたので、リラックスして寛ぎを得ていると、キッズルーム【誰でも利用可能なリビングらしき部屋】にベス達が入ってくる。おや、珍しくクウがいる。


「クウ、少し久々」


「おう」


 彼は上機嫌そうに対応。これでもいつものメンバーなので、流石の私も彼らの機微は分かる。対する彼らは私が女のせいか、機微など分からないと前に言っていた。

 確かにね。全く交流のない女の子の態度などで不機嫌とか、なにか嫌そうだとかは分かるが、これが男の子場合、途端に良く分からなくなる現象と同じなのかもしれない。


「遊びは遊びでも、お前のは今ちげーもん」


 女の子は笑っているのに不満を中に押し込むことがあるので、そこは要注意。


「な、パラン」


「あぁ、今日もナワトビしに来た」


「やらせてくれよ。やりすぎないから」


「まぁ、落ち着いて。今日は私の練習に付き合ってもらうから」


 興奮してやってくる彼らを宥めて説明し始める。アンドロイド達に私の知る縄跳びの飛び方と教える方法をインプットさせておいたと言う。


「特許レベルのものをアンドロイドに!?お前、ヤケでも起こしているのか?」


 3人に引かれる私。この異世界の常識を考えると確かに引かれるやり方かもしれない。私はもう決めているのだから、別に良いのだ。教えるっていったら教える。


 それに、あれもこれも特許や商品登録していたら、私の知識の中を計算したら何千何万ということになるので、そんなこと一々やってらんない。制限をつけた方が良いかもとなるものを登録すれば良い。


 クローンだが、個性がある。双子でさえね。遊んでいる姿を見ていたらふと湧く疑問。


「どうしてクローンを作ることになったのかな」


 メチは疑問をそのまま口に出したが、真実を知る者はすでにこの世に居ないので知りようがない。三人を無理に納得させる。


「というわけで、次も楽しみにしといてよ」


 笑顔を見せて、次回に楽しみを持たせておく。楽しそうに語るこちらに三人は、メチのことを大物を見る目で見ている。

 期待してくれと言いたくなるが、言わずにしておく。こういう気持ちは静かに持っておくべきだ。

 そして、メチの日々はみんなに楽しいというものを教えることだった。他の子達も、わくわくして自分のやることや食べ物を食べてくれた。


 講座も開いたりして、子供達の将来の幅を確実に広げていった。のちに、各専門家が生まれて行くことになった。それにより、文明が更に躍進していく。


「メチちゃんっ。これ、見て!」


 ある日、子供がてけてけとやってきた。


「お、すごい!」


 見せてくれたのは1ヶ月前に開いた折り紙講座で教えた折り方。かなり頑張って作ったらしく。ピンとはった端っこ。自身よりもうまく折れていて、素直に頑張ったのだと告げれば彼女は照れていた。


「上手だよ」


 彼女はもっと頑張ると言って、次の講座も楽しみにしていると言ってくれた。それを聞き、こういうのが己に向いているのではないかと薄々思い始めた。


 将来とかは考えてなかったけど、講師なんてどうだろうと、考え始めていた。幸い、教えることは楽しいし。スキップして、廊下を進んでいく。この後は、次の講座の準備が待っているのだ。

最後まで読んでくださり感謝です⭐︎の評価をしていただければ幸いです。

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