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異世界宇宙な日々〜べっこう飴はパッションピンク〜  作者: リーシャ


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05

 ロープを倉庫で探してなんとか見つかる。ものが少ないのではなく、広くてものが多すぎて見つけられないのだ。東京ドームが軽く一つ入るっていうのも変な話だけど、例え的にはそれより広い場所なのだ。


 それでも整頓されている。それを探すための機会AIみたいな生物と探していたら、良い具合のロープがあった。


 地球なら100円とかで買えるのに。もどかしくてたまらないけど我慢せねば。求めてもどこにもないから。あーあ、早く地球を探しに行きたい。


 早く、大人にならないかなと思いを馳せて、既に4日。いい感じの縄跳びが完成したのでベスらに試作品を遊んでもらう。彼らは私の真似をしながら跳ぶ。


 ──ヒュンヒュン


 ──タンタン


 回す音と足を、地面に降ろす動作を何度も繰り返す。回して回して、二重跳びやアヤ跳びをしたりするとパラン達は最初首を傾げていたものの自分達がやる番になって、その難しさに気付く。


 そう、これは練習せねば上手くならない。自転車とかそういうのと同じ。反復練習が必要なのだ。ベス達はそれから1時間は練習していたので、休憩しようと言う。


 しかし、辞めないので無理矢理止める。彼らから縄跳びロープを取り上げたのだ。彼らは取り上げたことに疲れた顔をしながら返してくれと言うが、明らかにオーバーワークなので首を横に振る。


 何事も程々にね。明日か、6時間は空けないとしんどいというとえええ、という。それでもだめなものはだめ。やり過ぎは禁止。


 といい、彼らは渋々諦める。彼らがしないようにロープは私が預かっておく。私達はそれから別れて、美味しいものはなにを食べたいかと考える。

 シンプルな食べ物が教え易い。砂糖を溶かしてカラメルを作る。ベッコウ飴よりも更に焦がして、カラメルを作る。煮出して、焦げるまで待つとふわりと香る。


 それを型に移して固まらせれば、カラメルの飴が出来上がる。牛乳を探しに例のデカい倉庫へ向かう。AI達と手分けして探し、ギリギリ牛乳っぽい植物から採れるものを液体にして、それをカラメルと混ぜ合わせる。固めて試食すると美味しさに悶える。


(高級キャラメル!)


 お高いキャラメルだ。顔が崩れるのもお構い無しに、食べていく。キャラメルだけではなく、液体にしてみた植物が高級にしてくれたのだろう。


(うまあ)


 心の中で何度もリフレインする。ミルクと砂糖のハーモニーが、秀逸過ぎる。コピー機で沢山作りまくって、明日配ることにした。


 次の日、縄跳びをベスたちに届けて、私はミルクキャラメルを配るため、みんなが集まる広場へ行く。べっこうあめを焼いている子達も、見受けられる。


 私が姿を現すと、他の子達がワッと集まった。その隙にミルクキャラメルを配る。ハロウィンみたいな気分になるので楽しい。みんなが興味深げにミルクキャラメルを眺めるので、甘いよと食べてみせる。


 周りの子達も続々と、口に入れると幸せを体現した顔になっていく。私はそれをやりきった顔で眺めてから口の中に同じものを放り込む。やっぱりなんだか、少し違うかも?


 もっと地球のものは複雑な味がしている。最低限の味、といった具合なので不満がある。やはり、ミルクを混ぜただけの味ではなく、他の味の素材も探さないと飽きるな、私が。


 食べるのが初めてみたいな猫のようにウマーウマーと言い続ける子らを眺め、何味がいいかと考えた。素材を先ずは探さないとなあ。


 ミルクとキャラメルは、みんなを虜にした。


 次の日、ベス&パランから縄跳びの催促を受けて、指南とともに許可。彼らができるようになれば教えることができるようになる、という企みの元。私一人でコロニーの子供の相手をするのは無理無理。

 というわけで使えるのは万能異世界技術の活用。


「アンドロイド!そして、コピー!」


 みなまで言わなくても良いかね?


「私の言葉と行動をコピーさせ、それを教材として散らばらせる。完璧」


 というわけで、縄跳びをコピーさせて、他の技を覚えさせるのだ。

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