転生したら素チンだったので巨チンが最強の世界で無双してみた
「ど..どこだここは!」
目を覚ますとそこは普段見るところとは異なっていた。そこには人間はもちろんよくアニメで見かけるエルフやドワーフ、二足歩行のドラゴンなどがいた。
「なんで俺はこんなところにいるんだ...」
と頭を抱えた瞬間、激しい痛みが走る。まるで雷に打たれたかのような感覚。体がビリビリと震え、空を見上げると黒い雲が厚く垂れ込め、激しい雷鳴が轟いていた。直後、ゴゴゴゴゴ...!と言う音と共に、強烈な雷が自分の目の前で地面を打った。
その瞬間、胸に不安が広がる
「これは異世界?まさか異世界に転生してきたと言うのか...」
頭の中で答えが浮かぶがいまいち実感が湧かない。それでも、自分の体が確かに異なっていることは感じ取った。手を動かしてみるとナニか違和感を覚えた。
「なんだろう...おかしいな...」
その時、思わず目を見開く。
「え?ちょっと待って、アレ...小さくなってないか?」
まさか、自分のアソコが異世界に来た途端、縮んでいるなんて。最初は信じられなかったが、確かに感じる違和感。俺は絶望した。
「くそ!俺の唯一のアイデンティティが!これだけが俺の取り柄と言っても過言ではなかったのに...いや、こんなしょーもないことでクヨクヨしてても仕方ない」
と俺は体を起こしとりあえず近くにあった木の木陰に座り今の状況を整理した。
「とりあえず俺はいつも通り学校に行こうとしたらすっごいいい天気なのに雷が落ちてきてその後に目を開けたらここにいた」
状況を整理している時にある違和感があった。
「あれ?俺の名前ってなんだっけ?」
なぜか自分の名前がわからない、年齢16歳(高1で巨チンと言う理由で少しモテていたフツメン)などは覚えている。だけどなぜか名前だけが出てこない。
とりあえず仮名としてカミナリの2文字取ってナリと言う名前にしておいた。
色々考えていた時1人の人間が話しかけてきた。
「やぁ、見かけない顔だねどこからきたんだい?」
「どこから...?」
俺は思った、ここで異世界から来ました!なんて言っていいのか、言って大事になったらどうしようか考えたが一か八か本当のことを言ってみた。
「実は、信じられないかもしれないけど別の世界から来たんだ」
「そうだろうね」
「え?」
俺は混乱した、なんでこんなに理解が早いの?なんでそんな予言してました〜みたいな感じで言うの。
「服とかこの辺の文化のものじゃないしねそれ」
「そ...そうなんだ...ってかなんで別世界から来たってことが信じれるんだよ」
「実はこの世界には神様がいるんだ」
「神様?(宗教みたいなことなのか?)」
「その神様はどんなことでもできるんだ生き物を作ったり、殺したり建物を作ったり壊したりなんでもできる。そして生き物をこの世界に召喚したり、追放できたりするんだ。だから異世界召喚なんて意外と日常茶飯事なんだ」
「へーそうなんだ、この辺とかもすごい平和で良いところだしさぞかし良い神様なんだろうね」
「実はそうでもないんだよね...今は」
「今は?」
「少し前にその時の神様が色々な建物、種族、土地などを作ってくれた。その時の世界はどこも全て平和で明るい感じだった...だけど何十年か前にその神様に勝負を申し込んだ奴がいたんだ、この世界では神に勝負で勝つと神の座を奪えるんだ、そしてその神様は負けて今の神が少しずつ平和を潰していっているんだ」
「そんなことが起きているのか」
と思いつつ1つ変なことをこの人に聞いた。
「なんかさっきから見る人や他の種族のアソコやけに大きい気がするんだけど...」
「あーそれはねこの世界ではアソコが大きいほど強いんだ、逆に小さいやつは弱いらしいんだ」
「まさか、こんな世界...アソコが小さいだけで、俺は戦力外か?」
「おそらくそうだろうね...」
「.....」
俺はその人にお礼をしてからその場をさった。
「くそぉ!なんで異世界召喚されて活躍もできないしおまけに素チンなんだよぉ...!」
と嘆いていたがひとつ気づいたことがある
「俺、何か...変だぞ?」
なぜか、心の中で力が湧き上がってくる気がする。雷が轟く中で、何かが目覚めたような気がした。周囲の世界、そして自分自身の力が少しずつ変わっていく感覚があった。その時さっきの言葉を思い出した
(この世界ではアソコが大きいほど強いんだ、逆に小さいやつは弱いらしいんだ)
「俺は素チンだろうとなんだろうと活躍して元の世界に帰るんだ〜!」
そして、この世界で素チンでも巨チンに勝つことができると言うことを証明しようと、俺はこの世界でてっぺんの神様になろうと誓った。