プロローグ
日常生活はつまらないものだろうか……?
初めて描きました。
まだまだ駄文です。
読みにくい部分などありましたらコメントで
教えていただけると嬉しいです。
※誹謗中傷はおやめ下さい
※作者の心を抉るようなコメントはお控えください
※優しくコメントして下さい
※アンチは帰ってどうぞ
-「お前の為ならばこの命惜しくはない」
そう言ってくれたのは誰だったか。
代わり映えのしない日常。昨日と同じ挨拶。変わらない時間の電車に乗って学校へ行く。所謂“ルーティン”として毎日を過ごす。何も起きないことに安堵しつつ、変わらない朝と友達を何処か冷めた目で見つつ「おはよう」と言った。
「おはよー!!」
「うるっせぇんだよ!!」
「…はよ」
いや、嘘か。“つまらない”というのは。
「耳元で騒ぐなって何回言ったらわかるんだよ!
馬鹿たれぇ!!」
「ごめんてー!!思わずってやつだよ!」
「……ふわぁぁ..」
「今日も眠そうだね。風ちゃん」
「……うん,凄く眠い。」
「何時に寝たの」
「…4時」
「何やってんの…」
「何やってんだよ」
「だって……新キャラ出てたから…」
「ふぇー!! まひ?
ふぉんな子?ふぉんな子!?」
「喋りながら食べんなって言ってるだろ!!
…あん?」
「……それ言うなら食べながら喋るな、だよ」
「…逆だね」
「……む?」
「ふぁひふぁふぇへてやんのー!!」
「食べ終わってから喋りな…きょーた」
「……ゴク。間違えてやんのー!!」
「うるせえ!!」
スパーン
「痛ってぇ!!」
「ふん! 元はお前が食いながら喋るからだ!」
「お前ー!そういうのってせきにんてんかんって
言うんだぞ!!」
「責任転換だ、バカタレ!!」
「何だろう…。
内容が小学生みたいだと思うんだけど…」
「……うん。同レベってやつだね。」
「「一緒にするな!!」」
「うーん。清々しいほどにぴったりだね」
「……ソウイウトコダヨ」
「……そうだ!キャラ!どんな子!?」
「あぁ…えっとね…」
「…まだ見てないんだよね、俺も」
「珍しいな?…いつもだったら既に見てるだろ?」
「そうなんだけどね…何か最近眠くて」
「寝不足か?」
「いや,何か家に帰ると眠くて起きていられない だ…」
「…だからログイン数減ってたんだ」
「…うん」
「大丈夫か」
「うん。授業中とかは眠くならないし、、、誰かと 違って」
「一言余計だ!」
「みてこれ、けーちゃん,りょーちゃん」
「これか」
「悪魔…だよね?」
「うん」
「かっけぇー!!」
「…んふ」
「…闇属性っぽいな」
「悪魔だしね」
「あ、そう思うでしょ」
「「「え?」」」
「違うのか?」
「…うん。あのね…」
キーンコンカーンコン
「…また後で、、、だね」
「そうだね…」
「うぇぇぇー」
「席戻んぞ!」
「うぁぁぁー」
「…寝たらダメだよ。風ちゃん」
「……努力はシマス」
「……頑張って」
「あ〜やっっと学校終わったあぁぁ!!」
「…ふわぁ」
「明日から休みだね」
「土日だからな」
「今週も長かった……」
「毎週変わんねえけどな…けど,何となくわかるぜ」
「確かにね」
「……こういう時はゲームをするに限る...」
「…いつもしてねえか??」
「……そおともいうー」
「ーー早く行こーぜ!!」
「はいはい」
「今行くって」
「ーーーーそれでさ〜、……って何か忘れてる気 がする」
「あ?……学校か?」
「何かあったっけ?」
「……ゲーム!」
「「あぁ!」」
「…あ」
「新しいやつ!あれ結局何なの!?」
「あれはね、、、わかんないんだ」
「え!?」
「…シークレットってこと?」
「……わかんない。後から分かるのかも」
「…初めてだな? そんなキャラ」
「うん」
「ふふ…楽しみが増えたね」
「…うん」
「……なんかさ〜」
「ん?」
「このキャラ見てると懐かしく感じるんだよな…」
「なんでだろ」
「……ちょっとわかるかも」
「……確かに」
「何か、、あれだ!きしかんってやつ!」
「既視感だ!」
「そうそれー!」
「…なんだろうな?」
「……あ」
「何か思い当たる節でもあったか?」
「……うん。最近見る夢……にでてきた気がする」
「夢……」
「そういやぁ、、、そうだな?……ってお前も!?」
「……え?」
「俺も最近夢見んだよ」
「なあなあそれってさー森の中のやつー?」
「…うん」
「……まてまてまてまて!?どういうことだよ!?」
「……一緒の夢って見るもんなの…?」
「一応聞くがどんな夢だ…?」
「…森の中で4人で生活してて」
「……」
「黒いローブ?みたいなのをきてる…」
「………」
「そこで2人で何か作ってた。ポーション、、みたいな」
「…………」
「俺もそんな感じだなー!!」
「…俺もだ」
「俺は外に出て剣を磨いてたが……」
「俺は、、バルコニー?みたいなとこで昼寝してた」
「……確定か?」
「……かも」
「なあなあ、だったらさー4人目って誰だ?」
「……あ?4人目、、」
「……あ、俺と一緒にポーション作ってた人」
「俺らの中で出てきてない奴って…」
「けーちゃんだね」
「……そうだね」
「……お前もか?」
「……………………………………うん」
「…どういうことだ!?本当に!」
「いや、まさか見てるとは思わないじゃない?…」
「それはこっちのセリフだ!」
「……俺ね、あの夢見た後必ず“帰らなきゃ”って
思うんだ」
「家に居るのに…何でだろ」
「……そうだね。俺も漠然と帰りたいって思う時
がある…」
「……確かにな」
「うーん、確かに」
「それに…夢の中で俺は声が出せない」
「俺は、身体が重い」
「俺は視界が悪い気がする」
「俺はー何か声が高いんだよな〜」
「……声が?」
「うん。女の子の声って訳じゃなくてさー
なんか小さい子の声って感じなんだよ」
「……皆身体が欠損してるってこと?」
「……そうなるな」
「…あのさ、それってさ一緒じゃない?」
「何がだよ」
「風ちゃんが喉 りょーが目 きょーたが声 」
「そして俺が身体のだるさ」
「……風邪?」
「うん。風邪引いた時の大体の症状」
「風邪ってだけじゃねえな。
体調不良の時はそれだ、基本。」
「……どういうこと??」
「なー今調べたんだけどさー夢ってさ
“記憶の整理”をしている時、だってさー」
「記憶の整理…」
「ってことは…
見たことがあるってことになるよね?」
「そうだな、そういうことになっちまう」
「……でも、そんなことってあるの?」
「……たしかに」
「あれはどっちかというとファンタジー世界だ」
「意味わかんねえな」
グゥゥゥゥ
「……腹減っちゃった」
「、、、またかよ!?」
「だってさー頭使っちゃったからさー」
「お前……」
「……まあ、ちょうど良いか」
「…コンビニ行こーよ」
「はー。ま、そうか」
「考えてても堂々廻りか」
「……うん」
「行こーぜ!」
「おわ! 引っ張んなって!」
「コケるよー」
「……ふわぁ」
ーー ありがとうございましたー。
「何かすっかり暗くなっちまったな」
「そうだね。何か随分静かだし」
「……ねぇ、あれなに」
「風ちゃん?」
「……猫、、か?」
「……何か変」
「暗くてよく見えな、「亮!」」
「うぉ、、! んだよ。」
「……嫌な感じがするから」
「……きょーちゃんがそうゆーなら、辞めとこ」
「……そうだな」
「早く行こう」
「ーーでさ、……何かゾワゾワする」
「……なあ」
「どーしたの。」
「今日ってさ、『ストロベリームーン』の日
じゃねえよな」
「……違うと思うけどどーした、、の」
「月が赤、、」
ドス
「……けーちゃん、?」
「あ、、?」
「ッ!おい!京!」
「ぃってぇわ!」ゴフ
「響太!」
「……走れ!」
「ーー!ーーーな!」
「……しつけえな!」
「ッ、!」
「けーちゃん!!」
「イッテエ」
「大丈夫か!!」
「どこ刺されてるの、これ」
「腹っぽいけどな…、」
「びょーいんってどっちだっけ!?」
「きょーちゃん、お、おちついて!?」
「お前もだ!」
「止まんねえな……!」
ヒタ…ヒタ…ガァァァン!!
「「「!!」」」
「響太!!」
「うぁ…、」
「テメェら何も『心配ない』」ゴフ
「亮!ッ、!」
「風亜!こっちこい!」
「けーちゃ、」
「『救われるのだから』」ゴフ
「けーちゃん!!」
「ふぅーちゃ、、逃げ」
ドス
「うぁ…ぁヴ」
『俺の為に死ねるんだ』
『光栄に思ってくれよ』
「ヴぁ」
――最後に見た景色は変に光っている男と赤い月
だった。
速報です。行方不明となっていた男子高校生4人が
路地裏で殺害されていたことがわかりました。
路地には血痕が残っており、そこから移動したものと思われます。身体の一部を欠損しており、現在も見つかっていません。同一犯の犯行と見られてーー
暖かい光で目が覚める。ここは俺たちの家だ
to be continue……
そうだ、、ここは俺たちの家だ。
読んでくださってありがとうございます。
こうしたらいい、ここが分かりにくいなど
ありましたらコメントしてくださると嬉しいです。
誤字脱字がありましたら教えてください。