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お姉ちゃんがいるもん

お話の順番を間違えて一度投稿したため差し替えいたしました。

お姉ちゃんはキジトラ白の美人だ。

顔と目が真ん丸で、みあーおんと鳴く。


人間の雄のお気にいりだ。

あの雄はしょっちゅうお姉ちゃんを膝にのせて毛づくろいをしている。


妹は毛が長くて白と黒。

ぼくは薄い茶色と白で毛は短い。

妹とぼくは全然似てない。


お母さんは外へ出ていって、戻って来たらぼくたちがお腹にいた。

いっしょの時にいっしょのお母さんから生まれたけど、妹とぼくは父親がちがう。


妹は身体が小さい。

大人になったのに、ぼくが子どもの頃くらいに小さいままだ。


性格も全然違う。


妹は大抵ひとりでソファの猫ベッドに寝ている。


ぼくが一緒にねようよってくっつき虫しても、重い!って怒って行ってしまう。

小さいときはいつも一緒に寝たのにな。

大人になったら変わっちゃった。


でもいいんだ。



なおーん。


お姉ちゃん。一緒にねよ?

しようがないわねえ。おいで。


お姉ちゃんがいるもん。









お読みいただきありがとうございました。


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