第6話 今度の能力は?
俺は覚醒ポーションとスキルナッツに類似する商品を探した。
そしてスキルチョコレートという商品を見つけた。
ネットの怪しげな商品を売っていると言うわけではないが、普通の商品を売っている中に普通にあった。
俺はそれを買ってからも増やす能力を強化するのを忘れない。
ボール作成能力もかなり強化するのを忘れない。
ついにはボールを巨大化してバリア状に張れることも出来た。
そして3日後スキルチョコレートが手に入った。
試しに食べるとドクンッと心臓が高まる……俺は気を失いそうになる。
しかし今度は大丈夫のようだ。
俺は脳内で自身の能力を見る。
【増し増し】【ボール作成】【疑似生命作成】
疑似生命作成?
面白そうな能力だと思った。
でもどういう生命を作成すればいいのか考えた。
なんだろう……使い魔みたいな感じにすればいいかなと思った。
無から有を生むのは難しいから折り紙で燕を織ってみた。
そして疑似生命作成を使うように念じる。
すると燕の折り紙が動き出した。
『ご主人様……わたちを生み出してくれたのですか?』
「なんだろう頭の中に直接響いているような感じだな」
『ピヨピヨご主人様……わたちは何をすればいいでしょう?』
「そうだな……空の上でも偵察できる?」
『ピヨピヨやってみます』
そう言ってツバローと名付けたは窓から空を飛んだ。
しかもツバローの見ている景色が俺にも見えるのだ。
これは便利だ。鳥形にしたのは正解かもしれない。
ツバローは俺とリンクが結ばれているから見る景色が俺と同じなのかもしれない。
ツバローに何か見えるか尋ねる。
『ぴよっ! 何か人が襲われているように見えます』
「何どこだ教えろツバロー!!」
『今地図を送ります……ぴよぴよ』
俺は脳内に地図が来た。
ツバローの能力だろうか? とにかく今は襲われている人のところに行かないと!!
俺は現場に急行した。
そして不良っぽい若者が女子高生に絡んでいる。
「いーじゃんいーじゃん一緒に行こうよ俺たちのアジトにさ」
「いやです……いや」
「いいから来いよ反抗するなてめえ!!」
「おい、お前ら!!」
「なんだおっさん~? 何こっちは忙しいんだよ……潰すぞおりゃあ?」
「その女子高生から手を放せ!」
俺は石を持ったそれを投げた。
瞬間増し増しを使って石を5つに増やした。
不良は驚いていた。が俺はさらに石を投げる。
そしてぶん殴る。
「くっそ~~~逃げるぞ、この野郎今に見てろよ!」
そうして不良たちは逃げていった。
「ありがとうございます!!」
「いやいいよ……それより今度はこんな危ない連中と会わないようにね」
「私、花山咲って言います本当にありがとう」
咲ちゃんね、なんかLEIN交換しちゃったしなんか仲良くなっちゃった。
しかし疑似生命作成能力は面白そうだな。
俺は面白そうな力を増やすのに躍起になっていた。
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