第5話 球体を作成する能力の進化
俺は早朝の空き地に来ていた。
出社前の特訓としてボール作成の能力を進化強化させようとしているのだ。
そして現在季節は4月。
春の嵐は収まったが桜舞い散る木枯らしの舞が降り注ぐ。
俺は集中する。ボールを作成する。
出来た。だが俺はさらにやりたいことをする。
俺の能力【増し増し】はこの能力にも適応できるだろうと考えていた。
俺は生み出した球体を増し増しする。
増えろと念じるすると物の2、3秒で増えた。
さらに増える。
そして現在俺の空間にはボールが9個もある。
これ以上は増やそうにも操れそうにない。
ふわふわと浮いているボールのようなボール。
俺はこれを壁に放った。
バシャンッと壁に水が弾けるようにぶつかる。
だがあくまでも水溶性のボールなのでダメージソースになるのであろうか?
粘粘するだけで気持ち悪いだけで相手にダメージを与えることもできないだろう。
俺はこういうときも妄想力が酷くてこういう超能力者になったらモンスターとか敵の異能力者が現れてバトルになるとかそういう展開になることがあるからな。
と俺は妄想を爆発させる。そんなことあるんだろうか? この現代令和で? 異能力バトル? モンスター? ダンジョン? あるかもしれないからこそ俺は自分を鍛える。
そんな俺の妄想を爆発させることより自身の能力を鍛えることに専念した。
そして7日後……俺のボールは進化した。
ボールの硬度がガラス並みに強化されたのだ。
これなら当たるとまあまあ痛いというレベルというか下手すると怪我をするレベルになった。
それとさらに特訓を重ねると……3日後さらに進化した。
ボールを増やす速度が上がった。
1秒で一気に3つに増やせるレベルになった。
3秒もあれば9つに出来る。
しかも最大数を15個まで上げた。
さらに属性を付与することが出来た。
エネルギーという属性と俺は呼んでいる。
ボールの周りにバリバリと磁場のような感じでエネルギーを感じる。
試しに自分に当ててみると少しだけ痺れるような感覚がある。自分だから怖いので威力を上げられないが、もっとバリバリさせることも出来そうだ。
そうしてさらに3日経ったらボールの属性を炎のような火炎に出来た。
火炎のボールを放つと木が燃えた。
慌てて通常のボールをぶつけると火が消えた。
どうやら通常のボールは水属性だと言うのがわかる。
そんなわけでなかなかに進化している。
増やす能力。増し増しだがこれもかなり進化している。
まず一気に食べ物を4つまで増やせるようになった。
しかも瞬間的に増やせる。
最新ゲーム機を箱に入れたまま増やそうとしたら物の30秒で増やせた。
増やせる時間がかなり短縮されているようだ。
最新ゲーム機はゲームの買取を行っている古本屋に持って行きなかなかの値で買い取ってもらっている。
そういえばゲーム機は意外にも高値で買い取ってもらえるようだな。
貴金属もいいがゲームもありかと思った。
俺は地味に買取アプリとかで増やしたマンガやラノベとかフィギュアとかゲームを売っている。
そこそこ売れるのでなかなかの儲けになっている。
ゴールドのネックレスを売るのもいいがこういう地道な売り方もいいだろうと思いやっている。
これですでに5万ぐらいの売り上げになっているから侮れない。
そんなこともあり5月になる。
そして俺はさらに自身の能力を増やすことになる。