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第29話 美海ちゃんと魔物退治

 美海ちゃんがきゃっきゃっと魔法を発動して遊んでいる。


 相手はラムルと手裏剣君だ。


 ツバローは偵察用なので攻撃手段が無いのでじぶんはいいっすと引っ込んでしまった。


 出会ってから2週間ほど経過しているが、魔法の腕前がめきめきと上がっている。


 雷魔法まで操ることが出来るようになっている。


 雷雲を呼び天から雷を放っている美海ちゃん。


 この娘本当に将来魔法使いどころか賢者になってしまうぞと俺は危惧している。


 もはやファンタジー顔負けの強力な魔法をバンバン放っている。


 上級魔法メガフレアとか上級魔法ストーンバーストとか。


 美海ちゃんまさにうわっ幼女強い! 状態だ。


 まあ幼女というより少女だが……そんなことは置いといて。


 手裏剣君がパワーアップして忍者みたいになった。


「拙者はこれから黒影と名乗ってもよろしいですかナオキ様!」


「手裏剣君改めて黒影だないいぞ!」


 とまあ覆面の目元がピカッと光る黒装束の忍者となった。


 経験値を得てモンスターで起こる種族進化みたいなもんが俺の作成した疑似生命体でも起こるようだな。


 黒影は俺の影に潜んでいるのでいつでも呼べる。


 手裏剣を作成して放ったり火遁の術を使い敵を焼きつくすなどめちゃくちゃ強い。


 美海ちゃんが負けずと火炎魔法を放っている。


 とまあそろそろ魔物を倒す練習をしようと思った。


 美海ちゃんは防御魔法も使えるし大丈夫だろ。


 いざとなれば俺もいるしラムルもいるし黒影もいる。


 そしてゴブリンを市街地で見つけた。


 普通のゴブリンだ。弱そうな。


 美海ちゃんは眼をキラキラさせて悪い魔物さん倒しちゃうぞ~と意気込んでいる。


 そして炎魔法メガフレアを放って一撃で倒してしまった。


「えへへへっ凄いでしょナオキ君」


「強いな美海ちゃん……ほんとに凄いよ」


「ラムルもバンバン倒す」


 そうしてこの辺のゴブリンは一掃された。


 ラムルは攻撃手段が増えた。


 何時も酸弾で敵を溶かしていたが水弾による攻撃とネバネバ液という敵を捕縛する液を出せるようになった。


 ラムルの進化にも目を離せないようだ。


 人を見かけないがたまに籠城しているのか家に人の気配を感じる。


 だがまだ自衛隊が出動したような気配が無い。


 普通こんな非常事態に自衛隊が出動しないなんてどう考えもおかしいだろと俺は思う。


 モンスター相手に歯が立たないのか?


 俺はその時水面下で動いている自衛隊の動きを見落としていた。


 彼らは動いていたのだ少しずつ。


 そういえばメイコさんは無事だろうか彼女なら大丈夫だとは思うが。



 鳳凰院茜ほうおういんあかねは立派な名字を持つがごく一般の普通の家庭に生まれた、女子高生だ。


 アカネはスポーツをしている剣道だ。


 だから普通の人より体力があるし間合いの攻め方とか呼吸の使い方を知っていた。


 ある日魔物が溢れて世界を恐怖に陥れた。


 アカネは一人逃げ出して木刀だけ持って魔物相手に戦っていた。


「はぁはぁ倒した!」


 今もゴブリンを倒したところだ、だが木刀ではこれが限界だ。


 そこで彼女は刀剣類が売ってある刀屋に来ていた。


 そこで本物の真剣や刀が売ってあった。


 お金を置いていって店主とかはもういないのだが律儀な娘である。


 そしてスーパーに行って物資を補給してきた。


 だが彼女の最大の敵が現れる。


 オークジェネシスと言われる超上位個体のオークが突如現れた。


「こんな時に!?」


 アカネは最大のピンチを迎えていた。

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