第25話 焼き尽くす焔の罪の香り
俺は生存者を探して食料を上げて自分の家や避難所の小学校に避難させていた。
だがついに出会ってしまった。
人殺しに……最恐の人殺しに。
そいつは眼の色が可笑しかった。
ヤバいってレベルじゃない。人を殺してもどうとも思ってない人でなしの眼だ。
俺が見つけた時も人を焼いていた。
どうやら発火能力者のようだ。
その発火能力者と相対して波動のような塊がぶつかり合った。
どうも能力者通しだと波動のやりあいがあるようだ。
発火能力者はこちらを見るとにやりと笑う。
そして火球を放ってくる。
俺は刀化したモンスターハンドで受け止めた。
ラムルも酸弾を撃とうとする。
手裏剣君もぶち当たりしてきそうだ。
手裏剣君が切り盛り回転しつつぶち当たっていった。
ラムルも酸弾を発射した。
「この糞野郎が……私の礎になれ……ふうっ…………」
俺も発火能力者に破壊のボールをぶち当てた。
何度もぶち当てて殺しに行く。
発火能力者は燃焼系の炎をメラメラと燃やしている。
だが水系のボールの方が有利だ。
破壊と雷のボールで殺しに行く。
発火能力者は意外とあっけなく死んだ。
最後は破壊のボールに潰されたようだ。
そんな感じで破壊者を探していたら女子中学生を襲うとしている変態がいた。
そいつはすでに人体が化け物と変化していた。
変形した化け物と言う感じだ。
速攻で退治して女子中学生は逃がしておいた。
閑話休題
ラムルと一緒にファッションショー。
試着室で色々と服を物色する。
「直輝? これどう?」
「俺はどんな服でもいい」
こんな今更な世界で服とかどうでもいい。
動きやすければなんでもいいだろ……でもラムルも女の子だよな……男の子……? 性別はどっちなんだろうな?
ラムルは色んな服を着て最後にはこれでいいとアニメプリントのTシャツと短パン。
俺もTシャツにジーパンを着る。
季節は7月でもう暑い。
でも日焼けするほど熱いのよりも発火系能力者とかのほうが怖いわけで……
服屋でファッションショーをしていたら、腹が減った。
インベントリにある焼きそばパンを増やしているので食べる。
劣化も無いから普通に食える。
腹が減るのでカレーパンも食べる。
ラムルも何か食べたいと言うのでホタテ水煮缶デラックスをあげる。
黒毛和牛A5おにぎりずっしりパックも食べる。
ああもう焼き肉食べたいな~焼肉屋に行ってみれば冷凍の牛肉があるかもしれない。
ということで焼き肉屋を目指してみるか。
ラムルも「お肉~お肉~」と呟いていた。