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第2話 能力検証

 俺は仕事が終わった後に晩御飯を買いに行った。


 適当に唐揚げと枝豆とビールと鶏肉のつみれ焼きにきんぴらごぼうとマグロの大トロを買った。


 大トロは高かったグラム800円もしたからな……奮発してしまった。


 だがこれは俺の超能力の検証のためだ仕方ないのだと俺は自分を納得させた。


 そして家に帰り飯の支度をする。その前に目の前の大トロの柵の塊を見てこれは美味しいからもう一つ食べたいなと念じる……すると大トロの柵が二つに増えた。


 やはり……そういうことか俺の食べたいと念じると一つの物が二つに増えるのだ。


 ただ食べ物限定なのかなと思ったがどうなんだろ?


 とりあえず増えた大トロの柵を切り分けて大トロをたっぷりと食べて満足の俺は一冊のラノベを見た。


 このラノベは人気作『覚醒賢者は有り余るスキルで地球に生まれたダンジョンを攻略します』という最近発売された人気作品なのだ。


 俺はこれを持って増えろと念じる…………1分後ラノベは二冊になっていた。


 時間がまあまあかかったが増やすことに成功した。


 だがこれを古本屋に持って行っても一冊定価700円の本だから300円か400円になればいいほうだ。


 それに同じ本を大量に持っていったら盗品だと思われてしまうかもしれない。


 だから同じものを増やすのはやめておいたほうがいいかもしれない。


 本で出来るならフィギュアとかもいいのではないか。


 俺はそう思い最近ユーホーキャッチャーで手に入れた人気の美少女のフィギュアを増えろと念じた。


 すると1分ぐらい経ってフィギュアが増殖した。


 うむ……だがこれも同じ店に持ち込むと怪しまれるよな同じ商品を何個も出せば……


 だが店を変えればあまりその心配もないが……でも地味だな……もっとこう簡単に儲ける方法はないのかね……


 俺がそんなことを考えていたら近所に住んでいる幼馴染の根岸葉子ねぎしようこからLEINが来ていた。


【直輝にぃ今日はお暇~】


【なんだよ葉子?】


【今度の休み梅田デートしない? えへへっ】


 葉子は俺と9つ違いの19歳の幼馴染の妹分だ。


 大学二年生の葉子だがなんか妙に俺に懐いている。


 俺は思っていたことを聞いてみた。


【葉子? 聞いていいか? ちょっとした空想話なんだが?】


【なに直輝にぃ?】


【物を増やせる能力に目覚めたらその力どう使う?】



 何分か経って返事が来た。


【そだね~ブランド物のバックとか増やしたり、ブランド物の服とか増やしたりしたら簡単に稼げそうだけどばれたらヤバいよね~あはは】


【それよりデートするの?】


【ああわかったするから土曜日の午後10時な】


【うんありがとじゃまたね直輝にぃ!】


 そう言ってLEINは切れた。


 なるほどブランド物のバックとか服か……でも寸分狂わず同じものだからばれようにないはず……まてよそれよりももっといい方法があるぞ! 


 俺は思いついた方法を試すために明日仕事終わりにあるところに行くことにした。

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