第15話 世界は雄弁に物言わない障害を取り払う
歩いていきます。雄弁に世界を取り払うべく障害をもっぱら謙虚に破壊する。
僕らはどこまでいけるんだろ? 俺らはどこまでいけるんだろ?
ゴブリンが至る所に歩いている。邪魔なので破壊の砲弾で吹っ飛ばす。
ゴブリンが70体くらいいるな……まだ。
破壊の砲弾だけでは無理だ。
ボールを作成。破壊のボールを作成。
破壊のボールを100体に増殖。
一気に放つ。破壊のボールをぶつける。
ゴブリンたちは死んだ。
俺は歩き続けた。
コンビニに来た。従業員も誰もいない。
とりあえず食料を調達しておく。だがゴブリンどもがまたいやがる。
仕方ないので破壊のボールで殺しておく。
覚醒ボールの力で新たに能力を得ていた。
【異空間倉庫】という能力。
異空間に物をしまっておくことができるという優れた能力だ。
これにより生活必需品とか食料を沢山収納しておく。
コンビニのパンとかもう手に入らんよな……おにぎりもまだあるうちに全部持って行かんと腐るよなそれとレトルト食品とか缶詰とか……ようしスーパーとかドラックストアとかホームセンター行くか!
俺は隼に変身して近くのスーパーに行ってみた。すると結構な食品がなくなっている。そりゃみんな持って行くよな……でもまだ缶詰とかパスタソースとかパスタが残っている。
スーパーの生鮮食品も貴重なので収納しておく。
とにかく異空間倉庫に収納しまくっておく。ドラックストアに行って薬とかも片っ端から収納しておく。
異空間倉庫は時間が止まっているので物が腐ることはない。
大量に詰め込んだ後は寝床を確保しておくビジネスホテルに避難している人もいるかもしれない。
だがホテルには誰もいなかった……みんなどこにいるんだろうな?
次の日……街からモンスターの群れなんかがかなり減少していた。
よく見ると人々は家に引きこもっている人もいる。
世界は丸く四角くいろんな形になる。
さらに俺は隼になる。
ショッピングモールに行ってみた。
すると籠城している人たちがいる。
見ると自衛隊も出動しているようだ。だがいずれモンスターを狩りつくせるのだろうか?
俺は世界を取り払う。覚醒ボールポーションを飲み干す……だが増えない……もっと改良しないといけないか。
夢なんてないけどさ……この荒廃した世界を一人歩くなんて寂しいな……仲間を作るべきか……でも俺コミュ障気味なんだよな……ふうはー!! はー……くっそどうしたらいいんだ? 退屈過ぎるだろ糞……
俺は夜中に勝手に出歩いた……暇すぎて眠くないぜ……さあ仲間を探してどこいこ旅路だな。