表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/35

第12話 街でモンスターを退治していたら社会のゴミ掃除をした

 またもや街でゴブリンが出たので退治していた。銀髪の仮面男としてもうかなり有名な存在だ。謎の銀髪仮面男としかマスコミではそう名付けられている。


 すぐにモンスターを倒してすぐに退散しているのでばれてないが、写真とか動画を撮られまくるのはあれだな……有名税という奴だな。


 だが俺は街で見ちまった白昼堂々とお婆さんからバッグをかすめ取るひったくり野郎を見つけてしまった。


「誰か!! 返しておくれよ!!」


 皆が皆あたふたとするがひったくり犯は原付で逃げている。


 俺はすぐに一瞬で仮面を被り銀髪の男に姿を変えて追いかけた。


 ひったくり犯に一気に追いついて原付から引き剥がす。そのままひったくり犯を捕まえた。


「おおー!!!」


「すげえ仮面の男じゃねえか!!」


「ひったくり犯を捕まえた!?」


 そして警察が来て御用となった。


 俺はその辺歩いている筋肉マッスルなガタイの良い男に任せた。


 その男は仮面の男を見てこう呟いたと言う。


「やりたい……この男とやりたい…………」


 戦闘的な意味だろうが本人には気づかれないでいた。



 その後コンビニ強盗を事前に防いだりした。


 その時から人に感謝されるようになった。


 紙面は銀髪仮面男一色になった。モンスター退治だけでなく、犯罪者を捕まえるなどかなりの活躍をしていると報道された。


 伏魏奈迷子ふしぎなめいこも素人のスクープカメラマンとしてメイコは銀髪仮面男を追っていた。


 だが依然として足取りを辿れない。いつの間にか仮面男はいなくなっているので自宅を特定しようにもできないでいた。


 メイコは街で何時出会ってもいいようにカメラを片手に銀髪仮面男を追っていた。


 だがメイコは不思議に思っていた。ドラゴンのオーラと銀髪仮面男のオーラが似ているような……そんなことにちょっとだけ気づいているメイコなのだった。


 街でモンスターがまた現れた。いち早く駆けつけたのは直輝ではなかった。刀を持っている少女だった。


 名を血紫吹朱里ちしぶきあかりという。アカリはもともと天命流刀剣術を扱う一族で生まれつき能力を保有している人物だ。


 再生能力と血を操り身体能力を上昇させるなど他にも自信の血を弾丸として打ち出すなど血を操る能力を持つ。


 化け物を見つけたら狩れと命じられている。


 刀を血命強化して破壊力を上昇させる。爆発的に上がった攻撃でコボルトを狩る。


 ひとえに妖魔退治をしてきた一族でもあるのでアカリはモンスター退治には顔色一つと変えずに対処してきた。


 だがあの男はなんだ……?


 殺しのプロでもなければ普通の一般人でもない途方もないほど大量の能力を持ってモンスターを退治するのか?


 お相手したい。私とどちらが強いのか相対したいと念じるが敵わないのだろうか?


 アカリは夕焼けの太陽を背に血を滾らせて沈めるのに苦労したようだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ