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人形(ドール)たちの成長記録(クロニクルレコード)  作者: 渡口七海
第6章 グラフシグナル編 黄銀ファンタジックドリーム
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第2節 信号少女は思ったより真面目

「今更そんな力が出せたからと言って私に勝てると思うなよ」


「パーセンテージ、拳80!」


グラフはキラキラとした黄金のオーラを纏った拳をネクロニアに叩き込む。


「ぐぬぅ……!? な、なんなのだ、その攻撃は……!」


「これはあたしと……あたしを支えてくれるみんなの心が乗った拳よ……! 闇そのものであるあなたには眩しすぎるほどの光!!!」


グラフは一気に連撃をネクロニアに叩き込む。明らかにダメージを負うネクロニア。先程までの余裕はなくなっていた。


「くっ こうなればこの地球全体を覆うほどの闇で貴様を消し去ってくれる!」


「あたしの光はその程度では消えないわっ パーセンテージ、拳オーバーフロー!ありったけ全部を拳に乗せてっ!!!!」


拳の光がより一層の強く、大きくなる。ネクロニアの生み出す闇も深く、そして暗くなる。


「消え去れぇぇぇぇ!!!」


「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


放たれた闇に、拳を突き出して突っ込んでいくグラフ。しかし、闇の方がグラフを一気に包み込む。


「はっはっは、やはり闇にかなうものなどない!!!!」


「まだよ!!!!!」


その声とともに闇から一筋の光が漏れ始める。そして一気に闇を切り裂いてグラフが出てきた。そのままネクロニアに一直線に突っ込んでいく。


「これで…………終わりよ!!!!!」


「ぐっ ば、バカなァァァァァァァァ!!!!!」


その拳はネクロニアに直撃し、一気に貫いた。そしてネクロニアは光に包まれ、消えていった。


「はぁ……はぁ……たお、せた……」


その言葉と共にグラフは意識を失い落下していく。


そんなグラフをシグは空中で受け止める。


「……ふ、全く。流石は我が好敵手、であるな。しっかりとネクロニアを倒してしまうなど」


そのままゆっくりと地面に降り、グラフを手頃な日陰に安置する。


「今日のところは勝負はお預けだな、お前のことを待つもの達の所へと送り届けてやろう」


シグはそう言いながら、移動用の車を出し、グラフを乗せて、街へと走り出すのだった。



「おい、帰ってきたぞ!」


「おーいっ シグちゃーんっ」


「シグちゃんはやめてくれ、威厳がない」


街へ着いたシグは街の人たちに歓迎されていた。 何だかんだ、グラフのライバルと言いつつも、グラフを助けたりすることの方が多く、どちらかと言うと正義サイドの人間と認知されているからだ。


そもそも、シグは元々ダークネス側の人間であるのだが、出身がグラフと同じで、なおかつ幼馴染なのだ。


シグは闇、グラフは光の道を歩みつつ、二人ともネクロニアを倒すために動いていた、という感じである。


何度も衝突し、その度にお互い強くなり、そして最後は共に協力し、ダークネスを打倒した。街の人からしても、シグは歓迎すべき人なのだ。さっきの件もあるし。


「それより、グラフは!?」


「無事よ、ここに居るわ」


運転席から後ろを指さし、グラフの無事を報告する。なんというか、悪役ポジなのになんとも真面目なシグであった。


「ん……ん? あれ?」


「起きたか、グラフよ」


「シグ……? ここは……あれ、街……?」


そんなことをしていたらグラフが目を覚ました。街の人達もかなり集まってきている。わいわいとみんなが騒ぎ立てる。


「……ほら、何か言うことがあるだろう、グラフ」


「そう、ね…… みんな、ありがとう……そして、ただいま!」


最高の笑顔と共にグラフは言った。こうして、悪の組織ダークネスとグラフの闘いは幕を閉じたのだった。


しかし、その裏で…………


「ネクロニアが倒されたか……しかし、あれはまだまだ試作段階よ」


「更なる闇の恐怖を人類に与えましょう」


「闇こそ至高、闇に支配された地球を我らの手に」


新たな闇の気配が動き出そうとしているのだった……


次回!第2期 激闘 ネオ・ダークネス編開幕!!! 乞うご期待!!!

続きません、乞うご期待しないでください、よろしくお願いします。 次回は間幕だよ

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