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第3節 人形たちは如何にして産まれたのか

第3節です。楽しんで貰えたら嬉しいですね

では、説明節です。 少し、複雑なお話になりますので、心して聞いてくださいね。


私たちは世間一般からはドール、もしくは複数でドールズと呼ばれる存在です。


Design Order Laboratory Life の頭文字を取り、DOLL。 所謂、デザインチャイルドの類となります。


そもそも私たちの産まれたきっかけになったのは少子高齢化の影響です。


島国である日本はその影響をもろに受け、ものすごく子供の出生率が低くなり、人口減少の一途を辿りました。


その過程で医療技術の大幅な向上が見られ、平均寿命もものすごく伸びたのです。


平均寿命が伸びたことにより、人口減少は大幅に減りましたが、問題が発生しました。


ご察しの通り、子供があまり産まれなくなったのです。


さらに、高齢化の影響で働き手の減少も大きな社会問題となり、日本は窮地に立たされたのでした。


そこで研究が進められたのが遺伝子工学の分野でした。


遺伝子工学の目覚しい発展により、高齢者でも身体の若返りの実現が可能になり、働き手の減少も解決しました。


しかし、どうしても生殖機能に関してはどうやっても元に戻すことは出来なかったのです。


そこで技術として登場したのがクローン技術でした。


クローン技術の発展により、子供は出来ずとも新たな生命を育むことに成功、結果として出生率の問題も解決へと向かいました。


倫理観の問題等もこの際仕方ないと片付けられてしまい、今では様々なクローンが開発されています。


そして、数年前……当時16歳だった私たちの産みの親、ハカセはどういった経緯か謎のままではあるのですが、後に「ドールズ細胞」と呼ばれる特殊な細胞を生み出しました。


「ドールズ細胞」は思春期までの少女の身体に移植する事で人を超えた存在へと昇華させる特別な細胞でした。


この細胞を移植された少女は成長を止め、普通の人よりも身体能力が飛躍的に上昇し、特殊な能力を獲得する……まさに新人類への進化のための細胞とまで言われていました。


しかし、ハカセはこの細胞の技術を独占し、ドールを他の場所へと引き渡すことはしませんでした。


ハカセの多方面へ秀でた知識と技術力は彼を世の中から消してしまうには惜しく、ドールズ細胞以外の分野でも活躍していたため、政府も仕方なく容認。


たまにドールズたちを様々な分野の仕事などに派遣するという条件で現状の暮らしを続けています。


ドールズの特殊能力や、容姿、何人くらいいるのかに関しては次回のお楽しみというとことで……


それではまた次回です

次回で序章は終わりです

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