終幕 空珀少女は満天の星空を旅する
難産だったタイムプラネ編ついに完結…… 長かった……
しとしとと降りしきる雨。 なんというか、リストとサイファの話を思い出すね。
そんなわけで、天体観測の当日、雨が降ってしまうというアクシデントが発生してしまった。かなり急な雨で、今日一日は降り続くらしい。
と、なると悲しいかな、あれだけ苦労して準備を進めていた天体観測はもちろん中止になるわけで……
「雨じゃ、仕方ないですよね……」
しょんぼりしたように頭の耳が垂れているタイム。そんなタイムを見て、プラネは思案する。髪の色もシアンだから高度なギャグかな? とか言ってる場合じゃなくて……
頭の中で代案を素早く構築していく。 なお、今日のプラネは…………
「なんとかなるよ、今からSADでプランを出すから、それでいこう」
頼りになる方のプラネだ。
プラネの代案を素早く読んでいくタイム。 現在時を確認して、しきりに頷き
「これでいきましょう、すぐに準備を進めます!」
と、快い返事を返すのだった。
そして場所は変わって…………プラネタリウム。
バスに乗って15分くらいの場所にあるかなり大きな施設である。
「割と近くに大きな施設があるなんて知りませんでしたよ」
「実は私の行きつけなので…… 星、見るの好きですし」
あれから衝撃を受けることも無くかなり落ち着いた様子のプラネとニコニコしているタイム。
この状態のプラネってあんまり長時間続かないんだけど、今日はかなり調子がいいみたいだね。
なんというか、プラネもかなりのドジっ子気質がある上に、同室の姉が高確率でプラネを叩いちゃうので……
「へぇー! ここって天体望遠鏡もあるんですか」
「かなり遠くまで見えるみたいですよ、太陽系の外でも見えちゃうとか。実際、私はそこまで遠くを見た事ないですけど、かなり高精度で星が見えるので、かなりオススメです」
「ほうほう。 それはそれはかなり気になりますねぇ」
「天気いい日にまた来ようよ、そうすれば見れるかもしれないし」
スマートに次の約束を取り付けるプラネ。最初に誘った時の苦労は一体なんだったのか……
「ふふ、プラネさんって普段のオロオロしてるのも可愛いですけど、今のプラネさんもスマートで素敵ですね……?」
「そ、そうですか……?」
照れて頭をかくプラネ。そんな話をしていたらプラネタリウムの上映時間が近づいていた。
「そろそろ、いきましょうか」
手を差し出すプラネ。手とプラネの顔を何度か見比べたタイムはその手を取った。
「しっかりエスコート、してくださいね」
二人はそのままプラネタリウムの上映場所へと歩いていくのだった。
「今回はかなり難産だったな」
「いや、こう……なんていうかな、どうまとめれば上手くまとまるのかわからなくてね……」
プラネとタイムの話をまとめ終えた私は少し疲弊した顔でそう答えた。
実際、プラネタリウムの次の週くらいにこの二人は山に星を見に行ってたりする。そっちで話をまとめるのもありかな?とは思っていた。
プランが幾つかあると割と悩んでしまう方で、かなり時間が経ってしまった。
「はー、クロニも疲れた」
「お前は何もしてないだろうが」
ぺしっと叩かれるクロニ、そんなことをしていると
「私を呼ぶ声がする……頭の中に響いてくる……」
「厨二病も大概にしてきなさいよ……」
グラフとシグが部屋に入ってきた。
「この流れは……次回予告かな?」
何となく察してしまった。というか、今回は本文が短めなので、次回予告は一緒にやるかな?とは思ってたよ。
「あー、実は今回はそうじゃないのよ、次回って性格にはあたし達の話じゃないし」
「我が永遠の好敵手の言う通り。次回は人形達の宴……全ての人形が集う話」
「シグの言い方はよく分からないけど……つまりは?」
「紹介回よ」
「へ?」
グラフの唐突な言葉で私は固まってしまうのだった。
そんなわけで次回はドールの紹介回らしいです。
「次回、虹色オーバーライツ! お楽しみに……?」
というわけで次回から本編に出てこないドールも含めて色々紹介します。めっちゃキャラ出てくるのでお楽しみに




