第1節 星空少女は計画性が高い
ストック切れてて描く時間がががが
「あ。星見たい」
パチリと目を開けた瞬間にプラネはそう呟いた。発作的に星が見たくなったらしい。
そこからプラネの行動は早かった。布団から飛び起き、最適な場所、時間を算出、そこに至るまでのルートの計算をしながらSADで最適な交通機関等を検索。
いつものプラネとは比べ物にならないほどテキパキとした動きでプランニングしていく。
プラネは正直、性格上に大きな問題がある。その為、プラネは派遣には不参加で、いつも研究所の中にいる。
とは言っても、別に仕事をしていない訳では無い。彼女は類まれなるプランニングの天才であった。
緻密に計算され尽くしたプランから大雑把なプランまで、依頼主の望むプランならどんなものでも作り上げる、それがプラネである。
「さってと……これだけプランは練ったところで、タイムスケジュールの管理は私じゃ不安しかないから……」
普段のキャラとだいぶ違うって? まぁ、プラネは二重人格っぽい所があるので……
切り替えのタイミングは…………後ほど、説明するとして。
プラネはドールの名前と能力が載った表を見ながら思考をめぐらせていく。
「リスト……は割とアリかな、第1候補。サイファは……ナシ。グラフもナシでー……あー、この辺りは……ダメかな。……ん?」
表を参照していたプラネの視線が止まる。タイム……最近ドールとして加わったばかりで、あまり交流は……いや、そもそも、プラネは他の人との交流がほとんどないが。
「ふむ……この子だ。この子しかない」
計画をまとめ、後は相談するだけ。プラネは部屋で1人ほくそ笑むのだった。
そして唐突に、べしーんとプラネは頭を叩かれた。
「いっ!?」
「うるさいですねぇ……何時だと思ってるんですかぁ?」
いつの間にか後ろに立っていたドール。 プラネの姉、ドルチェの仕業であった。
「お、お姉ちゃん……」
「同室の私が気持ちよく寝てるのを起こさないといけないほど、大切なプランニングだったみたいですねぇ?」
笑顔を浮かべているが全く顔が笑っていないドルチェの気迫を目にしてプラネはすっかり縮こまってしまった。
「ぴ、ぴぃ……ご、ごめんなさい」
「ほら、さっさと寝てくださいねぇ?」
その言葉どおりに仕方なく、プラネは布団に入った。プラネの切替スイッチ、それは外部からの強い刺激である。
今回は頭を叩かれたために切り替わった、という事だ。
「とりあえず……起きたらタイムに声掛けに行こ……」
ぽつりと呟いてプラネは眠りについた。




