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生きるって食べること


生きていくのに食べるのは必要


分かっているけど、それができない


どうやって食事を取ってたっけ?


「・・・」


 やっと少しだけ食べる気になったけれど、残念ながら食事を作る気はなかった。

 そこで某デリバリーサイトを利用することにした。


ピンポーン


 扉を開けると明るい声で店員が商品を渡した。髪の毛も服装もボロボロの状態で出たにもかかわらず、店員はにこにこと笑って私からのお金を受け取った。

 食事を受け取ったものの急に食欲がなくなり、とりあえずローテーブルに置いた弁当をじっと見てどうするか考えようとするがそれすらもめんどくさい。

 中を開けると弁当の匂いが部屋に広がる。

 ここで食欲もそそられるのだろうが、全く食べる気も起きない。


「にゃー」


 弁当の匂いに誘われて飛びついてくるみやに「お前のごはんじゃないよ」と言った。


「んなー」


 それでも負けじと鳴いて訴えるが、手の届かない高さにやってやっと諦めた。実に、実に恨めしそうな顔をしていたが、猫に人の食事は与えられないので諦めてもらうほかはない。


 そうこうしているうちに食欲が完全に失せてしまい、私は食べずにボーとすることにした。


もったいないけどどうしようか。

次の日まではきっと大丈夫だろうから冷蔵庫にでも入れておこうか。

だけど冷蔵庫までの数歩の距離すらめんどくさい。


 なんて考えているとローテーブルの向こう側から靴下柄の前足が目の前の弁当に狙いをつけて「ぬっ」と伸びてきたので急いで弁当を私の手前に持ってくる。


「なーおなーお」


 「なんてことするんだよ。ちょうだいよ!!」とでも訴えているのだろうか、みやは名残惜しそうに弁当だけをじっと見つめて今か今かとこちらの隙を突かんとばかりに待ち構えている。

 もはや特攻してくる勢いだ。


 こうなったら仕方がない。動くのが面倒なら食べるしかない。

 意を決して弁当箱を開け、味などお構いなしにかき込んだ。


 15分位してなんとか弁当を食べ終えて、これまたすべての気力を振り絞って、ゴミ箱に弁当箱を捨てた。


 この後このせいでトイレに引きこもることになるが、

 それでも私の中で食べるという行為が再開した。


 人間って全てにエネルギーを注いでいるんだと思った。

 ただそこにいるだけでは死んでしまうんだ。なんて当たり前のことに気づいてハッとする自分がいた。


 食事を取れるようになってからは大分活動的になった。

 なのでここからは細かい手続きなどの説明をしようと思います。


 拙い文章ですがよろしくお願いします。

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