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さておき、さておきと、と、とととと、ぽぽぽぽ、と、そんな胸の痛みに対しピュア過ぎる自分に、恥じ入りながら、歳構えをしかし自嘲出来ないで、しかし、愛していました。と、愛しておりました。と、そんな田原さん、と、結局自分は自分内の無尽蔵に溢れて来るものに従いながらしかし、社用車だし、気儘な事は出来ないと、爆破しそうな本格に対する理性の痛い荒いサンドペーパーに従い、ヌンチャク振り回し放題のデビルを極めざる終えない衝動の奴隷化と闘いながら、詰まるところ、自己解放区、阿保とは知ってのこと、今は世間よ、俺に構うな、とようやっと、我が青空の下に辿り着いた。自分の運動神経は過去に極端な環境を経験し、自信があり、自分のこのスポットは普通に行く事を考え付く地形からのものでなく、自分は営業職、路肩でヌンチャクを上半身裸となり振り回しているのを目撃される事は永遠とゼロにしたく、こんなぱっと見の岸壁を降りての場所を選んだ。まあここら一体の岸壁を降りた河原は自分の天国、桃源郷と言うかも知れない。人など来た事の無い感が空をより深く青く染め込む、尻ポケットに挿し入れていたヌンチャクを取り出し、息を今迄に無く丁寧に深く吸い込み、止め、頭は軽くキレ飛び、振り回した、妙に入る調子の良さに、段々とスピードは上がり、頂点に達し、シュタッと右脇に挟み止め、また来る胸のひたすらな悲しみを逆流させるかのように、更に上がるスピードが上がるに任せた。かのサンフランシスコ中華街出身の映画スターの様に、半泣きを、マジ泣きを堪え、堪え揺れて、、遊戯を終了とした。動物的になっているのか、嗅覚が鋭敏になってか、女性の髪の香りが、錯覚かの間合いでし、やはりし、辺りを警戒の気で見渡した。左斜め後ろ、近かった。5歩の先に女性がいた。白い大きな庇の軽そうな麦わら帽子型の上品な帽子、帽子を飛ばないように左手で庇に触れ、麻の様な少し粗めの生地の涼しそうなノースリーブの白のワンピースが、止まった時の風に揺れていた。見惚れ、止まってしまった自分は、明るく深いホワイトアウトの夢に逝ってしまいそうだった、が運動に荒れた息で我に返り、自分の狂態を速攻自覚し、衣類をまとめ、逃げた。その時、花多さん、、と息の声の様に静か過ぎる声が耳にしたような気がしたが、突発的に岸壁に向かう自分はそのままの勢いで岸壁を登り、社用車に乗り込んだ。息は荒れ、上気した全身からは一気に汗が吹き出した。エンジンを掛けエアコンを最強にし、とりあえず、抱えていた上着やらヌンチャクなんかを後部座席に投げ、岸壁沿いの車道を走り、暫く走った。女子供が、しかもあんな優しい感じの姿の人が、まさか、あんな岸壁下に有り得ない。やはり、恋病か、幻覚、確かにヌンチャクのキレは自分でも異常事態な程のスピードと正確さだった。それに自分は白い世界に入って逝ってしまいそうになった。しかし美しかった。あかんあかんと思った。日曜からの精神的な吐く程のダメージに10年ぶりの初恋並のピュアフルの爆破、自覚は無いにしろ、自覚が無い時こそヤバイらしいので、もう予定の2件の得意先も回らず、体調不良として、あー田原さん、失恋で休みを取った。やっぱり、あやつは、らきょうヘッドと、まあいいわ、らきょうす、いいす、、と帰社した。無理だわ、もうあかん。
帰社し、やっぱり、田原ベイビのこと気にし、しかし、全くの普通。自分を認めても、全くのスーパーマクロも変わり無く、まあ、らっきょに対して、らっきょに人間がなんか精神的に左右されんわなと、たわたわぴよぴよのまま、半分糞を漏らしたみたいな歩き方しか出来ず、上司に、幻覚を見てしまい、最近精神的に参っていると、そのままの話しをし、上司は今日なり明日にでも心療内科なりを受診して来いと、今週は休め、となり自分は自転車で自宅アパートに帰ったのである。




