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登場人物一覧その2

ナナクサ

 ユーディと結婚したため、言い逃れできないロリコン。毎日食事を作り、献立を考えていると、ふと、「もうオカンじゃね?」と思うことがしばしばある。

 『一夜戦争』でユーディと共に圧倒的な力を用いてアラストルをハメ殺し、ドラグボーンウォリアーの軍勢に致命的打撃を与えた結果、本人の知らぬ間に【氷帝】の二つ名を得てしまった。夜はドSだが基本的に甘い。



ユーディリア

 成人したことにより毛色は空色へ、額の宝石はオブシディアンへと変わった。背丈は変わらず低いが、感情がよく顔に出るように。ごくまれにカーバンクル族が持つ能力・天候操作が可能。その気になれば雨どころか雷雨・雹といった災害的な天候にも変えられる。ナナクサから商売の帳簿管理を任されている程の計算能力を持つ。

 『一夜戦争』では雨を降らし、エルッケの森、及び市街地の火災消火に貢献。また、アラストル、ドラグボーンウォリアーの軍勢との戦いを経て、【水姫】の二つ名を得る。

 好きなものはお菓子と卵料理とナナクサ手製の首輪。抱きナナクサがなければ眠れない。かまってほしいドM。



ジークフリート

 ナナクサを慕うイケメンのホブゴブリン。苦渋の経験から、さらに剣技を鍛え上げ、補助的な風術を会得するに至った。

 『一夜戦争』において、精鋭兵団を引き連れてドラグボーンウォリアーの軍勢を押さえ込み、一騎当千の働きをした。その戦いぶりから【疾風鬼】の二つ名を得るが、本人はそれほど疾くないと思っているようで、強さへの貪欲さは衰えていない。



グレン

 ナナクサを主と慕う赤いリザーディア……だった。アラストルの燃え盛る血を浴び、死に直面。己の存在意義を再確認し、焼き尽くす炎から蘇る。

 サラマンダーへと進化したことで鱗はさらに固くなり、また、全身の筋肉はリザーディア時代を越えるポテンシャルを秘めている。『一夜戦争』を経て【灼熱竜】の二つ名を得た。

 ナナクサから授かった[撲殺剣]を探し、畑の整地作業後にこつこつと捜索をしているが、未だ見つかっていない。メス嫌いは相変わらずのようだが、ナナクサが認識する家族相手には例外のようだ。



リレーラ

 白髪白毛のカーバンクル族の獣人。迷宮探索で得た報酬でだらけ切った生活を送っていたが、なんとか改心。専業のハンターとして活動するも、『一夜戦争』によってハンター業を廃業せざるを得なくなる。

 甜菜畑の整地労働で金銭を得ているが、その後はどうしようと不安に思っている。気が付けばジークを目で追っていることがしばしばあるようだ。



リラ

 シェイプシフターと思われる幼女。ナナクサとユーディの仲を応援することを決めており、二人の仲は邪魔しないと決めている。……が、寂しくなる時はあるようで、そういう時は我慢せず、見た目相応の子供らしく振舞う。

 裁縫?にのめり込んでおり、彼女が作るワンピースやドレスはデザインや配色はもちろんのこと、徹底した末端処理が施されたハイクオリティ品である。市場に流れれば一着で1年豪遊できるほどの出来だが、あくまで趣味の範囲であるため、一切が市場に流れていない。

 また、彼女の見た目から製作者だとは思われておらず、時に未知の素材が使われていることもあり、入手経路が謎に包まれている。

 『一夜戦争』でアラストルに対し空を縦横無尽に飛び回り、牽制、妨害に徹する。ドラグボーンウォリアーの軍勢には、圧倒的破壊力をもってして殲滅、勝利へ貢献した。

【黒翼姫】の二つ名を得たが、そんなことよりナナクサが作るケーキの山の方が重要だったようで、右耳から入ったその情報はすぐさま左耳と鼻の穴から抜けていった。



ケセラ

 魔王城地下迷宮の、最下層に存在する謎の意思。370年前にコルボード平原を制圧するため、アラストルを生み出した張本人。

 しかし、肝心のアラストルは言うことを聞かず、挙句ケルヴァによって速攻で封じられた。そして現在、お気に入りのキマイラはナナクサ・リラとの戦いのトラウマにより引きこもり。うん、お前は泣いていい。



ケルヴァ

 ウィルゲート大陸史に残る天才術士……だったが、一部からの評価が辛辣。

 ナナクサ曰く、「確かに彼は偉大な先行者だったが、同時に問題を先送りにし埋没させた愚か者だった」と酷評している。



クーダ

マゴレ

モルヴィーニ

 精鋭兵団、一言で言えばモブ。出番は多分もうない。



ゴルドー

 灰熊族の獣人。毛深く巨体。男手一つで娘のクリナを育ててきた。

 元はとある村に住んでいたが、生まれたクリナの種族が既に絶滅したエルムであったことを理由に誹謗中傷を受ける。このままではいけないと娘の為に故郷を捨ててウルラントへと移り住んだ。

 雑貨屋の屋号は彼が愛したただ一人の女性の名である。現在の好物は甘いお菓子。



クリナ

 青い目と薄い金髪三つ編みに尖った長い耳が特徴のエルム。ゴルドーの実娘。隔世遺伝により、遠い昔に滅んだエルム族の特徴を有して生まれてきた。

 種族に寛容なウィルゲートであっても、灰熊族の夫婦から絶滅種が生まれたことは、遺伝子知識のない住民にとっては怪奇としか言いようがなかった。幼くして大人たちが自身に向ける異物を見るような視線に気づき恐怖を覚え、移り住むまでの間、一歩も外には出歩かなかったという。

 ウルラントへ移り住み、成長してからは家事全般と店番をするようになったが、過去の恐怖からに積極的に他者と関わろうとしなかった。しかし、寂しさも感じていた。ユーディと出会うまでは……。



???

 雑貨屋ジェナの商品棚に並ぶクリナが作った新作のぬいぐるみ。

 ただのぬいぐるみのようにしか見えないが……。



テッシ

 孤児院に住むオウガ族の少年。ミカ・ハクヤクとは赤ん坊の頃から共に育ってきた。

 巨体を誇るオウガ族でありながら、経済的事情から多く食事が取れないために発育が悪いが、それでも同年代の子供に比べて腕力は段違いに高い。

 ナナクサ・ジーク・グレンに憧れ、ミカ・ハクヤクとともに『赤い牙』を名乗る。

 『一夜戦争』を境に憧れの対象がリラへと変わり、オヤビンと呼び慕う。絵心はない、それと頭はよくない。



ミカ

 孤児院に住むディーヴ族の少女。赤い髪が特徴的だが、ディーヴ族のシンボルである角を先天的に持たなかったために捨てられた。『赤い牙』の赤は彼女の髪の色に由来する。

 男勝りな活発少女で、自分の髪の色と同じ鱗を持つグレンに憧れ半分恋心半分だった。上位進化したグレンを見て、完全に恋する少女になってしまう。



ハクヤク

 孤児院に住む白猫族の少年。テッシ・ミカとは赤ん坊の頃から共に育ってきた。

 獣人だが経済的事情から発育が悪く、同年代の子供と比べても身体能力は劣っているが、他の子供に比べ頭が回る。故に3人で行動する際は、行動方針は基本的に彼が決めている。暴走させないためのブレーキ役にして、参謀。カツサンドがもう一度食べたいと思っている。



アラストル

 約370年前、コルボード平原制圧を目的にケセラによって創造された邪竜兵。

体高30m、二足歩行の巨体を持ち、すべてを焼きつくす爆炎のブレスを放つ。全身が骨色の鱗に覆われており、燃焼そのものを否定する。血液は発火する性質を持ち、接近攻撃で万が一にでも傷を負わせれば、返り血によって死ぬまで焼き尽くされる。また、[メイクアンデッド]を感覚で扱う事が出来、自身の鱗をベース素材としてドラグボーンウォリアーを錬成し使役できる。

 かつては破壊しか頭になかったが、370年という長い時間が、『考える』ということを無理やり学ばせた。が、怒りで考える力を失い、力を十分に振るうことなく罠に嵌められて死亡する。

 アラストルと、それに生み出されたドラグボーンウォリアーの軍勢によって、ウルラントの国庫は深い傷を負った。当然シルベイクァンとシグルスの仕事も爆発的に増えた。


来年もまたよろしくお願いいたします。

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