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買い物?デート?

話数表記を撤廃しました。

 その後、俺とユーディは露店街へとやってきた。


 露店街とは西門から中央広場へ通じる大通りの通称だ。大通りの両脇は簡素な木造の屋台、敷物を敷いて商品を並べた行商人でびっしり埋まっている。

 南・東の大通りにも露店はあるが、ここほど多くはない。東・南の大通りの露店の様相が、本屋やスーパーの前でポツポツとピザやクレープを売っているような感じだとすれば、西のそれは活気にあふれる縁日の祭りと言っても過言では……いや、誇張が過ぎたかもしれない。それでも、ウルラントで最も活気にあふれる場所である事実は変わらない。


「人いっぱい」

「だな……」


 コミケ東館の開場1時間後に比べりゃあ雲泥の差だが、それでもこっちに来てからこれだけの人ごみは初めて見たのではないだろうか……?


 何故西だけがここまで行商人の露店ごった返しになっているのか、自然の成り行きとしか言いようがないとシルヴィさんは言っていた。

 南から入ってくるのは木材のみで、東には他領の穀倉地帯が広がっている。自給自足が基本であるため、小麦・芋類の主食原料がこちらへ輸出される余地は一部を除いてない。

 その一部の例外が、海側──西から流通している塩や海藻。そして南西のメルジェーフェナ領から持ち込まれる果物類だ。


 この果物類、甘いものが大好物だったアルガードスへの献上として扱われなかったのは理由がある。いや、かつて献上を催促されたらしい。しかし、それは領民にとって命に関わる大問題だった。

 メルジェーフェナ領民にとって、果物は第二の主食と言えるほど食生活に密着していた。穀物が不作の年でも餓死者がなかったのは、多様な果樹の恩恵とも言える。


 そんな現状で甘いもの大好物のアルガードスへ献上すれば、下手をせずとも味を占められては根こそぎ果物を持っていかれかねない。外貨は入るが、領内の食物が増えるわけでもなく、残された穀物の価格が爆発的に上がり、領の経済、食糧事情のどちらも崩壊するのは火を見るより明らかだった。最悪、食糧をめぐっての内乱までありえただろうと、話を聞いた際に俺は思った。


 そこで時の領主と村長らは結託し、徹底して痛んだものを選別して献上した。輸送中に腐敗する恐れあり、と、注意書きを添えて。

 輸送中は日光に晒し続け、雨に晒し続け、届けられた時にはもれなく全て腐敗し悪臭を放っていたそうだ。それをしぶとく続けた結果、終いにはもう送ってくるなという書簡を受け取り、メルフジェーフェナ領民の命は守られたという。


 無論、アルガードスの気を害したことは言うまでもないが、自重で身動きがとれない愚王と腐敗と怠惰まみれの兵がメルジェーフェナの領民へ何ができるか?何もできはしなかったし、当時の宰相がさせなかった。

 同時期に、取引のある行商人・商会相手に果物のウルラント持ち出し、持ち込みをメルジェーフェナ領主と宰相が徹底して禁止させ、真実の露見を阻んだ。


 ──というのが、シルヴィさんから齧った果物事情である。

 根本的原因であるアルガードスが死んだ事で、ウルラントへの果物輸出が解禁された結果、果物の需要に火がついてこの人混みになっているのだろう。

 無論、果物や塩、海藻だけではない。北西にはノースブリス連峰を挟んで北側と南側を繋げれ唯一の連絡路を抱えるコルヌクヌス領がある。そこはドワーフが人口の大半を占め、金属加工品やガラス細工、陶器などの日用品が果物や海産物の流れに便乗して運ばれてくるのだ。


「果物、おいしいの?」

「む、もしかして食ったことないのか?」


 そういやぁあの森、果物の類の木は全くなかったなぁ……。クマヤローに根こそぎ食い荒らされた後だったし。


「なら、ちょいちょい味見しながら行くか」

「ん♪」


 味を確かめるのは必要不可欠だしな。……固くて食えたもんじゃない、なんてのは御免被りたい。

 この季節なら、イチゴ、バナナ、メロン、スイカ、桃あたりは期待できるな。ただ、こっち独自の種があるだろうことも考慮すると、種類はそれ以上、そして味には期待しないほうがいいかもしれない。


「ナナにぃ、これって、デート?」


 あ……言われてみれば、確かにそうなるか。しまったなぁ……。


「できれば初デートはもうちょっと気の利いた場所にしたかったんだが……」


 例えば………………いかん、まるで思い浮かばない。

 アレだ、現代なら遊園地だの水族館だの博物館だの映画館だの、娯楽施設は山のようにあった。しかしこっちに娯楽施設はない……のか?いや、俺がこっちの世界の娯楽に無知無関心なだけなのか?

 考えてみりゃあ、ランニングして飯作って飯作ってハンター組合に顔出したり術研究したり、そしてまた飯作って風呂入って一緒に寝る、だったからなぁ……。俺にとって今のところは料理と研究が娯楽みたいなもんだが……傍から見れば娯楽と無縁の生活にしか見えないな。


「娯楽施設、何かあるのか今度シルヴィさんに聞いてみようか。どれだけあるのか分からないが……」

「ん、楽しみ♪」


 あっても劇場くらいの気もする……ジローはそのあたり何か持ち込んだのだろうか?あいつが持ち込むとすれば得意とする盤上遊戯全般だが……。

 ……そういやぁ、結局ただの一度も、将棋でもチェスでも勝てなかったな。強すぎて。リバーシはかろうじて3割勝てていたけど。


「行こうか。手、離さないようにな」

「ん♪」


 ただ、昼食の準備にその後の準備もある。そう長くはいられない。

 時計の時間に注意しつつ、端から順に見ていくことにした。


「いろいろいっぱい」


 コルヌクヌス領から持ち込まれたであろうガラスのジョッキに、金の根付飾りが付いたよく磨かれたナイフ。

 値札を見れば、現代日本の量販店を知る俺からすればちょいと信じられない価格だった。


「ジョッキ1つで銀8枚かよ」

「でも、きれい……」

「いらっしゃい。どうだい、スゲェ綺麗だろ?この大きさで、空気の玉一つ無い。そしてこの湧き水のように透き通ったガラス。普通なら銀13枚モンだぜ?」


 俺達のつぶやきを聞いた店主が、ジョッキのウリの部分を説明し、買わせようとする。

 確かにシンプルで、形も整っている。透明度も申し分ない……んだけどなぁ……。ここまで値下げに踏み切らなければならなかったのは、それだけ需要がなかったからなのだろう。


「まだ見始めたばかりなんだ。また寄らせてもらうよ」


 当たり触りない言葉で流し、揃って次の露店へとずれる。あれくらいなら俺でも作れそうな気がするのは、俺の能力に対する自惚れなのだろうか?


「お、いい籠だな」


 ゴザの上に竹で編まれた手提げの籠が所狭しと並んでいる。店主は若い猫獣人の青年だ。

 見たところささくれもないし、末端処理もきちんとしている。握りの強度も申し分なさそうだ。先ごろ雑貨屋で見たものよりもクオリティは高い。

 ……そういえば、入れ物を持ってきていなかったな。

 現代だとマイバッグ忘れてもスーパーで3円か5円で袋買えたり、あるいはタダのダンボールに商品を入れて持ち帰れたが……こっちじゃあそんなサービスないんだよなぁ。まだまだ現代日本生活時のクセが抜けていないらしい。

 何れにせよ、買い物かごは遅かれ早かれ必要になる。ここで購入しても問題ないだろう。屋敷の籠は私物じゃないしな。


「1つもらおうか」

「あ、ありがとうございます!銀1枚になります!」


 銀貨1枚を手渡し、籠を受け取って空いた手に引っ掛け、さらに歩みを進める。

 ……屋台がないな。こういう場なら、焼きウィンナーだの串焼肉だの、それくらいの屋台ならあってもおかしくはないはずだが……。飲食店の需要がないはずがない。時たま、梨のような果物をかじりながら露店を物色する人もいるのだから。

 うーん……店を構える前に、ここでお菓子の知名度を上げるほうがいいかもしれないな。知名度0じゃあ店を構えても何を売る店なのか解らないせいで、お客さんになりえる対象がお客さんいならないなんてことになりかねん。それに気付けたのは大きい収穫だ。


 ふと、ユーディを見ると、2件先の露店に釘付けになっている。敷物の上に並べられた、売り物である蓋の空いた小さな木箱の中身が気になるようだ。


「ナナにぃ、あれ、なに?」


 中には小さな赤い何かが入っているようだ。それが何なのか、もう少し近づかなければわからない。

 目的の露店の前に移動し、木箱の中を覗き込むと、大量のイチゴが入っていた。


「……こりゃあ、アタリ引いたな」

「んぅ?これ、なに?」

「イチゴ。……いい具合に熟している」


 俺のつぶやきを聞いた中年店主の口元が、にやりと笑った。

 陽の光を受けて赤く輝くそれはまさに宝石のようだ。

 かつて口にした最高のいちごを思い出す。一粒食べた瞬間、ニヤケが止まらなくなるほどに美味だった。……まあ、こっちの世界の未交配であろう原種にそこまでの期待はしていないが。


「店主、味を見たい。1粒いくらだ?」

「銅5枚だ」


 つまり50円か。まあ、流通と需要、供給、大規模栽培もしていなければこんなものか。


「2粒くれ」

「まいど」


 大銅貨1枚渡し、2粒受け取って、手の中に水を集めて洗い、然る後水を霧散させる。


「驚いた、お客さん術士なのか」

「まあ、な」


 洗ったいちごの1粒をユーディに渡す。


「どうやって食べるの?」

「緑のヘタがあるだろ、こう、根元を指でつまんで引きちぎって、赤い方を食べる」


 親指と人差し指の爪を喰い込ませて捻り、ヘタを引きちぎる。


「ほら、あーん」


 ユーディにいちごを摘んで差し出すと、ほのかに顔を赤らめ、指ごと口に含んだ。


「……指ごとは勘弁してくれん?」

「ん……ちゅぷ……」

「いや、吸うなよ」


 変な気分になってくるからやめてくれ。

 ゆっくり指を引き抜くと、口の中でイチゴを転がして、それから咀嚼し……。


「……すっぱい」


 率直な感想が漏れた。


「お嬢ちゃん、いちごってのはそういうもんだ」


 いやいや、酸っぱいだけがイチゴじゃあないでしょうよ。糖度が高いイチゴに謝れ。


「んぅ……ナナにぃ、あーん」


 ユーディも俺に習い、ヘタを引きちぎってつまんで差し出す。ちょいと屈んで、お返しに俺も指ごと口に含む。


「んっ……んー……」


 流石に俺はこんなところでは吸わない。姿勢を戻し、ゆっくり咀嚼する。

 なるほど……確かに甘味より酸味がやたら強いな。先の店主の言葉も加味すると、甘いイチゴはないということか。

 まあ、元より甘いイチゴは期待していなかった。これくらいの酸味なら特に問題はないだろう。


「店主、この籠に目いっぱいくれ」

「な、ナナにぃ!?」

「兄ちゃんそんなに食べられんのかい!?」




 右手にユーディの手、左手に苺で一杯の籠。うむ、良きかな良きかな。

 実はいちごは俺の好物だったりする。自然と顔がにやけてしまうのも無理からぬ話。これ以上購入しても持ちきれないため、ここで買い物は終了だ。


「……食べきれるの?」


 あ、俺がそのまま食べると思ってるのか。


「まさか。酸味が強くて流石に全部そのままは無理さ。甘味がもっと強ければ話は変わるが……」

「あ、もしかして……お料理に?」

「おう、こいつを砂糖と一緒に煮込んで冷やせばイチゴジャムになる。この酸味に砂糖の甘味が加わったのがたまらないんだ。それを、パンにつけてもよし。昨日食べたクッキーにつけるもよし」


 そして酸味が強いイチゴは、甘すぎるお菓子への清涼剤にもなる。そのまま食べれば虫歯の予防にもなる。

 いや、きちんと歯磨きはしているぞ?それに[病毒無効]もある。……それでも、なんていうか、ね。


「じゅる……食べたい!」


 どうやら昨日のクッキーの味を思い出し、そこに苺の酸味と砂糖の甘みを加えた味をシミュレートしたのだろう。


「勿論だ。期待してくれよ……おろ?」

「オ?」

「む」

「あれ?」


 いつの間にか俺たちの正面にジークとグレンがいた。お互い話に夢中になりすぎて気づかんかった。


「お前ら何やってんだ?」

「見ての通りダ」

「お買い物……?」

「ええ、ナナクサ殿に有意義な金の使い方を相談し、ジークとともに足を向けた次第です」


 ふぅん、成程、ここでプレゼントを調達するつもりか。確かにここなら掘り出し物があるだろう。……大方、シルヴィさんの入れ知恵かね。


 ……ん? 


 なにか妙な視線を感じる。

 この間、巡回中のジークと鉢合わせた時と同じ、こうこちらを値踏みするような、嘗め回すような……あー……つまり……。


「また注目されてるみたいだな」


 少し離れた位置に居る若奥様や年頃の女子のヒソヒソ話しが聞こえてくる。それも、割とたくさんの。


「またカ……」

「む?」


 渋い顔のジークだが、グレンはまるで気にしていないようだった。まあ、普段から上半身裸だからなぁ。視線に慣れてしまったのだろう……。


 風向き加減からなんとか彼女らの会話内容を聞き取れなくもないので、ちょっと意識を集中させてみるとしよう……。




「見て、あれ。精鋭部隊(エリート)のジーク様とグレン様よ」

「お話しているあの方はどなたなのでしょうか?」

「あたし知ってる。最近新設された術士隊に術を指導している教官だって兄貴が言ってた。名前は……ナナクサだったっけ」

「ミステリアスで引き込まれるわ……」

「確かに魅力的ですけれど、ワタクシはやはりジーク様が……」

「あたしはグレン隊長押し。あのがっちりした筋肉が、もう、なんていうか、抱きしめられたいっ」

「あの小さい子は妹さんかしら?」

「可愛らしいですわ~~。お部屋に飾りたい……」

「飾りたいって……いや、わかんなくもないけど」



 何この俺の評価。

 ジークは解る、マジイケメンだ。壁ドンすりゃ多分大体の女は落ちる。下手すりゃ男も落ちるかもしれん。

 グレンもわかる。情熱的と言わんばかりの赤い鱗に、実戦で鍛え上げられた無駄のない筋肉、身を挺してでも護ると言わんばかりに大量の古傷。筋肉フェチにはたまらんだろう。

 ユーディも超解る。天使とか妖精とか言われても違和感が仕事していない。

 だけど俺は無ぇよ!!ミステリアスって無ぇから!!


「ナナにぃ、そういう評価、納得できない?」

「納得できないというか……異次元の言語が聞こえてきた気分だ。っていうかユーディも聞こえていたのか」


 長い耳は飾りではないらしい。相応に聴力はあるようだ。現にジークとグレンには聞こえていないようだし。


「んぅ……ナナにぃかっこいいよ?」

「…………具体的に、よろ」

「なんていうか、チョイ悪ミステリアス?ちょっぴり危険な香りが魅力的、かも」


 危険な香りの部分に心当たりが多すぎます……。


「真剣に考えてる顔、かっこいいし、ちょっと困ったときの顔が、キュンってする」

「もーええわ。……うん、ユーディ、色眼鏡掛け過ぎや」


 流石に小っ恥ずかしい。というかな、そういう見え方しとるんかい、俺。


「ミステリアスなのは、種族がわからないから、かも」


 ……分からない?


「ふむ、一理ありますな」


 意外にもグレンはユーディに同意した。いやいや、一理も何もないだろう?


「ナナクサ殿、カルタという青年を覚えておられますか?」


 カルタ……ああ、精鋭部隊の面接通した彼か。たしか僻地出身、黒髪黒毛の黒虎族で、妙にチャラかった……あ。


 ここまで思い出して、グレンが言わんとしている事がようやく見えてきた。


「成程な、黒虎族にみえなくもないが、よく見れば違う。正体不明、故にミステリアスか」


 ウィルゲート大陸には、黒虎族やカーバンクル族のように希少な種族が僻地に多数居を構えている。中には単一種族から成る隠れ里もあるとか。俺のことを消去法で考えれば、正体不明の希少種族っていう扱いになるのか。

 

「ま、いいか……。俺とユーディはもう引き上げる。昼の鐘までには戻って来いよ」

「ああ、また後でナ」


 ジークらと別れ、未だ切れぬ視線を感じながら帰路についた。


「んぅ……」

「どうした?」

「ナナにぃが褒められるのは嬉しい、けど……なんか……誰かに取られそうで、やだ……」


 あー……わかる。俺もこんな可愛い子が彼女だって自慢したくなる。で、ホイホイ褒められりゃあ気分はいいが、誰かに横取りされる不安もまた生まれる。


「俺だって同じだ。不安になるさ、そりゃ」

「そう、なの?」

「俺よりいい男が出てきたら流石に不安になるわ」


 そういう男がごまんといるだろうからな。

 と、ユーディは立ち止まり、背伸びして目を閉じている。俺は前に立ち、少し背をかがめて……唇が軽く触れ合った。


「ん♪」


 俺の表情は、ユーディと同じく笑っているのだろう。言葉なしでも、俺たちにはそれで十分だった。俺達は再び、手を繋いで歩きだした。


「さて、メイン食材はアレリアさんがもう受け取って食料庫にあるはずだが……何食べたい?」

「卵焼き!甘いの!」

「……前から言おうと思ってたんだが、卵ばっかりリクエストするよな?」


 この前はオムライス、その前はオムレツ、その前は卵と玉ねぎの味噌汁。卵がない日はほぼない。いや、卵はエネルギーの塊、悪い選択ではない。


「ナナにぃの卵料理、好きだもん」

「ちょっと卵に嫉妬しそうだわ……そうだな、フレンチトーストのハム&チーズサンドにでもするか」


 以前作ったそれの味を思い出すと、自然と口内に涎がたまっていく。


「卵料理、他に何があるの?」

「何があるのというか、卵は応用しやすいからな……。シンプルなのは、煮卵を醤油ベースのタレに付け込んで味卵にしたり、特殊な温泉で煮てラジウム卵にしたり……」


 屋敷への帰り道、卵料理の話に花を咲かせる。……やっぱり、食べてくれる相手がいるってのは、本当にうれしいことなんだな。その相手が自分が添い遂げようと決めた異性ならば、それに勝る幸福は無いのかもしれない。



お読みいただきありがとうございました。

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