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登場人物一覧 その1

だいぶ増えてきたので、一度設定もろとも書き出すことにしました。

読まなくても特に本編には影響はありません。

こうしてみると、想定外の設定が加わっている人物が多い……。

半端なタイミングでごめんなさい。

ナナクサ

 不祥事と手違いの積み重ねによって、最果ての世界に転生した男。

 基本的に他人を信用せず、常に一歩引いた立ち位置で接するのは、いつ裏切られても切り捨てられるように、そして自身の心が全く痛まないようにする自衛の表れだ。

 かつては万人に対し優しい聖人のような存在だったが、今や敵と判断した対象は徹底的に嬲り尽くす程に容赦が無い。が、自身が身内と認めた対象と子供に対しては対価抜きで世話を焼く。

 特技は料理全般。交換条件で習得した[錬金術もどき]は各分野で力を発揮している。また、多くの術資質を持ち、それら全てを無自覚に詠唱せず運用している。

 なお、ロリコンではないが最近揺れ動いている模様。

 嫌いなモノは『絶対』『理不尽』『勇者』『長剣』『祈り』。




ジークフリート

 通称ジーク。褐色肌に濃い緑の長い髪を持つ、イケメンのホブゴブリン。厳密には、ホブゴブリンの希少種にあたるが、名称は不明。

 ゴブリン時代、バランドーラ死地の奥、名も無き森で倒れていた所をナナクサによって救われ、以後行動を共にするようになる。魔王城地下迷宮探索を経てホブゴブリンへと上位進化した。

 まだ術は扱えないが素早さと戦闘センスには目を見張る物があり、戦士として非常に伸びしろがある有望株。

 疑問は即座に質問することから、知識には貪欲であるようだが、お世辞にも知恵者とは言えない。

 右肩に火傷の跡が有り、その火傷跡からかつて身を置いていた群れではヤケと呼ばれていた。別に火にトラウマがあるわけではないらしい。

 強くなることに貪欲で、ナナクサの言うことは基本的に聞く忠犬。

 嫌いなモノは『理不尽』『不誠実』




グレン

 古傷だらけの赤いリザーディア。バランドーラ死地の奥、名も無き森の沼里に住まう忌み嫌われたリザーディアだったが、狡猾な策略によって追放され、心に大きな傷を負った。その後、命を救ったナナクサを主とし、同行するようになる。

 ナナクサは仲間だと認識しているが、グレン自身は忠誠を誓う主としてみており、すれ違いが生じつつある。

 戦闘能力は非常に高く、長物の扱いに長け、特に水中での戦闘では右に出るものはいない、筈。堅い鱗におおわれており、半端な得物では傷をつけることすらかなわない。

 ジークほど強さに貪欲ではなかったが、魔王城地下迷宮にて敗北を経験後、かさらなる力を欲しているようだ。

 想い人の策略によって追放された事で、重度の女嫌いとなってしまった。

 嫌いなモノは『女』『元同胞』『軟弱者』




マクシミル(ピグリア・ミートボール二世)

 背丈が小さい豚。その正体は、次世代の魔王。

 禁術により生み出された存在であり、生殖器を持たず、寿命も短い。

 南門守備隊長グロムビルらと結託し、魔都の孤児、旅人らを奴隷として違法に流し、利益を得ていた。

 最終的には怨念に操られたグロムビルによって頭以外肉塊と成り果て、肉片は全て罪人の死体が捨てられる罪の谷に捨てられた。




ワグナー

 マクシミルに仕えた人狼族。それなりに知略に長け、マンマール領の財政管理を担っていた。

 また、マクシミル、グロムビル間のパイプ役でもあった。

 水術を扱える術士であることをひた隠しにしてきたが、ナナクサに追い詰められたことで相当な術士であったことが暴かれた。最終的には憤怒に支配されたナナクサによって生きたまま焼かれ、焼け残った肉片は魔物や獣に食われて無くなった。




マイルズ

 マクシミルに仕えていた地狼族。奴隷として売られる寸前にマクシミルに救われ、恩義を感じていた。

 情に厚い面もあるが、自分の利にならない選択は基本的にはしないストイックな一面も持つ。

 現在は、シルベイクァンの別宅にてスレイプニルの世話と、(花壇以外の)庭木の手入れが主な仕事。

 戦闘力は低く、術士としての資質はなく、常に自分が初めて稼いだ銅貨をお守りに持ち歩いている。見た目に反して臆病だ。




リレーラ

 兎の耳と尻尾を有する白髪白毛のカーバンクル族。額の青い宝石はサファイア。非常に足が速く、また陽術の資質を持ち、治癒を得意とする。

 マイルズ同様。奴隷として売られる寸前にマクシミルに救われ、恩義を感じていた。

 考え方が斜め上で、はっきり言ってアホである。残念美人の体現者と言えるだろう。

 また、現金はあればあるだけ使ってしまう、貯金ができないタイプ。




ユーディリア

 通称ユーディ。兎のようなの耳と犬のような尻尾を有するカーバンクル族。白にほのかに緑が混ざった肩までの髪と赤い瞳を有する。背丈は低く、感情表現が乏しく、怖がり。特技は洗濯。

 奴隷として違法売買される前に、ナナクサによって救われた。ナナクサをナナにぃと呼び、ブラッシングされることを好む。毛の巻き具合で天候を予測でき、その的中率は100%。

 何故か過去にナナクサと会っているようだが、真相は不明。ナナクサへの気持ちを再確認してからは自身の体形にコンプレックスを抱いている。




ウィンストン

 白髪中年なヤムリィ族の男。イケオジ。ハンター組合本部長を務める、非常に温厚な人物。過去の狩猟失敗で杖無しには歩けなくなってしまった。

 経費削減のため、昼間は自らが買い取りカウンターの前に座る。

 人生の折り返し地点を過ぎたが、挑戦心は失われていない。




リラ

 魔王城地下迷宮に召喚され、単独で壊滅状態に追い込んだシェイプシフターと思われる存在。

常に人型を取っており、茶髪ポニテロール巻きに茶色の瞳を有し、名付け親のナナクサをパパと呼び慕う。

 スライムと間違われて呼び出され、迷宮内で魔物を食って食って食いまくった結果、ウィルゲート大陸において最強に近い存在となった。

 ナナクサの秘蔵同人誌や辞書、医学書等を片っ端から食った結果、良くも悪くも知識は豊富。

 大人状態になれるが疲れるらしく、基本は子供状態。




シルベイクァン=バルフィリアス

 齢401になる白髪壮年のドラグノ族元領主。エヴェルジーナに任命された最古の魔爵にして、最強の四と言われた四星最後の生き残りであり、魔王の右腕ともいわれた。

 エヴェルジーナの亡き後も忠誠を誓っており、彼の行動は主の遺言に従ったものである。

 ドラグノ族は比較的長命種だが、彼ほど長く生きている者はおらず、いつ命が費えるのか、本人でも全く予測できていない。その為、多少の無茶は喜々としてやってしまう。

 武人である為デスクワークは好まないが、不得手ではない。

  ズィローマによってもたらされた味噌、醤油などの発酵食品を愛する、どこか庶民的な面を持つ美食家。

 



モント

 15の時からシルベイクァンに執事として仕えるドラグノの族の老人。齢147になり、そろそろ引退を考えている。

 料理の腕は熟練のもので、特に彼の味噌汁は万人の舌を唸らせる逸品。御者としても有能であり、いうまでもなく多芸。




アレリア

 別宅を管理する金髪巨乳メイド。ドラグノ族と思われるが正体・年齢共に不明。趣味は裁縫。

 気配が存在せず、目視されなければ接近を誰にも気づかせないほど。

 感情表現が乏いが、キシュサールのことを語る時の表情は従者のそれではなかったことから、特別な感情を抱いていたことがうかがえる。




エヴェルジーナ

 シュバルオーク族の初代魔王となった女性。かつて配下の四星を従え、圧倒的な力にて魔都ウルラントを救った。

 その美貌は彼女がオーク族であることを忘れさせ、その力は敵対するものがいかに矮小な存在かを自覚させた。

 力のと美の象徴であり、死後300年以上経過した現在もその影響力は失われていない。




グロムビル

 南門駐屯部隊隊長だったハーフオウガの男。

 オウガの血は他種と交わるとその種の特徴は出ず、オウガの特徴が薄く出るに留まる。

 純粋なオウガよりも力は劣り、力こそすべてという風潮が強いオウガ族の集落においては致命的。グロムビルはそんな環境から逃げ出したオウガだった。

 しかしハーフとは云えどもオウガ。魔都の守備兵の中でも力は随一であったため、異例の速度で昇進、一度はマクシミル付きの近衛まで地位を高めるが、ワグナーの提案に乗ったことで、人生が、性格が大きく狂う。

 最終的に石打の刑に処され、その死体は墓へ入れることすら許されず、罪人の死体が捨てられる罪の谷に捨てられた。




シグルス

 ディーヴ族と人狼族の血を引く初老の男。人狼族がもつ狼の耳と、ディーヴ族が持つ黒い悪魔のような尻尾の両方を持つハーフ。先代魔王アルガードスの時代からの宰相であり、無能なアルガードスに代わり、裏で魔王領を支えてきた苦労人。主な仕事は書類の始末。

 愛妻家で、食事は必ず自宅で妻とともに取り、休日には手をつないで仲睦ましく散歩をする姿が見られる。その関係に憧れる女性は多いようだ。




宿の女将さん

 魔都=マンマール間の街道上にある村の宿を経営している灰熊族。娘3人を女手一つで育て上げた豪傑。気さくな人柄で、料理の腕も目を見張るものがある。

 実は何度も求婚されたが、亡き夫を裏切れない想いからそのすべてを断っている。




ケセラ

 魔王城地下迷宮最下層に存在する者。エヴェルジーナが生きた時代に数多の魔物を従え、魔都が在るコルボード平原へと進行を開始。瞬く間に占領に成功したが、失うのもまた速かった。

 恐怖を覚えた彼は一心不乱に迷宮を地の底へと伸ばし、逃げて逃げて逃げ続けた。根城である迷宮が存在する岩山の上に魔王城が建てられ、封印されたが……。

 ナナクサとの敗北後、魔都の守護者となることを約束、現在大きな動きはない。




アルガードス

 先代魔王にして、最後の魔王となった巨大豚。その肉は山の如く、地力で動くことが叶わない程巨大になるまで砂糖を舐め、サトウキビを貪り喰らい、領内の蜂蜜を根こそぎ集めて喰らい続けた。

 自ら歩く事すら出来ない情けないナリだが、オークの上位種、メタミドヴォスだ。……が、その事実を知る者は本人含めて存在しない。

 生粋のホモであり、禁術によって生まれたマクシミルを溺愛していた為、生首とかき集められた肉片を見た途端にショック死してしまう。歴代魔王で最も無能と呼ばれた存在。




ケルヴァ

 ウィルゲート大陸史に残る天才術士にして、魔王の頭脳と呼ばれた四星の一人。種族は不明。

 巨乳が大好物であり、好きな言葉は「おっぱいぷる~んぷるん!!」。大陸の術士にとっては絶対的存在であり、目指す頂とも呼ばれている。




イーゼス

 魔王の盾と呼ばれた四星の一人。種族等の詳細は不明。

 貧乳が大好物のロリコンで、たびたびケルヴァとは口論していた。他の四星と比べて特に何か大きなものを残したわけではないため、知名度は低い。




ズィローマ

 本名田中次郎丸。ナナクサの前世の弟にして魔王の左腕と呼ばれた四星の一人。

 医学、薬学、建築学等、その才能は多岐に渡り、彼がいたことでウィルゲート大陸の文明は洗練され、多くの命が救われた。

 兄のナナクサはおろか、他の誰もが認める天才だったが、自らが建設した地下水路が300年以上まともに使われることがなかったことまでは見抜けなかった。

 晩年、医食同源の思想にたどり着いた彼は、日本と気候が極めて近いリューリンゲルに居を構え、味噌と醤油づくりに精を出したという。




キシュサール

 シルベイクァンの亡き息子にして、ケルヴァの弟子。彼が書き残した研究書物は、ナナクサの術研究の大きな助けとなった。彼もまた師であるケルヴァ同様に天才だったが、英雄的偉業を為す

機会に恵まれず、その名を轟かせる事は無かった。



おまけ

主な登場人物の背丈

ナナクサ:175 

ジーク(進化後):177 

グレン:169 

ユーディ:133(耳を入れれば145)

リラ:107

マクシミル:33

ワグナー:180

マイルズ:182

リレーラ:161

シルベイクァン:174


次の投稿はなるべく早くに……したいな。

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