01S.神界のアンバランスの解消へ
☆「神界のアンバランスの解消」と「余波の影響」
☆不遇の死を迎えた淫魔は、情欲の人形に宿ると「淫魔ドール」に成ると言う。
「全知全能の神アラル」が、この「世界の巫女」で有る「蓮沼シロ」に、命じました。「中央神のインカよ。良くお聞きなさい。〝神の振り子″が〝神界のアンバランスの解消″が、出来る位置まで、戻りました。この位置で有れば、我々〝中央神の聖者″の力だけでも、解消することが出来ます。良いですかシロ。我々の力のみで、それを行うのです。」
「その為には、古の聖者達が、必要です。それは、この世界が生まれたときに、この〝神の振り子″が、始動したときに、ここに集った〝立会人″を、指します。その聖者達が、この世界の〝最初の魔人類″で有ったのです。それは神々の〝最初のファミル(眷属)″でした。
「彼等を再び、この〝神の振り子″の前に、集めなさい。そして祝うのです。新しい時代の幕開けを、この三位一体神の前で〝全知全能の神″の前で、祝うのです。宴をするのです。良いですねシロ。三位一体神の神々は〝それを見て共に楽しみたい″と、考えて居ます。祝いなさい。宴を挙げなさい。良いですね。それが神の希望です。」
新しい「全知全能の神」が、言うには、古の時代に、この三位一体神の世界が、生まれたときに「神の振り子」が、設置されました。そして、それが起動したときに、神々の「ファミル(眷属)」で有る「聖者達」が、祝賀をしてくれました。神を称える宴を、挙げたのです。それを見た神々は大層喜び、その「ウェナス」を、忘れませんでした。
その為「神の振り子」が、始動する度に「初めのウェナス」が、呼ばれました。それは神々の宴で有る「宴の儀式」を、させる為でした。その為その「ウェナス」は、肉体を失っても、何度も転生を果して、再び「宴の儀式」をする「デュデス(役割)」を与えられました。それが本来の「立会人の役割」でした。
「前右側神サタナス」が、神界を離脱した為に、起きた「神界のアンバランス」が、やっと修復される日が、来ました。長い間、他方に傾いた「神の振り子」が、定位置に戻りました。これで本来の機能を、回復させることが、出来ました。そして、その当時「宴の儀式」をした「古のウェナス」とは「最初の神のファミル」のことを、言いました。
即ち「時の魔人」「キュービンの聖獣」「4本脚の魔獣」「2本脚の魔人」「原初の淫魔」「エクトマス」「神の人形」の7種族でした。この7種族が初めの「神のファミル」でした。今の時代に当て嵌めると「時の魔人」とは、キュービンの固有種を指す言葉で有り、それは「キュービアン」を、指しました。
そして「キュービンの聖獣」を、指す言葉は「ダルタニアの最強魔獣・序列1位」の「ブービーキング」を、指す言葉でした。そして「4本脚の魔獣」とは、4本脚の最強魔獣で有る「ドラゴン族」を、指す言葉でした。それに付随した「2本脚の魔人」とは、2本脚の最強魔人で有る「ギガンデス」を、指す言葉でした。また2本脚が、4本脚に成る為に「アリティス族」を、新たに加えた「最強魔人達」を、指す言葉にも成りました。
それから「原初の淫魔」とは、この世界に初めて生まれた「神の眷属」で有る淫魔を、指す言葉でした。初めの淫魔は、現在のように、完成されたものではなく、限定的な機能しか持たない「未完成な淫魔」でした。それは今では「ソシアル型」と、呼ばれました。希少種でしたが、まだ滅びて居ない淫魔でした。
それから「エクトマス」とは、まだ魔人類が、少なかった時代でしたので「アニマス(根源)」を、持たない「淫魔の培養液」のみで、創られた魔人種を、指す言葉でした。そして最後の「神の人形」とは、神々に好かれた「人形態」を、指す言葉でした。
7種族9体が「宴の儀式」に、参列する「デュデス」を、与えられた、資格有る者達でした。「中央神アラル」は、既に見越して居ました。それは、自分の世界で有る「中央神の世界」で「神界のアンバランスの解消」を、する為でした。その為、色々と下準備をしました。当時のウェナスは皆、肉体を失いました。その為、そのアニマス達を集めて、自分の世界に「肉体」を与えて、転生させました。
「紅姫や、白郎、赤郎」等も、その「古のファミル」でした。また「リアンナやアリシア」も「キャロルやネティス」も「ミナコも翔平」も、そうでした。彼等は「神界のアンバランスの解消」をして「宴の儀式」に、参加させる為に、神々が連れて来た存在でした。