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番外編③ ちょーーーっと、お前らそれ禁句!

誤字報告ありがとうございます。助かります(*´ω`*)


*注意事項*

・今回はニック視点です。

・一部暴力的なシーンが含まれます。

・具体的にいえば口もガラも悪い総長が一方的に敵をいたぶります。完全に私の趣味です(言い切った!)。そういったヒーローが苦手な人はご注意くださいませ。とはいっても最終的にはギャグで終わるのでたぶん大丈夫です。たぶん。


こんにちは、皆さん。ニックっす。

今日は神様からお告げがあって「俺視点でクロム長官とアンズさんを語れ」って事です。何を言っているのかわからない?俺も自分で何を言ってるのかわからないっす。



ちなみに今は王宮内にある食堂でクロム長官と昼飯を食べてるところです。クロム長官「肉しか食べない」的な顔をしてるけど意外に肉より魚の方が好きで、大体魚系をメインに選ぶことが多いですね。今日も白身魚の煮付け選んでます。あ、俺はガッツリ肉です。唐揚げ山盛り大盛りです。



「お前、よくそんなに肉ばっかり食えるな」

「いや、普通っすよ」

「肉の山じゃねぇか。見てるだけで胸焼けするわ」

「それ長官がもうオッサ」

「あぁ゛?」

「痛っ、マジ痛いっすうぅぅぅ、さーせん、ホントさーせん!なんでもないですぅぅぅぅ」



人が食べてる時にアイアンクロー(頭を片手で握り潰すやつ)とかマジ勘弁してください。長官、馬鹿力なんだから頭蓋骨がミシミシいってたじゃないですか。

手が出るの早いし容赦ないし顔は怖いし、マジ悪魔ですよ。


そうそう、悪魔といえば、悪魔に気に入られてるアンズさんは食堂で食べたりお弁当を持参したりとその時々で違いますね。大抵、お昼はシルヴィア姉さんとエスメと一緒に3人で食べてます。徴税課は女子から不人気で、女性はまだこの3人しかいないんすよね。


見た目だけでいえば………シルヴィア姉さんは大人な色気漂う超セクシー系。エスメは庇護欲をそそる可愛い系。アンズさんは地味で大人しそうに見えるけど、実はオッパイが大きいエロボディ。地味な見た目とのギャップがたまらなくて男なら誰でも一度は………



「ちょ、ちょっと長官、なんでまた俺にアイアンクローすんですかぁぁぁぁぁ!」

「お前今変なこと考えてたろ?」

「か、考えてないっすよぉぉ」

「ほぉ」

「痛っ、ちょっとマジ頭潰れるぅぅぅぅ………すみません、もう二度とアンズさんで変な事考えないから許してくださいぃぃ」

「わかればいいんだよ。ほら、メシ食ったんならもう行くぞ」



この人はアンズさんに関しては心が狭すぎですよね。危うく脳みそが飛び出るところでしたよ。まったく、そんな事しなくてもアンズさんに手なんて出さないつーの。



だいたい徴税課の女性は3人とも見た目だけはいいんすけど、正直にいえば全く手を出す気にはならないんすよね。


怒らせたら誰彼構わず石像にする影の支配者に(シルヴィア)、超バリバリ肉食系女子に(エスメ)、悪魔にド太い首輪つけられてる子羊だもん(アンズ)。


しかもアンズさんの場合、どうもただの子羊じゃないんすよね。最初クロム長官がアンズさんを気に入った時は「なんでこんな普通の女性を?」と不思議に思ったもんすよ。アンズさん、仕事はできるし優しいし、いい人ですけど、あの悪魔が気にいる程かと言われるとちょっとな。


まぁ、長官を怖がらない時点でスゴいと言えばスゴいんすけど。


でも、最近気づいたんすけど、アンズさん「ただの優しいいい人」じゃないんすよね。おそらく彼女が育った環境に秘密があるんすけど………




「失礼します、クロム長官。アンズ・タチバナについてお耳に入れたい事があるのですが」



っと、食堂を出てクロム長官と並んだまま歩いていたら、文官っぽい男が話しかけてきました。



「どんな話だ?」

「ここでは言いにくいので、場所を変えたいのですが」

「わかった。案内しろ」



あー、はいはい、この感じ。この顔を知らない男に声掛けられて人通りが少ない方向に案内される感じね。懐かしいなぁ。クロム長官が徴税課の長に就いた時はよくこんな風に呼び出されたなぁ。で、大抵こういう時は………



「クレイ・クロムが職場で女のケツを追いかけてる色ボケバカって噂は本当だったようだな」

「アンズ・タチバナの名前を出したらホイホイ着いてきましたよ」



ほらね、10人くらいの力自慢っぽいモブ達が揃ってるんだよなぁ。あー、見たところ新人の騎士ぽいなぁ。そりゃそうか。新人じゃない騎士はクロム長官を襲うなんて命知らずなマネしないもんな。



「確かに色ボケしているバカは俺だが、そのバカに何の用だ?」

「お前が平民のくせに威張ってるから俺らがお灸を添えてやるんだよ」

「見たところ力も無さそうなただのチビじゃねぇか。楽勝だな」

「先輩達はなんでこんなチビにヘコヘコしてるんだろうな」



ちょーーーっと、お前らそれ禁句っ!クラム長官、密かに背が低いこと気にしてるってのに。

隣の気配をこっそり窺うと顔はいつも通りの顰めっ面なんすけど纏ってる空気がいつもより3倍増しでドス黒くなってます。



「おい、ニック、今こいつらなんつった?」



ほーら、声が地面を這ってるじゃないっすか。めちゃめちゃ不機嫌モードに突入しちゃったよ。こうなると後始末が面倒臭いんだよなぁ。後始末するのどうせ俺なんだから勘弁して欲しいよ。



「あー………人生に悲観して苦しいから今すぐ死にたい、っすかね」

「奇遇だなァ。俺もそう聞こえたぜ」



言って長官が隠していた魔力の一部を解放しました。

グンと周りの空気が重くなり圧迫感が増します。



「ヒェっ!」



あ、これだけで誰か1人走って逃げていきましたね。でも、それで正解。こんなバケモノに出逢ったら死に物狂いで逃げましょう。それが長生きのコツです。



「1人逃げましたね。追いましょうか?」

「そうだな、二度と舐めたマネできねぇようにしっかり躾けてやるか」



あらら、せっかく逃げたのに残念っすね。せめてチビ発言がなければ見逃してもらったかもなのに。

俺のスキル「空間魔法」で逃げた男のところまで瞬間移動し、男を捕まえてまたテレポートで同じ場所に戻ってきます。



「ヒィッ!た、助けて」

「だーめ。しっかり地獄を見て反省しましょーね」

「ニック、そいつを置いて少し離れてろ」

「いえっさー」



逃げた男を離して、テレポートで長官から10mくらい後ろに移動すると。

ちょうど長官の迫力に圧倒されていていた男たちがショックから立ち直っていたところでした。



「クソッ、何ビビってんだお前ら。数はこっちの方が上だ!全員同時に行くぞ!」



リーダーらしき男の奮起で、まとめて長官に向かっていったんすけど。

残念。その判断は不正解。



「ぐわッ!!」



クラム長官は一対多の乱戦の方が得意なんすよねぇ。



「な、何が起こって………動けない」



比喩ではなく、周りの空気が重くなったことにより、長官に向かって行った男たちは全員その場で倒れ動けなくなってます。地面にイモ虫のように這いつくばってる姿が憐れっすね。


あ、ちなみにこれがクロム長官のスキルね。「重力操作」。簡単に言えば特定の場所や人の重力を魔力で重くしたり軽くしたりできるんです。


おそらく今、長官の半径3m周辺は約4倍の重力になってます。単純計算で自分の体重が4倍になっているのだから普通の人だったら立てるワケないです。

飛行型の魔物や大型の魔物もこれで動けなくなるからなぁ。こんなバケモノに勝てるヤツなんていないっすよ。

はい、これで戦闘終了。後はクラム長官だけが楽しい一方的な躾タイムっす。



あ、長官が移動してますね。あー、さっき長官をチビ呼ばわりした2人の前に行きました。

あの2人は今日が厄日っすね。可哀想に。まぁ、自業自得だから別にいいんすけど。



――注意 今からショッキングなシーンが繰り広げられるので、しばらく音声のみに切り替わるっす!――



「テメェら、さっき確か俺のことなんか言ってたなァ」

「ヒィっ!」

「あー、なんだったかなァ、何て言ってたか聞き取れなかったからもう一度言ってみろよ」

「ゆ、許して………ぎゃぁぁぁ」

「さっき言ってた言葉と違ぇだろ。ほら、遠慮せずに早く言えよ」

「すみまぜん、すみまぜん、すみまぜん」

「その言葉も違うよなァ、さっさと言わねぇと重力さらに重くするぜ」

「がはっ!」

「ほらほら、テメェの重さで身体ごと潰れる前に言った方がいいんじゃねぇかァ」

「もうやめっ、いだぁ!…痛いぃぃ」

「図体でけぇくせに情けねぇな。オラ、もっと根性見せろよ」

「ぐはっ」



あー、長官がイキイキしてますね。こうなるとやりすぎちゃうんですよね、長官。

厄日の2人は血みどろだし、漏らしてるヤツや過呼吸で息ができなくなってるヤツも出てるからそろそろ終わらせて欲しいんすけど。



「あの、クラム長官ー、やり過ぎないでくださいよぉ。そいつ死んじゃいますよぉ」

「あぁ?このくらいじゃ死なねぇだろ」

「長官基準で考えないでくださいよ。死ななくても壊れますよぉ。そしたら後始末が面倒なんですよぉ」

「まだ大丈夫だろ。それに壊れたらそん時はそん時で考えるから問題ねぇ」



あぁもうぅぅぅ!この状態の長官を止めれる人なんていないっすよぉぉぉ。マジ誰か助けてえぇぇぇ。





「あれ、ニックさん。こんな場所で何やってるの?」




長くなったので2つに分けました。

後半は最初から最後までギャグです。

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