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3話

寿司屋

「んー!お寿司が回ってる!いえーい!」

「ちょっと、うるさいわよ」

ハイテンションね

「だってお寿司だよ!お寿司が回って過ぎていってるんだよ!無くなっちゃうよ!」

「無くならないわよ…今回は私のおごりだから好きなだけ食べなさい」

「沢山食べるぞー!みとりちゃん、お財布がカラカラになる準備していてね〜!」

「好きなだけ食べなさい」

数分後

「イカおいし〜!マグロもサーモンも!幸せ〜!」

「大トロおいしいわ」

「みとりちゃん、結構贅沢だね!」

「当たり前じゃない。久しぶりの贅沢よ」

「どんどん食べるぞ〜!イワシとイクラ5人前!」

10分後

「もう、食べきれない…」

「あら、まだ35しか食べれてないじゃない」

「みとりちゃん、これ何皿目?」

「70皿」

「負けました」

「財布をカラカラにするって言った割には口ほどにもないわね。水飲みなさい」

「ありがたくいただきます…」

夢の世界

「はぁ…聖奈にとんでもないお願いをされてしまいました。まさか神様が願いを叶えられないって言うなんて」

「ここは…」

「誰だ!」

「君は…もしかして瑞葉ちゃん?!」

「は、はい…それにしてもあなた誰です?どうして名前を?」

「君は僕の知ってる瑞葉ちゃんじゃないみたいだね。僕の名前は風音ゆい。ただの死体放火犯さ」

「見かけによらずやばい方が迷い込んできました…どうしよう…」

「それよりみのりを知らないか?」

「誰です?そんな人は知りません!」

「赤い河童みたいな奴だよ?知らない?」

「知らない話題出されても反応に困ります!なんですか!赤い河童って!」

「か○○ろ○と○」

「あなたが話した途端凄いピー音が聞こえてきました…」

「規制に引っかかってもおかしくないからね」

「そんなの口にしないでください!」

「あらゆるものを禁止にする力、面白いと思わないかい?」

「あらゆるものを禁止にする?おかしな事を言いますね」

「まぁいいか。僕は帰るよ」

「お目覚めですね。夢の世界に迷い込まないように注意してくださいね。ここで迷ったら出られませんよ〜」

「分かった。じゃあね」

数分後

「あらゆるものを禁止にする…まぁいいです。考えても仕方ない」

帰り道

「寿司美味しかったね!」

「ええ」

「私、35皿しか食べられなかったよ〜」

「普通の人は多くて20皿が限界よ。食いすぎ」

「70皿食べたみとりちゃんには言われたくなぁい」

ほんとこいつ変わってない。でも

「帰ってねましy…ぐはぁ!」

ナイフで刺された!聖奈のお母さん?!

「やぁ!みとりちゃん!」

「嘘?!母さん?!」

「これは聖奈の為なのよ」

「辞めて!」

「死ね!死ね!死ね!」

「ぐはぁ!」

意識が飛びそう…

「私に実体が戻ってきてる…嫌!みとりが死ぬなんて絶対嫌!」

よかった…これで罪を償える

「さぁ!これでトドメよ!」

「ダメ!」

いた…っくない?あれ?

「みとりちゃん…」

「聖奈?どうして血が…まさか!」

「わ、私の手で聖奈を…!」

「庇ったの?!だ、大丈夫?!」

「1回背中にさされた私と違ってみとりちゃんはお腹に複数回刺されている。今は自分を優先して!」

「う、うん」

どうしてこんなに冷静なのかしら?

「治癒の術!」

「あれ?怪我が回復してる…どうなって?」

「みとりちゃんのお母さんからもしもの時のために色々教えて貰ってたんだよ」

「母さんが…」

「うん!あの人、凄いんだよ!みとりちゃんを助ける事ができたんだから。私はその力に目をつけて色々な術を教わったんだよ」

「へ、へぇ…」

解放の術以外頭に入れてなかったわ

「それと母さん!」

「ど、どうしたの?」

「私、怒りで脳が覚醒しちゃったみたい」

「怒ってる?」

「私が怒りにより手に入れた力に耐えられたら答えてあげる!息禁止!」

「ぐ!」

聖奈のお母さん、息が…!どうなってるの?!

「怒りにより脳に不具合がでたみたい。バグだらけの脳で私は禁止の力を得た!」

「や、め…」

「それを母さんはみとりちゃんにやったんだよ?サヨナラ」

「聖奈!もうやめて!」

「母さんは」

「やだよ。こいつはみとりちゃんを奪おうとしたから」

「私の母さんは聖奈から実体を奪った!そんな母さんを聖奈は許してくれた。だから私も聖奈の母さんを許すよ。だからもう辞めよ?」

「実体を奪うのと魂を奪うのを同じ次元で考えないで!それに私は許可を出した!こいつはただの通り魔だよ?」

反論できない…

「みとりちゃんは幸せだよ〜。みとりちゃんのお母さんは魂まで奪う真似はしなかったんだから」

「聖奈…」

「今まで育ててきてくれてありがとう。楽しかったよ!」

「ぐ…やめ…」

こうなったら!

「聖奈!私の首を見なさい!」

「ん?ってナイフ?!何をする気?!」

「自殺よ」

「辞めて!」

「えい!」

「かすり傷が…お願い!辞めて!自分を傷つけないで!」

「大切な人を失う辛、今度は私が教える番。母さんを大切にするからかけた呪いを解除して!私に家族の大切さを教えたのはあなたでしょ!」

「…分かった!禁止解除」

「はぁ…はぁ…」

「大丈夫ですか?」

「近づくな!」

「聖奈?!」

「こいつは何をしてくるか分からない。霊体の私ならみとりちゃんが近づくよりは安心だよ」

「…分かったわ」

ここから先は黙っといた方がいいわね

「聖奈…」

「ハハハハハハハハ!!!!!!!」

聖奈に変化が…

「聖奈しっかりしなさい!」

「喋るの禁止!行動禁止!」

体も動かない!口も開かない!どうなって…!

「さぁ!母さん!2人で殺し合いましょ!負けたら血の海!最高ね!」

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