表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/17

4話

みとりの家

「はぁ…疲れた。そういえば髪留めから盗聴器を取るの忘れてたわ。まさか!」

さっきの話聞かれてた?!

「電話しないと!」

「みとりちゃんどうしたの?」

「聖奈!盗聴器でどこまで聞いてたの?!」

「どこって…何も聞いてないよ?」

「嘘ね」

「嘘だよ」

「何をどこまで聞いていたか答えなさい!」

「うーん…あまり正確に答えることは不可能だけどお母さんがみとりちゃんを恨んでる事は聞いてたかな」

「やっぱり。盗聴器を外し忘れた私の責任ね…これをどうするの?」

「母さんに問いただす。私は知らなかったからね。この命の恩人を殺人未遂は流石に頭に血が上ったよ」

「辞めなさい!」

「こればかりは譲れない。安心して。みとりちゃんには被害がいかないようにしとくから」

「あんた!お母さんが悲しむわよ!」

「それ、みとりちゃんが言えたことじゃないよ」

「それは…」

確かにその通りね…

「あと15分もすれば帰ってくるんじゃないかな?じゃあね」

「クソが!」

髪留めの盗聴器の事、よく覚えとくべきだったわ!

「こんなもの壊してやる!えい!」

この時間なら走れば間に合うかな

聖奈の家

「あれ?盗聴器かそれとも髪留めが壊れちゃった?」

「聖奈!帰ったわよ!」

「随分遅かったじゃないか。何をしてたの?」

「あらやだ。買い物よ」

「ちょっと話したいことがあるの。いい?」

「何かしら?」

「実は…」

「聖奈!」

「みとりちゃん?!どうして!」

「こんな時間にどうしたの!」

「いや…それは」

「私が呼んだの。今日泊まらないかってね」

「あら!そうなのね」

意外と気が利くわね

聖奈の部屋

「いやぁ急にくるなんて驚いたよ」

「あんたがお母さんに私を襲おうとした事を問いただしたら家庭崩壊しかねないからね…」

「聖奈ちゃんは被害者なのに?」

「それは… 私が止めず滝川家が崩壊したら聖奈が被害者になってしまうわ!」

「私があの時、みとりちゃんの方が被害者って言った理由、理解してくれた?」

「少しはね…」

「じゃあみとりちゃんはこれから私への罪悪感なんて気にせず生に執着して生きてくれる?」

「それは無理よ」

「これ、覚えている?」

「これは?!」

「みとりちゃんが小一の時にくれたなんでも券」

「懐かしいわね。でもちょっと恥ずかしいわ」

「これはちゃんちゃんの為に使うって約束したっけなぁ…あの頃はほんと無邪気で遊び回ってたよ」

「そうね。でもその後」

「聖奈ちゃんがあの時庇ってくれなかったら今頃…」

「辞めて!」

「この話はやっぱり今でも無理か」

「当たり前よ。その…」

「みとりちゃんは私の命の恩人なんだから、もっと胸を張っていいんだよ?」

「それは無理よ。でも実体を返したら胸を張れるかもね」

「私の罪悪感なんて気にせず生に執着して。このなんでも券で!」

「これは…時効よ!」

「これは将来みとりちゃんの為に使うって言ったよね?だから時効はみとりちゃんが死ぬまでだよ!」

「はぁ…分かったわよ!」

こんな手をつかわれたんじゃ敵わないな。でも、聖奈らしい

「ほんと?!」

「ええ!生きてやるわよ!もうあんたの実体の事なんて知らないわ!あんたに返すの、とことん拒否ってやるんだから!実体を取り戻したくなっても知らない!あんたはずっと霊体のまま生きてなさい!私、死にたくないから!」

「これでこそみとりちゃんよ!それなら私にみとりちゃんのお母さんが死んでも実体を返さなくて済む方法、教えてくれる?」

「それは…聖奈が霊体の事、まだほんのちょっとだけ後ろめたいから無理」

「はは!」

「聖奈!ご飯よ!みとりちゃんもご飯食べる?」

「あ、お母さんが呼んでる!」

「あの、私、行っていいのかな?」

「いいんだよ!」

食卓

「今日のご飯はカレーよ!」

「いただきまーす!」

「いただきます」

10分後

「美味しかった!」

「美味しかったです」

「2人ともお風呂入ったら早く寝なさい」

就寝

「みとりちゃん、おやすみ」

「おやすみ。聖奈」

聖奈の夢の中

「ここは…」

さっきまでま寝てたはず…明晰夢?

「お目覚めですね!」

今の聖奈はやろうと思えば億万長者になれるほどの力を持っています。作中では使っていませんが実は物体をすり抜ける事ができます。今の時代はAIに仕事を奪われると予測されていますが彼女はそれを小規模とはいえ実現できる人です。疲れを感じる事がない為どんな重いものも持つ事ができます。また頭もいいです。ここまで聞くと完璧超人ですが精神年齢が幼すぎるんです。本来なら自分が霊体化して得た力は常人なら私利私欲の為に使いますが彼女は人の為に使っています。また聖奈の願いはみとりに生きて欲しい、たった一つの為それ以外の欲が殆どないんです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ