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0話

幼少期(小学生1年生)

「わぁい!聖奈ちゃんみーつけた!」

「みとりちゃん見つけるうまいね。すごいよ!」

「へへへ!次は聖奈ちゃんだよ!私が隠れるから見つけてね!」

「みとりちゃん、ちょっと疲れたよ。かき氷作ろ!」

「いいね!おかあさーん!」

「はーい!どうしたの?みとり?」

「聖奈ちゃんと一緒にかき氷食べたいから」

「分かったわ。まっててね」

20分後

「聖奈ちゃんかき氷美味しかったねー」

「頭がキーンとしたよ」

「ねえ!聖奈ちゃん!これあげる!」

「これは何?」

「なんでも券!これで聖奈ちゃんのお願い、なんでも1つ叶えて上げる!」

「ありがとう!みとりちゃん!将来これはみとりちゃんの為に使うんだ!」

帰り道

「みとりちゃん!家まで競走しよ!」

「うん!」

「いえーい!」

「聖奈ちゃんはやーい!って聖奈ちゃん!となり!」

「え?!」

「あぶない!」

「いてて…ってあれ?みとりちゃんが…」

病院

「先生!みとりは助かるんでしょうか!」

「命に別状はありませんが意識が…植物状態です。治る見込みはありません」

「そんな!どうしてあの時私を庇ったの!この馬鹿!」

「聖奈ちゃん…」

「みとりちゃんママ…みとりちゃんは元に戻らないんですか?!」

5年後(小学6年生)

「みとりちゃん、いつまで寝ているの?目を覚ましてよ!」

「聖奈ちゃん、話したい事があるの」

「なんですか」

「実は一つだけ、聖奈を助ける方法があるの」

「教えてください!なんだってします!」

「私の術を使ってあなたの実体を抜いてみとりに渡せば助かるわ」

「それって」

「みとりの意識は回復する変わりあなたは霊体化して人間ではなくなってしてしまうの。お願い!聖奈ちゃんの実体をみとりに譲って!これを逃したら助からないかも知れないよ?!二度と目覚めなくていいの?!」

「どうして、許可を取るんですか?」

「え?」

「どうしてもっと早く言わなかったんですか!娘を助けたいと思うなら私に許可なんか取らず無理矢理やるべきでしょ!」

「それは…」

「これが最後です。もう次は、ないですからね」

「やり始めはものすごく苦しいけどそれでも…」

「聞いちゃダメっていいましたよね?」

「…分かったわ」

そして聖奈の実態はみとりの元へとみとりの意識は回復した。このお話聖奈がみとりに実体を渡してから5年後の物語

赤河みとり

都内の高校に通う高校2年生。性格は暗く自己評価も低い。人間と妖怪のハーフで半妖。父は妖怪で母は人間。父は人間との寿命差に絶望して自殺しているが当の本人は気づいておらず先に死んだ父を恨んでる。走る事はあまり好きではなく無理に体力を使う事を嫌う。過去に交通事故で植物状態になっており回復の目処がたたない状態でそれに我慢できなくなった母親が聖奈を唆して父から教わった妖術で聖奈の実体を抜き出し霊体化させ聖奈から抜き取った実体の力を借りてみとりを一時的に植物状態から回復させた。聖奈の実体はみとりの精神世界にあり母親が解放の術を使うかみとりが自殺する事で解放される。母はみとりが植物状態に戻るのを恐れて解放の術を使う事ができずそれに怒りを覚えたみとりは一人暮らしをしている。自殺を過去に聖奈に止められている。普段はだれに対しても敬語で礼儀正しいが聖奈と母親にだけはタメ口で話す。小さい頃に聖奈と夫婦になると約束したが本人は忘れている

コメント かなり辛辣でドライですが愛情深い人なんです。聖奈に対しては厳しい事を言いつつも聖奈の生きて欲しいという発言で自殺を留まってるし親に対しても酷いことを言いつつも内心では感謝の気持ちを持っています。本当にただ、いい人なんです。ただあまりにも愛情が強すぎるから聖奈への後ろめたさで生への執着が薄れたり自殺を試みるような子になってしまったんです。お母さんが死ぬ際に一緒に手を繋いでいれば聖奈は実体を返せなくなる事を知っていますが聖奈に実態が戻らない事がみとりの絶望なのでみとりの口から聖奈にお母さんが死ぬ際に一緒に手を繋いでいれば実体を返せなくなるという事を言うことはありません。みとりは安楽死を望んでも死ぬ事ができない延命治療を受け続けている患者を一部反映させています。またみとりは双子の妹瑞葉がいるのですが母親が妊娠する際にどちらかが死ぬという状況になってしまい母親は苦渋の決断でみとりを選んだ為死んでいます。後不良天使と臆病悪魔に赤河みのりと赤河瑞葉がでてきていますが一応瑞葉に関しては同一人物です。赤河みのりと赤河みとりに関しては別人です。関係性に関しては皆さんのご想像にお任せします

滝川聖奈

都内の高校に通う高校2年生。みとりとは対象的に性格は明るく自己評価も高い。過去にみとりが自分がトラックに轢かれそうになった所を庇われ植物状態になった事により絶望しておりみとりの母から実体を渡して欲しいと頼まれた時は迷わず許可を出した。幽体化しているがものには普通に触れる事ができる。霊体化した事で疲れや病気はなるといった事はなくなり本人は結構快適。家の家事全般は疲れを感じる事がない聖奈がやっている。両親との関係は良好。みとりを失う事を極端に恐れておりみとりの母に解放の術を使わないように圧力をかけたりしている。子を思うのは親の役目と思っており自分のやりたい事を尊重してくれる両親を尊敬しており利用されたとはいえ子を助ける為に動いたみとりの母親は親のあるべき姿として尊敬している。小さい頃にみとりと夫婦になると約束した事を本人はきっちり覚えておりみとりに恋愛感情を持っている

コメント 大切な人を失って聖奈は生きる気力を失っていましたがみとりの母親から唆されたとはいえみとりを助ける方法を知った聖奈は希望に満ち溢れていたんですよね。ずっと回復して欲しいと願っていたのにも関わらず回復しなかったのですから。みとりを助ける事を願った結果支払った対価は実は実体ではなく最終的にみとりと別れるという事なんですよね。一度みとりを失った絶望を味わっているから聖奈にとって実体を失う事は大したことないんです。なにか対策をとらなければみとりの精神世界にある実体が聖奈の元に戻ってしまうんです。大切な人がいなくなるのは自分が死ぬよりも辛い事なんです また彼女は霊体の為疲れや病気にかかるは無く食事のみで生きる事ができます。実際家の家事全般は聖奈がやっており母親がやっていた家事は疲れや病気にならない聖奈がやっており母親の仕事はどんどん減っています。あれ?小規模とはいえ現実世界でも似たような問題はありますね

赤河瑞葉

みとりの双子の妹。産まれる前に死んだ水子の霊。本来であれば賽の河原で石積みをやってるはずだったが鬼がそれを崩し忘れた為石を最後まで積み終えてしまった。これにより瑞葉が人間に転生したら閻魔大王から怒られる為夢の中を管理するバクに転生させて隠蔽した。本人はバクに転生したが記憶はしっかり残っており(鬼たちがパニクって記憶消すの忘れた)時より聖奈の夢にイタズラしてくる。また結構多忙で幽体離脱をしている人を元に戻したり神様からの理不尽な要望に答えたりもしている

コメント 普通に可哀想な子です。産まれる前に死んだ事で水子の霊になったものの鬼たちの不祥事を隠蔽される為にバクに転生された結構不憫な子です。超気まぐれでテキトーな神様に聖奈の望みをなんでも叶えてやるから聞いてこいと言われたり幽体離脱をしている人を元に戻したりと死んでからも尚働き続けています

聖奈の母親は明るく接していますが内面はみとりにかなりどす黒い感情を持っています。聖奈の実体がみとりの意識回復に使われた事に少ならず怒りを覚えていると言ってますが実際はかなり怒ってます。聖奈の実体取り戻したいと思ってますが殺意は持っておりません。恨んでるのにも関わらずみとりが聖奈の実体を返さずに住む方法を聞いた理由は聖奈の意思に反するくらいなら二度と聖奈の実体を戻せなくさせて絶望させてやると思いついたからです。みとりには殆ど見抜かれております。倫理観はそれなりに持ち合わせており聖奈の意志を尊重したり恨んではいながらもみとりを未来ある子供と思ってもいます。またみとりの聖奈を思う気持ちも一応認めており恨む対象であると同時にいい好敵手とも思っています。ちなみに聖奈の父親はまったくもって聖奈の実体の事に関して興味がありません。やりたければご自由にと思ってます。みとりの理想の母親は聖奈のお母さんであり聖奈の理想の母親はみとりのお母さんなんですよね。聖奈は私を利用してでもみとりを助けようとしたみとりの母親は尊敬しておりみとりは聖奈が霊体化した原因である自分に恨みを持っている聖奈の母親に尊敬しているんです。聖奈と聖奈の母親はみとりとみとりの母親ほど関係はこじれていませんがお互いに分かり合うことは絶対にないです

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