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となりの神様

作者: ことどひ

突然、神様とお話しするようになりました。


いや、何それって言われても私にもその人?が本当に神様なのか分からないので勝手に神様と呼んでいます。

どこの神様ですか?と聞いても私と縁のある神だとしか教えてもらえないので私にも分かりません。


とりあえず、突然、神様と話すようになったわけですが、よく喋ります。

本当によく喋ります。


雑談と言うよりは、何でだろ?と思ったことに対して答えてくれる、そんな感じです。


神様の姿は見えません。

そもそも私、幽霊とか見えないし。


神様曰く霊格を上げなさいと言われます。


霊格は霊感とは別物だそうです。

霊格は、魂に刻まれるもの。

霊感は、霊と交信するためのものらしいです。


詳しく知りたい方はネットで調べてください。

めっちゃ書いてあるので。


ちなみに神様からご利益を頂いてるわけでは無いです。

今働いてる仕事めちゃくちゃ辞めたいけど辞めれないし。

お金すごく欲しいけど無いし(後で、お金については書きます)

アドバイスは授けてくれますが、そこはやっぱり神様なのでどこどこの神社に行って縁をもらってきなさいって言います。


行ける時に行こうと思いながら毎日過ごしてます。


神様は、別に急かすことはしません。

でも、私が


「あー、なんで上手くいかないんだろー」


って考えてると


「だから、山の神へ会いに行けと言っている」 


って何度も突っ込んでくれます。

山の神様のところ車で30分以上かかるので休みの時じゃ無いといけないんですよね。



神様に対して


「神様は本当に神様なんですか?」


って聞いたことがあります。

そしたら、


「神と思えばそれで良い、魔と思えばわしは去るのみ」


「魔であれば、自ずと分かるであろう」


だそうです。

確かに変な感じはしないのできっとそうなのかもしれません。


「神様なら私なんかじゃなくて他の人のところに行かなくていいんですか??」


って聞いたら


めっちゃ笑われた。

めちゃめちゃ笑われた。


「せっかくわしがおるのにお主は他のものを心配するのか?」


「いや、、そりゃ私、、たいした人間じゃ無いし、私より困ってる人めっちゃいるじゃ無いですか」


「だから、お主が良いのだ。わしは、お主のことを好いておるから良いのだ。

気にするでない」


神様って忙しいって思ってたけどそうでも無いのかしら?

ってか、なんで? 


「私が特別ってことですか?」


「そうではない」


「違うんかーい」


「神は皆、人を好いておる。お主は、神が好きであろう?」


確かに、私は神様が大好き人間である。

悲しくなったり辛くなったりしたら神社に行くし、祝詞で挨拶しちゃう。


つまり、神様が好きな人間は神様に愛されやすいって事らしいです。


でも、何で私のとなり??


「それは、お主の前世が神下ろしの巫女だったからである」


「えっ? まさかの前世?」


「お主は、伊勢で神下ろしの巫女であった。

だから、縁が通じている」


「えっと、縁が通じているっているのは?」


「お主は、前世の霊格がある。霊格は、魂?カルマ?(どっちかよく分からなかった)に刻まれる。

それでわしはここにいやすいのだ」


「何で突然通じたんですか?」


「彼女にあったからだ」



ここで、補足しなきゃなんですど、私は長年ずーーーっと悩み続けていたことがありました。

それこそ、誰にも分かってもらえないんですけど、自分が自分じゃなくなる事がありました。

目の前に見たものと記憶したことが違うことがよくあり、何で??ということが、、、、。

そのせいで、おかしな人扱い。困ったちゃん扱い。

私にもどうすることもできず、病院へ行こうと思っていました。


それを、たまたま友人に相談したところ、見えないものが見える人を紹介されたわけです。

それが、神様でいう彼女です。


彼女こと、横山さん(仮名)

最初に会って言われたことが


「あなたは、身体を乗っ取られやすい体質ですね」


「えっ? 乗っ取られやすい?」


「幼少期からですね。

原因は分からないですけど、あなたは、小さい頃に何かの拍子で身体を乗っ取られたことがありますね。

そのせいで、ふとした瞬間に乗っ取られやすいんです。

だから、見たものと違う。

聞いたことと違うと言う事が起きるんです。

だから、、全てあなたのせいではないんです」


とまー、、これだけ聞くと胡散臭ーとか思われそうなんですけど、結構、、ガチなわけです。



さて、ここまで話をしてピンときた人は、分かるかもしれないんですけど、もし、私が本当に前世が神下ろしの巫女だったから霊に身体を乗っ取られやすい体質ってのが、すごーく腑に落ちました。


補足が長くなりましたが、神様が言うに霊格の高い彼女に会ったから私の魂の霊格が開いたらしいです。

霊格が高ければ最初から開いているわけでは無いそうです。

人として生を受けた時に霊格を上げたり、霊格の高い人に会うことで栓を開ける事ができるそうです。

ちなみに、霊格は来世にも引き継げるけど開かれるかどうかは来世の自分次第だそうです。


本当かいな。




神様が言うに後悔は残してはいけないそうです。

後悔は来世の足枷になるからだそうです。

後悔を残すと来世の自分のコンプレックスになるらしいです。

だから、後悔を残さないように好きなことを好きにやりなさいとのことでした。


あと、悪口や愚痴もいけないそうです。

考えるのは良いけれど口に出すと力になるからいけないそうです。

口に出すと魔が来るので魔が刺しやすいんですって。


へー。

そーなんだ。


ついでに、神様の悪口は言ってもいいけど境内で言ったら丸分かりだからやったらいけないそうです。

それが、嘘か本気かは、神様ならすぐ分かるけど霊格を下げることだからどっちにしろやったらいけないそうです。


神様が怒るとか嫌な気持ちになるからダメってことじゃなくて、自分の霊格を下げる(自分を傷つける)からやったらいけないってことでした。



逆に霊格を上げるにはどうしたらいいんですか?って話なんですけど、神様が言うに


「笑顔でいなさい」


とのことです。


もちろん、神社に行くのもいいし、神棚に拝むのもいい。

でも、一番いいのは、自分が笑顔でいること、人を笑顔にすることだそうです。



挨拶すること、優しい言葉をかけること、ありがとうを言うこと。

そういうことが全て善行になり、霊格が上がるそうです。

自分の魂を磨くっていうのかな??


人を笑顔にするために神様は常に手助けしてるんですって。




☆縁切りの神様以外、縁は切れない


私、会社でめちゃくちゃ嫌いな人がいるんです。

そこで、神様にあの人との縁を切ってくださいってお願いしました。

そしたら、


「わしは、縁は切れん。縁を切るのは縁切りの神様だけだ」


「えー、そんなー。私、あの人と一緒にいるのは嫌です」


「お主は髪をしっかりとくことからせよ」


えっ?、髪をとく?


「一度結んだ縁を切ることはできん。だが、その結んだ縁を解く事はできる」


「髪をとかしたら縁を切ってくれるんですか?」


「わしは、縁は切れん、切れるのは縁を切る神だけだ。

お主は、縁が絡まっておるからに整えるのが良かろう」


神様が言うに人と会うことで縁が生まれ、繰り返し会うようになると神様がその人と縁の糸を結んでくれるそうです。

最初はいいけれど、段々糸が絡んできてしまい、仲が悪くなるんだとか。

私の場合は、髪に絡んでるから髪をとかせば縁が整うから多少は良くなると言うことらしいです。


あと、


「笑顔で接しなさい」


笑顔で接しろと言われましても、、、と思いつつ。


ついでに、嫌いな人との縁を切ろうとしてもその人は、他の人(会社の人)との縁が強い(頼りにされてる)ので私との縁をといたところで意味は無いそうなので普通に諦めました。


ちなみに相手も私と縁を切りたいと思っていれば神様にお願いすると縁の糸を解いてくれることもあるそうです。

でも、凄く大変みたいなので時間はかかるそうです。

その代わりに、縁切りの神様とは違って糸を解くだけだからまた、結びなおすこともできるから仲直りすることも可能です。


へぇー。そうなんだ。


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