ありきたりな従者への名付けと盗賊
前回言った通り数日作者リアル期末テストの為少し更新お休みします
戻ってきた時にモチベのあがるような感想などあれば確実に更新再開すると思いますw
クロ同様作者自身とても自由人なのです
クロの性格は作者自身をモデルにしてます(自分に重ねて考えられるから書きやすいから)
容姿は知らん
今んとこ黒髪黒目といかにも日本人らしい特徴しか挙げてませんが作者はあくまでも性格だけ自分に寄せて書きやすくしてるだけなのでイケメンにしてハーレムにしてもいいですしフツメンでふつーにしてもいいんですよね...()
まぁ行き当たりばったりなのでハーレムが書きたくなったらクロはイケメンになり、そうでなければフツメンのままである日突然ハーレム展開にしたくなったらモテ期とか言い出してモテさせますww
どうでもいい話ばっかした気がしますが本編をお楽しみください
感想とか評価とか待ってます
ビーレギオン達は全部で5匹
そのうちの1匹はクイーンビーレギオン
彼女らと主従の契約を交わしたクロ
クロは元の人間の姿に戻りミリティに今までのやり取りを話した
「ビーレギオン!?
めちゃくちゃ珍しい蜂じゃない!!
しかも主従契約まで結ぶなんて...」
「ビーレギオンってそんな珍しいのか?
ってか主従契約くらい魔王ならしてたりするもんなんじゃないのか?」
「ビーレギオンは蜂の中でもかなり希少でサイズも大きな部類です
全ての昆虫種共通の認識として巣の規模、個体数が増えれば増えるほど全ての個体の体が大きくなり力も増し手がつけられなくなるほどでかくなる昆虫種もいます
まぁ危険だと判断された昆虫種は人間達が積極的に...特に冒険者達が駆除しにくるのですが
その中でもビーレギオンという種類は全体的に強力な個体が多いのです
そのため巣などが見つかれば危険になり手がつけられなくなる前に処理されるため見かけるのさえまれな昆虫種です」
シルさんが丁寧に説明してくれる
「そして主従契約なんて他の魔王も交わしてるやつなんて少なくとも私の知り合いにはいないわ!
そもそも魔族ってのはプライドが高い種族だから主が自分より弱ければ倒して自分が1番になってやろうと思っているものよ
主従契約を結ぶってことは自分のスキルや魔力の恩恵を主に与えてしまうから絶対の信頼関係がないと結ぶことはしないわよ」
ミリティももう1つの質問に答えてくれる
「それは分かったがビーレギオンってそんなにやばいのか?」
「少なくとも昆虫種の中の蜂の中では1番やばいわよ」
「あとビーレギオンはハチミツを作る希少な蜂です
ハチミツはとても高値で売買されていますし主従契約を結んだクロ様ならただでハチミツを手に入れられるかと」
「なるほどビーレギオンはただそこらへんにいる蜂とは次元が違うのか」
「まぁそうね
クロあなた相当運がいいわよ
ビーレギオンと主従契約を結べるなんて
数が増えればそれこそ他の魔王の配下なんて話にならないレベルで強くなるわ」
「そんなになのかまぁ巣と個体数が増えればって話だろ」
「それはそうだけどまさかなんとなく一緒に助けた蜂がビーレギオンだとは思ってなかったわ
せっかくだし皆名前付けてあげたら?」
「俺に名付けなんてできるのか?
名付けにはかなり魔力を使うんだろ?」
「魔力はかなり必要だけど巣が破壊されて5匹しか生き残っていないビーレギオンならあなたの魔力量でも5匹全てを名付けするくらい大丈夫よ
それに名付けすれば彼女たちが死ぬ可能性も減るわ
それに主従契約も結んでるから名付けをして彼女たちの魔力保有量が増えればあなたへの恩恵も大きくなるわ」
「なるほどそういうことなら名前を付けてみようか」
『我らを救っていただいただけでなく名までくれるとはクロ様はなんて器の大きなお方なのでしょう!』
「あれ?これはビーレギオンの声だよな?
なんでビーレギオンの姿になってないのに声が...」
『それはクロ様が我らと主従契約を結んだことにより思念会話のスキルを身につけたからです
思念会話のスキルを持つ者同士は任意の相手とどこにいても会話が可能です』
『なるほどもうビーレギオンの姿にならなくてもお前達と会話できるってことか』
『そういうことでございます』
『それは便利だなしかもどこでも会話できるし
まぁそれはともかくとしてお前達の名前を考えてやる』
『ありがとうございますクロ様』
「急に黙ってどうしたの?」
ミリティが聞いてくる
「思念会話でビーレギオン達と会話できるようになったから会話していた
まぁそれでこいつらの名前だが
クイーンビーレギオンは『瑠璃姫』
残りの4匹だがこいつから順番に『紅』、『蒼』、『翠』、『紫』にする」
「どういう意味?」
「なんとなく1匹1匹の見た感じのイメージを色で表現しただけだ」
「初めて聞く色もあるわ」
「俺のいた世界ではたくさんの色の名前があるからな
知ってる色の中から漢字で書けてイメージにあったのを名前にした」
「漢字ってのはなに?」
「俺の世界の文字だ
なんとなく俺の中で漢字ってかっこいいんだよ
また今度紙に書く機会でもあれば全部書いてやるよ」
「そうなのね
楽しみにしてるわ」
「それでどうだ?ビーレギオンの皆
適当に付けた感じになってしまったが気に入ってくれたか?」
『もちろんです
私瑠璃姫これからクロ様の配下として恥じないよう努めます』
『ほかの4匹はどうだ?』
『『『『素晴らしい名前を付けていただき感謝しています!!』』』』
『そうかそれはよかった』
とまぁ瑠璃姫、紅、蒼、翠、紫という名を与えて名付けを終えた
名付けを終えたビーレギオン達は一回り大きくなったように見えた
「ところで忘れてたけど妖精郷のゲートを閉じるのはどんくらいかかりそうだ?」
「あと30分くらいかかるかしら
今のところゲートになにか入ったりしてないし近づいてるのもいないしこのまま平和にゲートを閉じれるといいわね」
やめろミリティそういうのを俺の世界ではフラグというのだ...
ほんとに何事もなくゲートを閉じれるといいな...?
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「あと5分くらいでゲートを閉じることができるわ」
「そうか
特に問題も起こらなくてよかったな」
「そうね
と言いたいところだけどこっちに真っ直ぐ10人ほどの人間が向かってきてるわ
結界の外なら大丈夫だけど結界の中に入られたらゲートが見えるようになっちゃうからなんとか進路をズラしたいわね」
「とりあえずやり過ごそう」
「お頭!さっき森の中で手に入れた女はどうするつもりですかい?
あんないい女なかなかいねぇですし奴隷として貴族に売っぱらう前に楽しみましょうぜ!」
「当たり前だろ!ほんとラッキーだなお前らも
俺が楽しんだ後お前らにも使わせてやる」
「「ありがとうございます!」」
どうやら盗賊達のようだ
普通の冒険者達なら話しかけて時間を稼ぐくらいできたかもしれないが盗賊となるとすぐに襲いかかってきそうだし戦闘の最中にゲートを見つけられたりしたらゲートを守りながらの戦闘になって大変だ
「...おいらお前ら止まれ
そこにいる野郎出て来やがれ」
チッバレてる
どうやらこのお頭と呼ばれている奴それなりにできるやつかもしれない
シルさんはまだバレてないようだし俺だけしかいないと思わせるか
クロはヘラヘラした様子で木の影から出ていく
「いやーバレちゃいましたか
俺に気づいたあんた相当な実力者だね」
「お前こそ人間にしてはかなりの魔力を持っていやがるなにもんだ?」
「まぁそんなことはどうでもいいじゃないですか
それよりそんな大人数でなにをしてるんだい?」
「お前に話す理由はねぇが4時間ほど前にこっちの方からただならぬ反応を感じたから調査にきただけだ
別にほっといても良かったがもしやばいやつがあった場合始末しておかないといけないからな」
「へぇーあんた盗賊の割に結構慎重なんだな
俺もずっとここらへんをウロウロしてるが特に変わったものは何も無いよ」
「ふん!そんな嘘が通じると思うか!
じゃあお前の後ろにある結界はなんだよ」
こいつ...隠蔽の結界の事にも気づいているのか?!
「お前がどく気がないってんなら力ずくでもこの結界の中を確かめさせてもらうぜ」
盗賊の頭がそう言うと頭を除いた10人の盗賊達が襲いかかってきた
「悪いけど俺は盗賊に対する慈悲なんて持ち合わせていないから殺しちゃっても文句言わないでね」
「どの口がほざいてんだ!!」
「この人数の差だ!強がっていられるのも今のうちだ!」
「まぁそうなるだろうね」
『紅、蒼、翠、紫お前達は隙を見てお前達の持つ針をあいつらにぶっ刺してやれ』
『御意!!』
盗賊達が襲いかかってくるがどの攻撃も遅い
こんなの相手しててもつまんないしさっさとお頭を引きずり出すか
それにためしたいこともあるしね
『自由人』を発動
クロの腕の側面から刀のようなものが生える
正確にはアカハニベアの爪を長く変形させたもの
よし...ここまでは成功
そしてここからこの刀にビーレギオンの針をつけてチェーンソーのように回転させる
「あはは!できたよ!やってみるもんだね!!
1回やってみたかったんだ
新しい誕生祝いだ!光のモード輝彩滑刀!!ってね!!」
「なんだこいつ!人間じゃねぇのか!?」
「そんなことはどうでもいいんだよ!!フンっ」
クロは風のように盗賊の間を駆け抜けすれ違いざま擬似輝彩滑刀で盗賊達4人の胴体と下半身を分けてやった
「困るよこんなあっさり死なれちゃ
せっかく究極生命体ごっこして遊んでるんだから今度はそんな簡単に死なないでね
次は左腕でも輝彩滑刀を使うよ」
そして左腕にも同じものを作り出しまた盗賊達に襲いかかる
「ヒッ」
「やめろ!!こっちに来るなぁぁ!!!!」
などと聞こえてくるが知らない
救いようのない人間を殺すことなどに罪悪感はない
残った5人の盗賊もあっという間に切り刻まれて死んだ
いちおう敵が強かった場合の援護としてビーレギオン達に指示を出していたのだが弱すぎて話にならなかったな
「へぇ...お前さんのそのスキルはすげぇな!
ユニークスキルかそれは?」
「あぁそうだ」
「面白い...まさか9人が赤子の手をひねるようにすぐやられるとは思ってなかった」
「あぁそうだそんなことはどうでもいいんだがお前達のアジトってどこだ?
盗賊団のアジトってどんなのなのか実際に見てみたいんだよね」
「俺達がやってきた方向に昔使われてた廃教会がある
そこをアジトにしている」
「随分素直に教えてくれるんだな」
「そりゃお前はここで始末するんだからな
最後に質問に答えてやっただけだ
俺はラリクマ盗賊団の頭のラリクマ
冥土の土産に教えてやるよ」
「へぇーそいつはどうも」
ラリクマが構えるとラリクマの魔力が爆発したかのように大きくなった
推定だが俺の1.5倍ってところか
クロはまずは様子見程度に輝彩滑刀もどきの刀の部分をチェーンソーのように流れ続けるビーレギオンの針を連続で射出した
ラリクマは軽く針を躱してクロに飛びかかってくる
ラリクマは剣を抜きクロに斬り掛かるそれに対しクロは輝彩滑刀もどきで剣を受け止める
受け止めたところでラリクマは蹴りを入れてきた
クロは吹き飛んで木に衝突した
「カハッ」
口の中から血の味がする
あぁ〜いってぇなぁ 調子に乗りやがってこの野郎
もう一切手加減しねぇからな最初から本気で殺してやる
クロは『自由人』をフル活用する
まず輝彩滑刀を片腕あたり5本生やして体中の服で見えていないところにビーレギオンの針を生やす
これでまた蹴りを入れてこようものなら全身から生える針が足に刺さる
手もアカハニベアの爪を生やし羽も生やして空を飛ぶ
「な...なんだその格好はお前はほんとうに人間なのか?!」
「うるせぇよ仕返しだオラァ」
クロはビーレギオンの針を射出しながらラリクマに襲いかかる
ラリクマもさすがに針を躱しながら迎撃することは不可能でどんどん追い込まれていった
そして最後は
ブスッ
クロの対処を必死に続けていたラリクマだったが背後から紅、蒼、翠、紫が自慢の針で一刺し
「なっ!?」
ラリクマが動揺した瞬間を逃さずクロは5つの輝彩滑刀もどきでラリクマの体を6つに斬り捨てる
バラバラになったラリクマだったものを蹴飛ばし元の人間の姿に戻る
「は〜スッキリした
人を蹴っていいのは蹴られる覚悟のあるやつだけだ」
そんなセリフを吐きながらラリクマだったバラバラの死体を思いっきり蹴りあげた