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ありきたりなエルフと名付け

ミリティについていくこと数十分

適当に話しながらこの世界のことについて教えて貰った

この世界は12人の魔王が世界を恐怖に陥れていて実質的に世界を支配しているということ

魔王は元々2人しかいなかったそうだがどんどん増えて今では12人にもなっていてみんなそれぞれの領土で牽制し合っているのだとか

まぁミリティは自分のユニークスキル『妖精鄉』によって自分と妖精達達の住む場所があるから関係ないと言っていたが

そう考えるとミリティのスキルは確かにかなり優秀なスキルのようだが戦闘には向いていなさそうだなと思う

他の魔王についても少し教えてもらった

ミリティはあまり他の魔王と絡むことがないそうで最近魔王になった者達の事はあまり知らないらしいが

古の魔王2人は魔王の中でも異次元の強さを持っているそうだ

その2人の魔王の1人堕天使アザゼルはかなり変わったやつらしく人間に戦い方や魔法を教えて天使だけの秘密を下界に暴露したとして天界から追放され堕天使となって魔王に覚醒したらそうだ

そしてアザゼルは部下が1人もいないらしい

つまり1人でほかの魔王から恐れられるほどの力を持っているということだ

もう1人の魔王は竜魔王リオテスカ

リオテスカは竜種の頂点に立つ存在

リオテスカも部下はいないらしいがほぼ全ての竜種が彼のことを慕っているため実質部下ということらしい

まぁ他にもミリティ含めて10人

堕天使、竜魔王、妖精魔王、吸血魔王、勇者魔王、悪魔魔王、獣魔王、不死魔王、炎魔王、氷魔王、雷魔王、天魔王と呼ばれいているらしい

氷魔王、雷魔王、天魔王あたりは最近魔王になったばかりらしくまったく知らないと言っていた

勇者魔王というのは勇者だった人間が人間に絶望し魔王になったと言われているが真実は定かではないらしい

そして1番気になったのは炎魔王で炎魔王が現れたのが約400年前で魔王の名前がノブナガと言うらしい

楽市楽座と言う制度を実施したり徴兵制度を作ったりとかなり目立つことをしている魔王らしいがどう考えてもあのノブナガだよな?

俺がいた時代から考えて437年前に信長は本能寺の変で死んでいる

そして炎魔王が現れたのは約400年前

思わぬ人物が魔王としてこの世界にいたがいつか会うことがあればその時は話し合いたいものだ


とまぁほかの魔王について話を聞きながら歩いていると俺が本来予想していた妖精鄉のような森が目の前に広がっていた

さっきまでの樹海とは一転して景色が地獄から天国に変わった


「みんな暗いのは嫌だっていうから住む場所だけはこういうふうになったの」


と隣で妖精魔王様が何か言っているがそりやそうだろう誰もあんな樹海で生活をしたいとは思わないだろう


「お帰りなさいませミリティ様

そちらは...どなたですか?」


と、声をかけてきたのは耳が明らかに長い美人さん

体も膨らむところは膨らみ女性らしい体つきをしている

正直言ってめちゃくちゃエロい


「え??エ??エルフ??まじで?ココエルフイルノ?」


「そうよ!この妖精鄉には私たち妖精の他にもエルフが住んでいるわ!

それとただいまシル!!」


「うわーほんものだーエルフだーすごーい」


「それでこちらの方はミリティ様のお客様でしょうか?」


「そうよ!!多分異世界の人間なのだけどユニークスキルを2つも持ってるし行く宛もないそうだしここにしばらく住んでもらうわ!!」


「ユニークスキルを2つもですか?それは危険なのではないでしょうか?」


「大丈夫よ自由人だけど変なことはしなさそうだし

シルに見惚れてるくらいだしシルが面倒見てあげてれば安心なんじゃない?」


「ハッ!?俺は一体...それはそうとシルというのですねエルフのお姉さん!!

お世話になります!!」


「え?あの私はまだ...」


「そういうことでシルよろしくね!!私の世話はルーシーにでも変わってちょうだい」


「承知致しました

てすが急に来られたのでなんの用意も出来ておりません

とりあえず本日は私の家で泊まるということでよろしいですか?」


「え?」


「えー!!シルの家でお泊まり会するなら私も行くー」


「分かりましたではお客様とミリティ様が泊まれるようにしておきますね」


あんな綺麗なエルフのお姉さんの家にお泊まりだと?!まさかこんなことになるとは!!

これは今夜は理性へと猛烈なアタックをしてくるシルさんのダイナマイトボディと戦うことになりそうだ


「ところであなた名無しだったけど名前はないの?」


「あ、そういえばそうだな...

前の世界では春日部(かすかべ) (まこと)って名前でさだったよ」


「うーんおかしいわね

それでも名前がステータスにないってことはどういう事なのかしら」


「名前があるとどう違うんだ?」


「簡単に言うと名前があると普通よりも強くなれるわ

この世界の魔物達には基本名前がないのだけど名持ちモンスターとよばれる個体は通常の個体よりかなり強力な強さを持つわ」


「ふーんなるほどな

ただのスライムだと思って挑んだスライムが名持ちスライムだと通常より強くて負けてしまうということがあるかもしれないということか」


「まぁそんな感じよ

せっかくだし私があなたな名付けしてあげるわ!!」


「ミリティ様よろしいのですか?名付けには魔力を消費しますが」


「大丈夫よ!!私魔王になってから魔力がだいぶ増えたし1人名付けしたところで問題ないわ

というわけであなた元の名前は真っていうのよね...

じゃあビッグサ〇ダーマウンテンなんてどう??かっこよくない?!」


「あほかそんな名前つけたら夢の国から殺されてしまうわ!!もっと普通の名前を考えてくれ」


「夢の国?よく分からないけど気に入らないのね!!

シルはどう思う?真の新しい名前なにかいい案があるかしら」


「え?私ですか?そうですね...黒い髪に黒い瞳ですし普通にクロでどうですか?」


さすがシルさん綺麗なだけじゃなくネーミングセンスもあるぞ!!

まぁ日本人だし黒髪も黒い瞳も特に珍しい訳じゃないと思うんだけどな...まぁいいか

ビッグサ〇ダーマウンテンよりは100億倍マシだというか俺を見てマウンテンとかどっからきたんだよ...

普通にマコトとかでいい気がしたけどせっかく異世界に来たんだしそれっぽい名前の方がなんか生まれ変わった感じがしていいかもしれない


「それだとなんか味気なくない?もっと強そうな名前にした方がいいんじゃないかしら」


「ミリティお前は黙ってろ

俺はシルさんが考えたクロでいいと思うよ!シルさんは素晴らしいネーミングセンスを持ってますね!!」


「ちょっと!!なんか私とシルの扱い違いすぎない?!」


「そんなことないさ!シルさんが綺麗だからってこうやって褒めてるわけじゃないからな!!」


「あなたシルが綺麗だからシルを褒めてるんでしょ!!」


「なに?!なんでバレた!?はっ!しまった!ええい!口から出てしまったものはもう仕方ない!

シルさんが綺麗だからというのも確かだがお前のネーミングセンスが絶望的すぎるんだよ!!」


「あーもうわかったわよ!!そんなに言うならクロでいいわね?!あとでビッグサ〇ダーマウンテンがいいって言ってももう知らないからね!!後悔しても遅いわよ!!」


「誰が後悔するか!!せっかく異世界に来たのに夢の国に連れていかれてたまるか!!」


「2人とも落ち着いてください!」


こんな感じでミリティと言い合いをしながら俺『春日部 真』は『クロ』と名前が変わり生きていくこととなった


その日の夜はシルさんの家でクロ誕生の宴をするとミリティが言い出し未成年だがこの世界では酒は15歳かららしいので酒を飲んだ

みんな酔っ払いオールで騒ぎ朝には3人とも薄着で川の字で寝ていた

夜中に寝返りをうった時に小さなミリティを下敷きにして叩き起されたりしたが特に何も無かった

昼過ぎに目が覚めると薄着のシルさんが隣で寝息をたてているのを見て興奮してしまい襲いそうになるのに耐えながらこっそり起き上がり外に出ておっきくなってしまったモノを処理した


そして戻ってきてからはまた二度寝して結局全員が起きたのは夕方過ぎだった

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