第8話 でぃーずにぃぃぃ……
真剣に読むと後悔します。
(^_^;)
「やっぱりそっちのほうが似合いますねぇ。ハハッ☆」
「……っちゅーか、裸だったからな」
「その時点で捕まっているというーー、なるほど」
「よく知らねえが……、アンタが大将だったんだな」
「ぐわっぐわっ! 御膳の前だ、控えおろう!!」
とある隠れ家に集う面々の会話についていけない。
五人揃えば、立派なshowが成立するだろう。
向こうで何度か訪れたことがあった。
それは確かーー、最後に。
エレクトリックなパレードなヤツを利用して何人かお持ち帰りしたことがあったからだった。
「でぃーずにぃぃぃ……」
ふとトオルは呟いてしまった。
現実にはあり得ない。
ただここは異世界だ、納得せざるを得ない。
下手なことは言えない。
「うむ、やはりこの姿が落ち着くな!」
グレイタイプの宇宙人に見えた彼の姿はやがて変貌を遂げた。
そこにはまるで数世紀に及ぶほど経験値を蓄えたーー、導師のように。
「YOH☆DAさま。どうぞーー、これを」
大熊猫のプーンは跪き懐から取り出す。
恭しく差し出された。
見た目はただの棒切れにしか過ぎない。
だが彼が握った瞬間、それは煌々と光輝く。
ヴオン、ヴオンと、切り裂いた。
軽く振っただけで今まで嗅いだことのない強烈な匂いとーー。
どこかで聞いたことのある極め台詞をトオルは思い出していた。
「たしか……フォースと共にあれだっけか?」
その予感はまもなくーー、的中しないで欲しかった。
そしてそれ以前に、えいえいおーという狼煙があがる。
「先ずは忌々しい……あいつらを屈伏させる!!」
「「「「 御意!!」」」」
いまだかつてない、㌧でもない戦いが始まるだろう。
正直関わりたくない。 勝手にしやがれ。
ただこっそり、誰にも気付かれずに和凛を牢獄から助け出そうとしていた。
「トオルちゃん? 行くわよっ!!」
「ぐえっ!?」
襟元に強烈な握力ーー、逃れられない。
エレクトリックなパレードに付き合わされる。
またあのぐるぐるまわるーー、瞬間移動による吐き気。
何も口にしていなかったせいか、辿り着いてわずかに胃液だけがキラキラと。
(U´・ェ・) (^ω^U) ( ノ;_ _)ノ
「ン? おいトオル、何してんだ??」
「いや、まぁ……色々ありまして……」
「ようやく来たな……ぶち殺してやる!」
「ちょいと落ち着きなさいな、先ずは俺からね」
「いーや、タカ。 一番手は譲れないぜ?」
「ちょ……アンタらには、そんなに気張る理由はないだろ!!」
「よーし、じゃあ、じゃんけんで決めようぜ!」
あいこでしょ、あいこでしょ、あいこでしょ。
あいこでしょ、あいこでしょ、あいこでしょ。
いつまで経っても決着がつかない。
明らかに分が悪いーー、3VS5だ。
召還された湾岸署の屋上に設置されている特別リングで。
じつにのんびりしているようにもみえていた。
「最初はグー、じゃんけんほいっ! ……よっしゃあああああ!!」
どこからでもかかってこい、と。
勢いよく食ってかかる。
「ユージ! 油断すんなよ!?」
誰に言っているんだ。
まるでヒーローのように愛用のサングラスを観客席に投げる。
その姿を楽しみにしている観客からも黄色い声が飛び交っていた。
「モテモテなんだよねーー、いつも。俺ってヤツぁさぁ?」
「なんかムカつく……殺ッちゃって良いッすか?」
「じゃあ任せるよ、ハハッ☆」
カーーーンと鳴り響く。
第一ラウンドはトオルに所縁のある宿敵と、先輩ユージによる試合だった。
「当たらなければどうということはない」
傍観者であれば良いと、情けないがそれで良かった。
あとは任せよう。
いざとなれば逃げるだけだ。
「「「「「うおおおおおおお!!!!」」」」」
ただ歓声が痛かった。
もうすぐまたーー、どうしても避けられないバトルが始まる。
ノリを楽しんでください(爆)
決して通報しないように……。




