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こちら異世界派出所前。  作者: caem
season 3【秋】忌々しい。 美味しいモノが待っている。
49/63

第7話 うおんちゅーーー!!


 のっぴきならなかった状況である。

 絶賛ーー、混沌(カオス)だ。

 ただその一方では三者三様……出番を待ち続けている。


 ーー閑話休題ーー


「もう、いっちまおうぜ!?」


「いーや。まだだろう」


「ちょっと……悠長過ぎやしませんか!?」


 獰猛なケモノ達が密室でぎゃあぎゃあ騒いでいる。

 ただそのなかに混じっていたーー、爆弾魔が。

 凶悪な犯罪者が。




(U´・ェ・) (^ω^U) (U´・ェ・)





 まるで薄汚い毛並みの狼ーー、一匹狼だった、その名はウッド。

 偽名はモリケン(・・・)

 ほかにもモリシン(・・・・)として。

 演歌歌手として一躍有名にもなったことがある。

 

 ーー紆余曲折あった。

 一流の演歌歌手として活躍していた頃からは思いもよらない。 

 頗る高まる、魅惑の味におぼれていった。


 日々溺れるーー、吸えば吸うほど高揚してゆく。

 昂るアドレナリンに溺れていった。

 それが失敗だった。


 やがて「離婚しましょう」と。

 それはまさしく厳しい現実を叩き付けられていた。




「おい? 聞いてる??」


「あ…………あぁ」


「んなの、どうだって良いんだよ!」


「いや、大事なことだぜ」


 爆弾魔と共闘している。

 仲睦まじい限りだった。

 ジリジリとゲージを満タンにさせようとしていた。

 二匹の刑事がまだかまだかと、出番を待ち続けていたのだった。





 (U´・ェ・) (^ω^U)





「うおんちゅーーー!!」


 YAZAWA。

 スタンドマイクを振り回す。

 近々、再開することだろう。

 壮絶なアクションシーンを。


 今世紀ーー、再現することは難しい。

 衝撃的過ぎるバトルは楽しみにするしかなかった。


 ぶるぶるっ。

「はっくしょい!?」

 くしゃみひとつで喚ばれてしまう。

 それはワタシのご主人さまよとーー、ただ悪い予想から。

 

「大魔王がくる……」


 トオルは悪い予感しかなかった。

ほとんど進んではいません。

(^_^;)

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