第7話 うおんちゅーーー!!
のっぴきならなかった状況である。
絶賛ーー、混沌だ。
ただその一方では三者三様……出番を待ち続けている。
ーー閑話休題ーー
「もう、いっちまおうぜ!?」
「いーや。まだだろう」
「ちょっと……悠長過ぎやしませんか!?」
獰猛なケモノ達が密室でぎゃあぎゃあ騒いでいる。
ただそのなかに混じっていたーー、爆弾魔が。
凶悪な犯罪者が。
(U´・ェ・) (^ω^U) (U´・ェ・)
まるで薄汚い毛並みの狼ーー、一匹狼だった、その名はウッド。
偽名はモリケン。
ほかにもモリシンとして。
演歌歌手として一躍有名にもなったことがある。
ーー紆余曲折あった。
一流の演歌歌手として活躍していた頃からは思いもよらない。
頗る高まる、魅惑の味におぼれていった。
日々溺れるーー、吸えば吸うほど高揚してゆく。
昂るアドレナリンに溺れていった。
それが失敗だった。
やがて「離婚しましょう」と。
それはまさしく厳しい現実を叩き付けられていた。
「おい? 聞いてる??」
「あ…………あぁ」
「んなの、どうだって良いんだよ!」
「いや、大事なことだぜ」
爆弾魔と共闘している。
仲睦まじい限りだった。
ジリジリとゲージを満タンにさせようとしていた。
二匹の刑事がまだかまだかと、出番を待ち続けていたのだった。
(U´・ェ・) (^ω^U)
「うおんちゅーーー!!」
YAZAWA。
スタンドマイクを振り回す。
近々、再開することだろう。
壮絶なアクションシーンを。
今世紀ーー、再現することは難しい。
衝撃的過ぎるバトルは楽しみにするしかなかった。
ぶるぶるっ。
「はっくしょい!?」
くしゃみひとつで喚ばれてしまう。
それはワタシのご主人さまよとーー、ただ悪い予想から。
「大魔王がくる……」
トオルは悪い予感しかなかった。
ほとんど進んではいません。
(^_^;)




