――永遠に
『紫眼のエルフのモノローグ』と対になる、彼女の言葉。
はじめて会ったその時から
とても輝いて見えました
自分のことを〝エルフらしくない〟と
あなたはいつも言っていたけれど
そんなあなたが誰よりも
わたしにとってはエルフらしくて
色とりどりの精霊様たちが
くるくるとあなたの周りを回るたび
そう思ったのです
あなたと過ごす日々は
どの瞬間も輝いていて
無表情が多かったあなたの顔に
しだいに笑顔が多くなるさまが
とても嬉しかったのです
眩しくて 優しくて
あなたの笑顔がだいすきでした
あなたにそっと頭をなでられるたび
わたしの心ははずんで
あなたの声が耳にとどくたび
穏やかなきもちになれました
ねぇ この声は
今もあなたに届くでしょうか?
「愛しています」
その言葉を あなたは
今も信じてくれますか?