プロローグ 記憶
初心者なので読みづらいと思いますがよろしくお願いします。
7/7少し改訂。
これは一体いつのことだったのだろう。
「ほらせつな、泣くなって」
そう言って男の子は私の背中をなでてくれている。
これは多分、私が小さい頃の記憶だ。
「う、うぅ、でもこいぬが、こいぬがぁー」
泣きじゃくる私をずっと男の子はなぐさめてくれている。でも私は泣きやまない。
こいぬは私が小学校の時飼っていた犬の名前で、こいぬが死んだ時は一週間位ずっと泣いていたっけ。きっとその時の記憶だろう。となりにいる男の子は……あれ?思い出せない、誰だったっけ?
そんなことを考えていると、男の子がいつまでも泣いている私を見て、泣き止ませる方法を思いついたようだ。
男の子は私の顔に段々近づいて……
ジリリリリ 「んんーよく寝たぁ」
私は大きな音を立てる目覚まし時計を止めて、ゆっくりと体を起こした。
あれ、 何だか懐かしい夢を見ていたような気がするんだけどな……
「せつな、学校遅れるわよ!」
「えっ!もう8時!?今行くから!」
こんにちは!私、佐々木せつなです。この春に 私立星羅高校に入学して早一ヶ月。学校にも馴染めて……ないんですけどね。それでも学校は楽しいんです。
「いってきまーすっ」
こうして私の人生を大きく変える一日が始まったのです……
誤字脱字などございましたらご報告お願いします。