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ファイル13 見つけたものは・・・。

またもや期間が大きく開いてしまった・・・。

 何とかゾンビ共を倒す事ができた俺達。

 まずは1つの危機が去った事に安堵しながら、ここで初めてゆっくりとガレージ内を見渡してみた。


 「このガレージ内も結構広いね光君。」


 俺同様にガレージ内を見渡していたのだろう、真心がそんな事を言ってくる。

 ガレージ内の奥の右側に隣の部屋へと通じるドアがあり、左側にはロッカーが設置されていた。


 「あのロッカーの中、何か入っていないかな?」


 そう言ってロッカーの方へと向かう真心。部長と愛ちゃんはゾンビ達の死体?が気になるのか、それを近くで見ているようだった。

 俺は別にゾンビ達に興味はなかったので真心について行く事にした。


 「私がロッカーを開けるからゾンビが入ってて出てきたらやっけてよ。」

 「・・・倒せるとは断言できないが、善処はしよう」


 真心の言葉に俺はそう答え、それを聞いた真心は「その時は私も加勢するよ」と答えてロッカーを開けたらその扉で身体が隠れる様な感じの状態で、ロッカーの扉を開けていった。

 もっとも開いたのは4つの扉のうち1つだけで、他の扉は鍵が掛かっていたのだが・・・。

 ゾンビが出てくる事もなく、俺達は安堵しながらロッカーの中を見てみた。

 そこには手動のジャッキが置いているだけだったが、問題は棚の上に並べて置かれている2つのモノだった。


 「何これ?」


 真心が手にとって見ると、それはどう見ても映画などで出てくる銃のマガジンだった。しかも銃弾と思われるモノもびっしりと装填されていた。


 「この2つってどう見ても銃のマガジンだよね・・・?」


 俺もそれに肯定したが、予想外のモノが置かれている事もあり、いささか混乱気味だった。まぁ真心も見た感じ同じような感じだったが・・・。


 「天道、真心、何か見つけたかしら」


 そこにゾンビの死体?を見ていた部長が声を掛けてきた。


 「あ、部長、実はこんなものを見つけたんですけど・・・。」


 そう言って部長の方を向いてマガジンを持っている手を部長に突き出したところで、部長の顔を見ると、部長も苦虫を噛み潰したような難しい表情をしていた。


 「どうかしたんですか部長?」

 「お前達も妙なモノを見つけたみたいね。私達もこんなモノをゾンビ達の死体から見つけたわ」


 部長の表情に、真心が訊ねると部長がそう答えて自分が持っているものを俺達に見せてくれた。

 部長が手に持っていたもの、それは明らかに拳銃だった。


 「部長、これってこれってどう見ても拳銃ですよね?」

 「ええ、正式なものまでは分からないけれども、ベレッタという銃よ」

 「部長、この銃、どこで見つけたんですか?」

 「警備員のゾンビが2体いたでしょう。そのゾンビの死体の腰のホルスターが気になって調べてみたら入っていたというわけ。」


 部長の話では、もう一体の警備員のゾンビの腰のホルスターにも同じ銃が入っており、予備のマガジンもそれぞれ1つずつあったそうである。


 「・・・それにしても本物の拳銃を配備させているなんて、この生命進化推進興業所というところは、私達が思っていた以上に危ないところみたいね。」


 深刻な声色で言う部長に俺達は何も言えなかった。ただ改めてこの生命進化推進興業所は危険な施設だったのだと再認識させられた。

 俺達は無事、可憐を助け出す事ができるのか?その前に皆が無事、生きてここから脱出できるのかさえ分からず、一瞬、身体が恐怖に震えた・・・。

こんな感じですが次回もよろしくお願いします。

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