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未来から美女ロボットがやってきて「私を使って性欲を解消してください」と迫られたんだが  作者: ゆさま


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9/13

彼女

 自業自得とはいえ気分が上がらない。とはいえ、仕事は待ってくれないので、真面目に仕事に取り組んだ。


 今日も残業となり、社内に残っているのは俺と美玲さんの二人だけだ。


「ようやく終わったね」


 美玲さんに声を掛けられ、俺は肩をほぐすように両手を上に伸ばしながら応じる。


「美玲さん、今日もハードでしたね」


「いつまで私をさん付けで呼ぶつもり? もう亮の彼女なんだから呼び捨てて欲しいなー」


 甘えた口調。可愛い……。


「美玲、大好き」


 俺が抱きよせてキスをしても、まったく抵抗するそぶりはない。それどころか美玲の方から積極的に唇を押し付けてくる。


「ねえ、これから私の部屋に来ない? 今日は一維は来ないよ」


 これはもしや……? というより当然……。


「はい! 行きます!」


「だからー、話し方もタメ口でいいって」


 俺が「うん、行く」と言い直すと、ギュっと抱き着かれ、またキスされてしまった。




 * * *




 食事を済ませてから美玲のマンションに向かった。


 俺達はずっと指を絡めて手を繋いでいる。


 マンションに到着し部屋に上がると、美玲はすぐに俺に腕を回して抱き着いた。


「お風呂行こうよ。背中流してあげよっか?」

 

 美玲に誘われるまま、二人で浴室に向かった。


「なんか恥ずかしいね。亮、先に入ってて」


「わ、分かった」


 俺は衣服を脱ぎ先に浴室内にに入ってシャワーを浴びる。


 少しして浴室のドアが開き美玲が中に入ってきた。


 憧れの人の肌の全てが露になっているので、どうしても俺の鼓動は激しく高鳴ってしまう。


 美玲はボディシャンプーを手に取ると、俺の背中を柔らかい手で撫でるように洗ってくれた。


 背中だけでなく前にも手が伸びてきて、背中には柔らかいものが直に押し当てられ、美玲の息遣いが間近で感じられた。


 俺の張り裂けそうになっている部分も優しく洗われてしまった。その後、美玲は俺から離れて背中を向ける。


「今度は亮が洗って」


 美玲の背中を遠慮気味に洗っていると「ちゃんと前も洗ってよ」と言うので、先ほど美玲が俺にしたのと同じように、前に手を伸ばしてできる限り優しく洗った。


 シャワーで泡を流し合った後で俺が湯船につかると、美玲はその上に重なるようにして湯船に入ってきた。


 二人の肌が密着している部分が心地いい。美玲が俺の手を掴んで自分の胸に押し当てた。


「凄くドキドキしてるの、分かる?」


「うん……」


 美玲も俺と同じだったことを知って嬉しくなった。


 ぬるめのお湯だったが、体温はどんどん上がっていき、のぼせそうになった。


 風呂から上がると、何度もキスしながら濡れた体をお互いに拭いた。


 美玲に手を引かれ寝室へ行き、二人してベッドに横になる。


 美玲が枕の下から何かを取り出した。


「ちゃんと、これ着けてね」


「美玲、準備良いね」


「そうだよ、早く亮とこうしたかった」


 美玲は俺の頭を抱き寄せて唇を重ねる。そんな美玲のことがたまらなく愛おしく感じ強く抱きしめた。




 * * *




 朝になり目を覚ますと、美玲は隣で微笑んでいた。


「おはよ。今からまたしたいけど仕事あるからね。朝食準備してくる」


 美玲は俺にキスをして起き上がり服を着る。


「亮の着替え、買っておいたからね」


 美玲は俺の替えの下着や服なんかも買ってくれていたようだ。


 彼女の準備してくれた朝食をとって、そのまま二人で出社した。


 仕事に取り掛かると今日はとてもはかどる。気分が上がっているのかな?


 張り切って仕事をしていると時間が経つのも早い。今日も残業だったが無事に仕事も終わった。


 美玲が俺に近寄ってきて声を掛ける。


「今日もうちに来て欲しかったんだけど、一維がどうしても話したいことがあるって言うから……」


「ああ、分かった」


 言い終わると、不意打ちでキスをしてやった。


 すると、美玲は目を大きく開いて頬を染めている。


「亮のくせに、彼氏っぽいことして……。ドキッとした」


 ああ、彼氏か……。


 俺は彼女ができた実感を噛みしめ帰路についた。




 部屋に戻ると、朱莉が出迎えて「おめでとう」と言ってくれた。


 朱莉が準備してくれていた夕食を食べながら、昨夜の出来事を報告した。


 俺が一通り話し終えると、朱莉が俺の近くに来て耳元で囁く。


「今日は美玲さんとできなくて寂しいよね? 今夜は私とする?」


「さすがに今はそんな気にはなれないよ」


 俺が断ると朱莉の表情が一瞬曇ったように感じた。直後にレイーシャモードの口調で言う。 


「そうですよね。では、私は隣の部屋で待機しています。何かあれば呼んでください」


 なぜか胸に痛みを感じたが、きっと一時の気の迷いだろうと自身に言い聞かせた。




 * * *


 


 翌朝、俺の部屋に朱莉が来ていて、いつものように朝食を準備してくれていた。


「朱莉?」


「はい、何でしょう?」


「いや……、レイーシャモードなんだなーと思って」


「亮さんは美玲さんときちんとお付き合いすることになったので、この方が都合が良いかと判断しました。ですがこれまで通り亮さんのサポートはしますし、一維さんへの対策も行いますのでご心配には及びません」


「そっか……」


 レイーシャモードでは、常に優しい微笑みを湛えており、嫌な感じは全くしないし癒される。


 朱莉モードは、俺への好意が振り切っている感じがとても嬉しい。なんとなく今の美玲に似た感じもする。


 朱莉に見送られ家を出た。レイーシャモードでも素敵な笑顔なんだけど、正直少し物足りないな。


 って、俺はなにを考えてるんだ? 


 ふぅ、と大きく息を吐いて、可愛い彼女が待っている会社へと向かうのだった。


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