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白い歯も涙も、、、

作者: Gyou

疲れた時、昔はよかったと思うことはありますか? 逢いたい人はいますか?

古いアルバムを開いたら

あなたの笑顔が

気づかないほど素敵にのぞき込んでいる

つくり笑いで見つめている私のそばへ

あなたの声が頑張れとそっと肩をたたく


私は坂の途中であきらめてしまったけれど

あなたは今でもあの眼差しで追い続けているかしら

夢見ていたころの記憶が鮮やかに今よみがえる

何でもできると信じていた気持ちを何処へ隠したの


今の私の顔ときたら

人混みに流されて

気づかないほど疲れて塞ぎ込んでいる

今では哀しみを憶えて

目尻の皴に大粒の涙抱いだいて笑って過ごしている


私は雑踏の中で見失ってしまったけれど

あなたは今でも熱い眼差しで追い続けているはず

通り過ぎた季節の日々を指折り数えてみれば

子どもの覚えた言葉の数よりもずっと多いようだわ


今ならあの時あなたが話してくれたことがわかるような気がする


あなたに逢いたくなったから船に乗って逢いに行くわ

だって飛行機じゃ

あの頃の私に戻るには短すぎるもの

深呼吸してを閉じれば

あなたの笑顔が、、、

 私はよく思い出します。感傷的にもなります。なぜ、今が辛くて苦しくて、あの頃は楽しくて切なさもあったけど笑っていられたのでしょうか? そこには、あなたがいたから、逢いたい気持ちは心の奥にしまってこっそりと思い出しては涙したりして。

 決して、今が一所懸命でないわけではなく、ダメな自分だけでもなく、それなりのしあわせは感じられていますが、何かが足りない。これでいいのか、と叫んでいる自分がいたりします。このまま命尽きるまで今の暮らしを続けて行ってもおそらくは周囲から見れば幸福な人生だったね、と言われることでしょう。

 でも、人生なんてそんな一言で語れるほど簡単で単純なものではありません。だったら、どうせ一度の人生、もう一度、否、何度でもはばたいてみたいと思いませんか? 私は思い行動します。

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