表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

想いの詩(仮題)

願い

作者: 浮き雲

願いというものは不思議なもので、自分のために願うときには、なにか後ろめたさを覚えます。見知らぬ人のために願うときには、少し偽善を覚えます。親しい人のために願うときには、少しだけ打算を感じます。愛する人のために願うときにだけ、とても、自然に思えます。

ですから、この詩には後ろめたさがあります。それが、悔しかったりします。



もしも、願いが叶うなら なにより、きみが淋しさを


覚えるときのないように いつも、身近な人たちに


囲まれ、絶えぬ笑顔にて 暮らしているよう願います




もしも、ふたつが叶うなら 僕と過ごした、あの日々が


嫌な記憶や癒されぬ 傷に変わりて残るより


いっそ、忘れてしまうよう 遠いきみへと願います




もしも、他にも叶うなら 忘れた僕を思い出す


そんな、昨日を振り返る 明日がきみに来ないよう


ただ、しあわせを積み上げる きみの暮らしを願います




もしも、最後にひとつだけ 僕に願いが叶うなら


(ずっと、先でも構わない)


きみと僕とが、魂の 近しき者の親しさを


もって、再び会えるよう ただ、逢えるよう願います





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 相手のことを、ただ想い。 それでも最後に自分の想いが漏れ出てしまう。 そんな人間臭さみたいなものが好きです。 初詣とかで願をかけるとこは、ここ何十年「いきとしいけるもの なべてみな こころ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ