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想いの詩(仮題)

願い

作者: 浮き雲

願いというものは不思議なもので、自分のために願うときには、なにか後ろめたさを覚えます。見知らぬ人のために願うときには、少し偽善を覚えます。親しい人のために願うときには、少しだけ打算を感じます。愛する人のために願うときにだけ、とても、自然に思えます。

ですから、この詩には後ろめたさがあります。それが、悔しかったりします。



もしも、願いが叶うなら なにより、きみが淋しさを


覚えるときのないように いつも、身近な人たちに


囲まれ、絶えぬ笑顔にて 暮らしているよう願います




もしも、ふたつが叶うなら 僕と過ごした、あの日々が


嫌な記憶や癒されぬ 傷に変わりて残るより


いっそ、忘れてしまうよう 遠いきみへと願います




もしも、他にも叶うなら 忘れた僕を思い出す


そんな、昨日を振り返る 明日がきみに来ないよう


ただ、しあわせを積み上げる きみの暮らしを願います




もしも、最後にひとつだけ 僕に願いが叶うなら


(ずっと、先でも構わない)


きみと僕とが、魂の 近しき者の親しさを


もって、再び会えるよう ただ、逢えるよう願います





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― 新着の感想 ―
[一言] 相手のことを、ただ想い。 それでも最後に自分の想いが漏れ出てしまう。 そんな人間臭さみたいなものが好きです。 初詣とかで願をかけるとこは、ここ何十年「いきとしいけるもの なべてみな こころ…
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