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メグ美農園の収穫祭へようこそ(改訂版)  作者: s_stein & sutasan
第1章 荒れ地の果てに
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21.コテージの中が異様に広い

 オークさんとクラウディアさんに拍手で迎えられた後、私はレモネードをごちそうになるため、コテージの中へ入った。考えてみれば、自分の家なので帰宅か。


 建物の中は先ほど一度見ているが、急いでいたので詳しくは見ていない。全ての窓を全開にしてランプを消していたから、少し雰囲気が違って見えた。


 部屋の広さが気になったので、もう一度コテージの外に出て建物全体の大きさを把握し、また部屋に戻った。


 やはりそうだ。外観からは想像できないほど中が広い。少なくとも倍はあると思う。


 ドアを通るとそこは異空間って感じ。まあ、ゲームだから許そう。



 ゲームにインした時に見たテーブルは、窓からの光でよく見えたが、横長で八人掛けの木目調の重厚なテーブル。長いところは向かい合って三人ずつ六人がかけられる。


 お誕生日席だけ椅子の背もたれが長くて、装飾が豪華な椅子に見えるが、他はシックな感じの木製の椅子。


 奥にはゆったりと座れる八人分のソファがあり、緑の絨毯が敷かれている。


 暖炉もある。鹿の角が飾ってある。照明は電球ではなくアンティークなランプが3箇所にぶら下がっているのだが、窓が閉まっていても十分な明るさだったのは経験済み。


 開け放たれた4箇所の窓は観音開きではなく、上に(ちよう)(つがい)があって外側に押してつっかえ棒で支える物。


 網戸ではないので、虫がたくさん入ってきそうで心配だが、そこまでこのVRゲームが再現するかどうか。再現していそうで怖いが。


 クラウディアさんは奥の扉を開けて吸い込まれていった。オークさんが「あそこが調理場じゃ」と教えてくれた。そして――、


「その左隣の扉から向こうに廊下があって、両側に10ずつ、合計20の部屋がある」


 オークさんはサラッと凄いことを口にする。倍はあると思ったのは訂正。この空間、外観より中の広さは5倍以上ありそうです。

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