表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
メグ美農園の収穫祭へようこそ(改訂版)  作者: s_stein & sutasan
第3章 収穫の時
150/150

150.暖かい日差しに祝福されて

 四人で全ての木を見て回った後で、エレナさんが「あのさぁ」と切り出した。


「何?」


「ちょっと話したいことがあるんだけど」


「どんな話?」


「私――いや、私たちのこと」


 彼女は、テレーザさんとカレンさんに目配せする。


 すると、テレーザさんは「私も伝えたいことがあるの」とモジモジして、カレンさんも「私も」と言ってからはにかんだ。


 私はその意味をすぐに理解した。


 そして、決心する。


「ちょうどよかった。私も話したいことがあるの。コテージに戻らない?」


「そうだね」「そうしましょう」「うん」


 この時、空がみるみる晴れ上がり、暖かい日差しが私たちを包み込むと、風が四人の背中を優しく押した。


 まるで、これからの私たちを祝福するかのように。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ